《首なし騎士/Headless Knight》 †
通常モンスター
星4/地属性/悪魔族/攻1450/守1700
反逆者に仕立て上げられ処刑された騎士の亡霊。
失ったものを求め、出会った者に襲いかかる。
Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−で登場した地属性・悪魔族の下級モンスター。
リクルーターに対応し、《奈落の落とし穴》・《平和の使者》に掛からない最大の攻撃力を持つ。
特に《奈落の落とし穴》に関しては《レスキューラビット》から《交響魔人マエストローク》に繋げられるという動きは《デーモン・ソルジャー》などにはない利点である。
ただしそれなりにあるとはいえ守備力も中途半端であり、同じ動きができる《暗黒界の番兵 レンジ》・《地縛霊》は手札に来ても幾分か持て余しにくい。
《ジェム・マーチャント》で強化すればそれなりの数値になるが、さして強力なサポートカードというわけでもなく、結局単体で使いづらい事に変わりはない。
上記壁モンスターに比べそこそこの攻撃力をもつために《E−HERO ダーク・ガイア》の融合素材となり得る。
《レスキューラビット》から《ジェムナイト・パール》をエクシーズ召喚すれば、《ダーク・コーリング》で4050と《オベリスクの巨神兵》までを処理できる十分な数値となる。
これらモンスター全てが地属性であるため、《ブロック・ゴーレム》との併用も可能である。
- 首なし騎士(Headless Horseman)の中でも特に有名なのは、ニューヨーク北部で古くから語り継がれている「スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow)」の伝説であろう。
首を切られて殺された騎士が、失った自分の首を求めて人間の首を次々に切り落としては持ち去っていくという古典ホラーである。
後に映画化され、直接伝承を知らない者からも認知されるようになった。
アイルランドにはデュラハンという首無し騎士伝説が伝わるが、こちらは亡霊ではなく妖精・精霊の一種だと言われている。
- アニメでは名前が少々異なり、《首なしの騎士》であった。
アニメでは原作よりも登場が早く「闇バクラvsゴースト骨塚」戦で使用されている。
「ここら辺は昔、首塚だった。だから首無しの亡者が出る。」という口上で召喚し骨塚を驚かせた。
首無しではあるが、このモンスター自体は中世ヨーロッパ的な外見であり、日本の首塚に葬られるような感じではない。
《メデューサの亡霊》に倒されるが、《浅すぎた墓穴》によって蘇生され《死霊伯爵》の生け贄を担った。
アニメオリジナルの「海馬vs闇バクラ」戦では、《死霊伯爵》と融合して《死霊公爵》なる融合モンスターが登場している。
なお、デュエルディスクに置かれていた《死霊公爵》のカードの色はなぜか効果モンスターのそれであった。
- コナミのゲーム作品において―
「TAG FORCE5」で配信されているデッキレシピ「ボクと契約して決闘者になってよ!」のサイドデッキにこのカードが収録されている。
シナジー等を期待しての採用ではなく、元になったアニメ作品である「魔法少女まどか☆マギカ」の1シーンを再現したものと思われる。
関連カード †
収録パック等 †