*《&ruby(しゅうしゅく){収縮};/Shrink》 [#j50cc465]
 速攻魔法
 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
 選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。

 [[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]]で登場した[[速攻魔法]]。~
 [[表側表示]][[モンスター]]1体の[[元々の攻撃力]]を、[[エンドフェイズ]]まで半分にする[[効果]]を持つ。~

 [[ダメージステップ]]中に[[発動]]し、[[戦闘破壊]]を狙うのが基本となる。~
 類似する[[効果]]を持つ[[《突進》]]と比較すると、[[《突進》]]は[[自分]]の[[モンスター]]に対して[[発動]]することが多く[[無効]]化されにくいこと、[[守備表示]][[モンスター]]に有効な点で勝るが、[[破壊]]できる[[モンスター]]の範囲はこちらの方が大きい。~

 基本は[[相手]][[モンスター]]に対して[[発動]]するが、[[自分]]の[[モンスター]]に使用できることも考慮に入れておこう。~
 [[《奈落の落とし穴》]]等が[[発動]]された場合、[[攻撃力]]を下げることで回避できる。~
//[[《ニュート》]]等の[[誘発効果]]で上昇する[[攻撃力]]も「一時的に」[[リセット]]できる。~
//↑FAQより調整中(10/05/19)
 ''[[他のカードとの兼ね合いは複雑なので「元々の攻撃力(巨大化・収縮について)」を必ず参照すること。>元々の攻撃力(守備力)#pbd7069c]]''~
//調整中事項多し。

 [[汎用性]]の高い[[カード]]であるため、様々な[[デッキ]]に投入できる。~
 一般的な[[ビートダウン]]である[[【スタンダード】]]等にも投入され、[[【お触れホルス】]]等の[[速攻魔法]]が主となる[[デッキ]]では特に活躍できる。~

-''[[このカード及び他のカードの発動順の詳細はダメージステップを参照。>ダメージステップ#f84f19a7]]''~
基本的に[[フリーチェーン]]で[[フィールド]]上[[表側表示]][[モンスター]]がいれば[[発動]]が可能で、[[ダメージステップ]]では「[[ダメージステップ]]開始後([[リバース]]後)」のタイミングまでがその[[戦闘]]に有効な[[発動]]可能タイミングである。

--「[[ダメージ計算]]時」には[[発動]]できないことに特に注意。

-この[[カード]]は[[モンスター]]の[[戦闘]]の補助のためのものであり、[[モンスター]]を直接[[除去]]しない。~
[[汎用性]]の高い[[上級モンスター]]対策としては[[《地砕き》]]・[[《奈落の落とし穴》]]等もあり、それらは直接的かつ[[戦闘]]を介する必要もない。~
一方《収縮》は[[効果]][[破壊]][[耐性]]のある[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《我が身を盾に》]]等に対して有効といえる。~
また、[[戦闘破壊]]すること自体に意義がある[[《トラックロイド》]]や[[ホルスの黒炎竜]]などの補助や、[[黒蠍]]のような[[戦闘ダメージ]]によって[[効果]]が[[発動]]する[[モンスター]]の補助にも有用である。

-[[《合成魔獣 ガーゼット》]]・[[《偉大魔獣 ガーゼット》]]・[[《霧の王》]]等の[[召喚]]時に[[攻撃力]]が決定する[[モンスター]]に対して[[発動]]した場合は0となり、[[エンドフェイズ]]以降も戻らない。~
一方、[[永続効果]]で[[攻撃力]]が常に変化している[[モンスター]]に対して[[発動]]した場合はこの[[カードの効果]]が適用されるが、その後にこれらの[[モンスター]]の[[攻撃力]]が変化する[[永続効果]]が適用され、結果[[攻撃力]]が変化しない。~
しかし、[[《カオス・ネクロマンサー》]]、[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]、[[フォーチュンレディ]]等も[[永続効果]]で[[攻撃力]]が変動するタイプであるのに、これらには[[発動]][[ターン]]のみ《収縮》が[[適用]]され[[攻撃力]]0になり、[[適用]]が終われば自身の[[効果]]で[[攻撃力]]を再計算するという裁定になっている。(FAQ及び、[[特殊裁定]]参照)~
[[効果]]の微妙な差異から、似たような攻守変動[[効果]]を持つ[[モンスター]]でも効く/効かないの区別が難しい。~
→[[元々の攻撃力(守備力)]]参照

-分かりづらいが、「その[[モンスター]]の[[元々の攻撃力]]は半分の数値になる」のではなく、「その[[モンスター]]の[[攻撃力]]は、[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]の半分の数値になる」という意味。~
ゆえに、[[《サブマリンロイド》]]等では半分にする前の[[攻撃力]]を参照する。

//-[[《月の書》]]とは同じ[[速攻魔法]]という事もありよく比較される。~
//汎用性の面ではあちらが優れるものの、戦闘補助の面では[[ダメージステップ]]に発動できるこちらの方が優れている。
//そもそも役割が違うから。 それと《突進》のほうがよく比較されていないか? 
//突っ込みへの返しなしにコメントアウト解除されてたので、修正しておきます
//役割の違いは認めるけどもどっちを優先するかで議論される事が多いのも間違いないと思う
//役割が違う以上、優先するかで議論される事は多くないじゃないの? それ以上に同じ速攻魔法で戦闘補助の《突進》の方が比較対象になりやすい。

-当初は[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]]にのみ収録されていたため、長い間入手が困難だったが、[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]]にてようやく再録された。~
この時のテキストは一字だけ[[エラッタ]]されているが、[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]]では第6期仕様へとさらに[[エラッタ]]されている。~
しかし[[《巨大化》]]とは違い、上記の[[元々の攻撃力]]についての分かりづらい部分は明文化されなかった。~

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」の「海馬vsイシズ」戦において海馬が使用。~
イシズの[[バトルフェイズ]]時に[[《ブラッド・ヴォルス》]]を対象に[[発動]]し、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体にしている。~
その後の「バトルロイヤル」では、[[《ダークジェロイド》]]が[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]に[[攻撃宣言]]した際、海馬が[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]に対し[[発動]]し、城之内の計算を狂わせた。~
この時は[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]が[[《右手に盾を左手に剣を》]]の[[効果]](アニメでは[[《ダークジェロイド》]]の[[効果]])によって変化した[[攻撃力]]が半減していたため、判定する[[攻撃力]]は元々の数値ではないようだ。 

--アニメオリジナルでは頻繁に登場。~
「城之内vs海馬」戦では、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]の[[攻撃宣言]]時に[[《ガーゴイル・パワード》]]に使用し、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の媒体とした。~
なお結果論だが、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]に対して[[発動]]されていたら城之内は海馬の宣言通り「瞬殺」されていた。~
「ドーマ編」の「海馬vsペガサス(アメルダ)」戦では[[《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》]]に使用したが、徒労に終わっている。~
「遊戯vsラフェール」(1戦目)においてラフェールが使用。~
[[フィールド魔法]]《オレイカルコスの結界》によって[[強化]]された[[《ブラック・マジシャン・ガール》]]が[[《カタパルト・タートル》]]の[[効果]]で[[射出]]される際に使用し、敗北を免れた。~
OCGでは計算が若干異なる上、またこのタイミングでは[[空撃ち]]になってしまう。~
「遊戯&海馬vsダーツ」戦でも海馬が使用。~
《オレイカルコス・ディアボロス》の[[攻撃宣言]]時の[[効果]]で[[攻撃表示]]に変更させられた[[《異次元竜 トワイライトゾーンドラゴン》]]で返り討ちにしようとしたが、[[フィールド魔法]]《オレイカルコス・トリトス》によって[[無効]]にされ[[破壊]]された。~
「海馬vsジーク」戦では、[[魔法カード]]《天馬の翼》で[[直接攻撃]]を可能とした《ワルキューレ・ブリュンヒルデ》に対して[[発動]]し、敗北を免れた。 

--バクラの挑戦を受けた海馬が出したアタッシュケースに入っていた[[カード]]の内の1枚。~
直後の「海馬vs闇獏良」戦では《死霊侯爵》に対して[[発動]]し、[[《ブラッド・ヴォルス》]]で返り討ちにしたかに見えたが、《死霊侯爵》は[[戦闘破壊]][[耐性]]を備えていた。

-コナミのゲーム作品において―~
GBAソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/index.html]]」では、英語名が《Collapse》となっている。~
しかし、実際に作られたカードでは《Shrink》であった。~
--ちなみに「collapse」とは「崩壊」「陥没」「倒壊」を意味する。
--[[DUEL TERMINAL]]では海馬及びペガサスが使用。~
基本的にプレイヤーの[[攻撃宣言]]時を狙って[[発動]]する。

**関連カード [#jb26f084]
-[[《ハーフ・シャット》]]

-[[《銀幕の鏡壁》]]

-[[《突進》]]
-[[《フォース》]]
-[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]

-[[《きまぐれの女神》]]
-[[《勇気の砂時計》]]

-[[《巨大化》]]

-[[《アーマード・ビー》]]
-[[《BF−疾風のゲイル》]]
-[[《邪神ドレッド・ルート》]]

-[[《E・HERO ガイア》]]

-[[《宇宙の収縮》]]
**収録パック等 [#adf9242b]
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-020 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP018
-[[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]] SD18-JP023

**FAQ [#f5a491cb]
Q:同一[[モンスター]]に2枚[[発動]]し、[[攻撃力]]を1/4にすることは出来ますか?~
A:いいえ、出来ません。

Q:[[装備魔法]]等で強化されている[[モンスター]]に対し[[発動]]した場合、計算はどのように行いますか?~
A:まず《収縮》の[[効果]]で元々の[[攻撃力]]を半分にし、その後[[装備魔法]]等によるステータス変化を計算します。~
 例えば、[[攻撃力]]3000の[[モンスター]]が[[《デーモンの斧》]]を装備しているとします。~
 この[[モンスター]]に《収縮》を[[発動]]した場合、3000÷2=1500とした後で[[《デーモンの斧》]]の計算をし1500+1000=2500となります。

Q:[[《リミッター解除》]]で[[攻撃力]]が2倍になった[[《ナノブレイカー》]](基本[[攻撃力]]1600)に《収縮》を[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[《リミッター解除》]]の[[効果]]をキャンセルして《収縮》の[[効果]]を計算するため、[[攻撃力]]は800になります。~
 なお、[[《リミッター解除》]]の[[攻撃力]]上昇はキャンセルされますが、[[エンドフェイズ]]の[[破壊]][[効果]]はキャンセルされません。

Q:逆に《収縮》で[[攻撃力]]が1/2になった[[《ナノブレイカー》]](基本[[攻撃力]]1600)に[[《リミッター解除》]]を[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:800×2=1600となります。

Q:[[《巨大化》]]で[[攻撃力]]が2倍になった[[《ナノブレイカー》]]([[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]1600)に《収縮》を[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
 また、《収縮》で[[攻撃力]]が1/2になった[[《ナノブレイカー》]]([[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]1600)に[[《巨大化》]]を[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
 ([[《リミッター解除》]]は「[[攻撃力]]」を2倍にするが、[[《巨大化》]]は「[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]」を2倍にするため、[[効果]]が異なる)~
A:「元々の数値が2倍(もしくは半分)になる[[効果]]」が複数回適用される場合、後から[[発動]]した[[効果]]に上書きされます。~
 つまり「[[《巨大化》]]→《収縮》」ならば800に、「《収縮》→[[《巨大化》]]」ならば3200になります。


Q:[[攻撃力]]2000の[[モンスター]]が[[《突進》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]2700となっています。~
 この[[モンスター]]に《収縮》を[[発動]]した場合、どうなりますか?~
A:[[《突進》]]の上昇分はキャンセルされ、[[攻撃力]]は1000になります。~
 これは、[[《突進》]]の[[効果]]が、[[装備魔法]]等のように永続的な物ではないからです。

Q:[[リバース効果]]で[[攻撃力]]2400となった[[《ニュート》]]に[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
//A:[[《ニュート》]]の[[攻撃力]]変化は永続(つまりは《収縮》の処理後に再計算するもの)ではないため、1900÷2=950となります。~
//  なお、[[ターン]]が終了した場合は《収縮》[[適用]]前の[[攻撃力]]である2400に戻ります。(10/10/30)~
A:[[調整中]](10/10/31)

Q:自身の[[効果]]で[[攻撃力]]がアップしている[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]・[[《E・HERO ガイア》]]・[[《ダーク・クルセイダー》]]・[[《カードガンナー》]]に[[発動]]した場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[元々の攻撃力]]の半分になった状態から、自身の[[効果]]で[[攻撃力]]がアップします。~
  なお、[[《E・HERO ガイア》]]については[[調整中]](10/10/31)

Q:「[[攻撃力]]は○○になる」[[効果]]を持つ[[モンスター]]に[[効果]]を[[適用]]した場合はどうなりますか?~
A:カードによって異なります。(09/06/12)~
  [[元々の攻撃力(守備力)]]を参照してください。

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