*《&ruby(しゅてんどうじ){酒呑童子};/Shutendoji》 [#top]
 効果モンスター
 星4/地属性/アンデット族/攻1500/守 800
 1ターンに1度、次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
 ●自分の墓地に存在するアンデット族モンスター2体を
 ゲームから除外する事で、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
 ●ゲームから除外されている
 自分のアンデット族モンスター1体をデッキの一番上に戻す。

 [[LIMITED EDITION 14>LIMITED EDITION#n0068fc3]]で登場した[[地属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[墓地]]の[[アンデット族]]を[[除外]]して[[ドロー]]する[[起動効果]]、[[除外]]されている[[アンデット族]]を[[デッキトップ]]に[[戻す]][[起動効果]]を持つ。

 双方の[[効果]]共に[[アンデット族]]を必要とするため、[[【アンデット族】]]もしくは[[アンデット族]][[モンスター]]を主軸とする[[デッキ]]に投入することになる。~
 [[攻撃力]]1500・[[守備力]]800と[[ステータス]]は低めだが、それが幸いして[[《ゴブリンゾンビ》]]・[[《ピラミッド・タートル》]]・[[《巨大ネズミ》]]の全てに対応してるので[[サーチ]]に困ることはないだろう。~

 1つ目の[[効果]]については、[[アンデット族]]は[[墓地]]からの[[特殊召喚]]に長けた[[種族]]であり、[[除外]]しては[[蘇生]]できなくなるため、あまり相性が良いとは言えない。~
 それでも、[[アドバンテージ]]を稼ぐ事が出来るのは確かであり、優秀な[[効果]]であると言える。~
 [[コスト]]に適任な[[カード]]としては、使い終わった[[《ピラミッド・タートル》]]等や[[特殊召喚]]できない[[《イモータル・ルーラー》]]等が候補に挙げられる。

 2つ目の[[効果]]については、[[除外]]された[[アンデット族]]を回収できるため、利用価値はある。~
 自身の[[効果]]で[[除外]]された[[《ゾンビキャリア》]]・[[《馬頭鬼》]]・[[《ワイトプリンス》]]等を回収できれば、更なる展開が期待できる。~
 さらに、それらを[[デッキトップ]]に[[戻し>戻す]]た直後に[[《名推理》]]を[[発動]]することで、[[相手]]が当てても外しても[[自分]]にとっては有利な状態になる。~
 [[《名推理》]]の代わりに[[《モンスターゲート》]]を用いれば、使用済みの[[エクシーズモンスター]]を処理しつつ、それらを再利用できるため双方合性が抜群によい。~

 しかし、なにも[[コンボ]]を考えなければ[[ドローロック]]が掛かるだけであり、[[アンデット族]]は[[墓地]]にあった方が何かと都合が良く、ただ単に自分の首を絞める結果になりうることもあるだろう。再利用と言う観点から見れば[[《異次元からの埋葬》]]で直接[[墓地]]に[[戻し>戻す]]た方が良い場面も多い。~
 [[《デーモンの宣告》]]等で[[ドロー]]加速したり[[《アームズ・ホール》]]等で[[墓地へ送ったり>墓地へ送る]]する方法もあるが、いずれにせよ使い所を選ぶことになるだろう。~

-2体以上並んでいれば、[[墓地]]の[[アンデット族]]2枚を[[コスト]]に[[除外]]されている[[アンデット族]]1枚を[[手札]]に加えられる。~
[[《虚空海竜リヴァイエール》]]等を併用すれば2体並べる事も容易。

-[[【ネクロフェイス】]]との相性は抜群。~
[[墓地]]に落ちた[[《ネクロフェイス》]]は1番目の[[効果]]で[[除外]]して[[デッキ破壊]]を加速させる。~
[[除外]]された[[《ネクロフェイス》]]は2番目の[[効果]]で回収する事で再び[[除外]]させる機会を得られる。~
続けて[[《闇の誘惑》]]や[[《次元合成師》]]を使えば[[ドローロック]]もなく[[デッキ破壊]]できる。~

--このように[[コンボ]]が望めるためか、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]で[[《ネクロフェイス》]]が[[制限強化]]された。~

-「酒呑童子」とは、大江山に棲んでいたとされる[[鬼>《赤鬼》]]の頭領である。~
妖怪の中でも相当な霊力を持ち、九尾の狐である玉藻前や、[[大天狗>《偉大天狗》]]となった崇徳天皇と並んで日本三大悪妖怪とされ、日本最強の鬼であるとも言われる。~
出生には諸説あるが、伊吹山近辺に伝わる伝承では、[[八岐大蛇>《八俣大蛇》]]が[[スサノオ>《雷帝神》]]との戦いに敗れて出雲国から近江へと逃げ、そこで人間の娘との間に設けた子供が酒呑童子だと言う説がある。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXにおける「万丈目vs三沢」戦で三沢が使用。~
漫画版では「この[[カード]]が[[墓地]]から[[特殊召喚]]されたら[[攻撃力]]2000になる」という[[効果]]であり、OCGと全く異なっている。~
[[戦闘破壊]]された後、[[罠カード]]《怨霊の執念》の[[効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]され、[[攻撃力]]を上げた。~
「三沢vsマッケンジー」戦では[[フィールド]]上に出ることは無かったが《牛頭鬼》の[[効果]]で[[デッキ]]から[[墓地]]へ送られ、[[《赤鬼》]]の[[特殊召喚]]条件を満たすのに貢献した。~

//-コナミのゲーム作品において―~
//遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORでは仕様により、[[自分]]の[[ターン]]にしか[[墓地]]及び[[除外]]ゾーンの[[カード]]を確認できない。~
//これにより[[相手]]に2番目の[[効果]]を使用されると何の[[カード]]を戻したのかその[[ターン]]中には判別できない事態が起こる。~
//左クリック押しっぱなしの思考中に確認できます。~

**関連カード [#card]
-[[《サイバー・ヴァリー》]]

-[[《馬頭鬼》]]
-[[《怨念の魂 業火》]]
-[[《赤鬼》]]
-[[《火車》]]

-[[《超重神鬼シュテンドウ−G》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【酒ネクロ】>【ネクロフェイス】#v22c0e98]]

//―《酒呑童子》の姿の見られるカード

**収録パック等 [#pack]
-[[LIMITED EDITION 14>LIMITED EDITION#n0068fc3]] LE14-JP004 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:[[ドロー]]する[[効果]]で[[墓地]]の[[アンデット族]]を[[除外]]するのは[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]です。(08/12/28)

Q:[[デッキの一番上]]に[[戻す]][[効果]]は、[[戻す]][[モンスター]]を[[対象]]にとる[[効果]]ですか?~
A:[[発動]]時に[[戻す]][[モンスター]]を[[対象]]にとり、[[効果解決時]]に[[デッキの一番上]]に戻します。(08/12/28)

Q:[[自分]]の[[デッキ]]が0枚の場合、この[[カード]]の[[効果]]で[[デッキの一番上]]に[[アンデット族]]を[[戻す]][[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。(12/03/24)