遊戯王カードWiki - 《終焉の王デミス》のバックアップ(No.40)

《終焉(しゅうえん)の王(おう)デミス/Demise, King of Armageddon》 †

儀式・効果モンスター
星８/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
フィールドか手札から、レベルの合計が８になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
２０００ライフポイントを払う事で、
このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。

　SHADOW OF INFINITYで登場した、闇属性・悪魔族の儀式モンスター。
　2400の攻撃力と、自身を除いたフィールド上のカードを全て破壊する起動効果を持つ。
　儀式モンスターの中でも群を抜いた採用率を誇る儀式モンスターの筆頭格である。

　ライフを2000支払う事で自身を破壊することなく全体除去を行う効果は強力。
　ライフコストはやや高いが高確率でダイレクトアタックが通るため、このモンスターだけでも2400ダメージが見込めあまり気にならない。
　下級モンスターを召喚して共に攻撃すれば4000ダメージを超え、特殊召喚を駆使してモンスターを並べれば8000ダメージへも容易に到達する。

　また、火力に特化した構築を求めるならば、《Ｅ－ＨＥＲＯダーク・ガイア》の採用が考えられる。
　《終焉の王デミス》自身が悪魔族であるため岩石族のモンスターは《高等儀式術》で墓地に落とせば瞬時に召喚できる。
　また、《終焉の王デミス》でフィールドを一掃しておけば、《Ｅ－ＨＥＲＯダーク・ガイア》の攻撃をほぼ確実に通すことができる。
　ただ、構築が【ダーク・ガイア】よりになる為、【ダーク・ガイア】に《終焉の王デミス》を組み込む形になる。
　そのため、この場合の構築に関しては【ダーク・ガイア】を参照してほしい。

　《高等儀式術》を使わない場合、ガジェットを使えば、比較的簡単に召喚できるだろう。
　手札にガジェットを残しておければ、効果発動後の戦線維持を補助できる点も見逃せない。

　《契約の履行》で蘇生して効果を発動すると自壊してしまうため、《ハリケーン》や《非常食》で完全蘇生させたい。全体破壊する為だけに使うと考えても良い。
　自分のカードも巻き込んで破壊するため、《呪われた棺》《黄金の邪神像》の発動条件も満たすことができる。
　攻撃できなくても効果は使えるため、比較的《限定解除》と相性が良い。
　合計3000ものライフが飛ぶが、《エンド・オブ・ザ・ワールド》《奈落との契約》を使う場合よりも、手札を消耗しない。
　だが、やはり手札消耗を抑える目的であれば、多少デッキ調整が必要でも《高等儀式術》の方が使いやすいか。

「王」よりも「使者」の方が破壊効果は強烈。
だが、｢王｣は自らの破滅を招くことなく、フィールドに留まる。
力を制御できている辺りが｢王｣と「使者」の違いである。

「デミス（demise、実際の発音はディマイズに近い）」とは、英語で「消滅」「終焉」を意味する。
まさに肩書き通りの名なのだが、同時に「譲位」という意味もある。

【デミスドーザー】を筆頭とする儀式召喚型の１ターンキルデッキのキーパーツとして現在もその名を轟かせているモンスターだが、09/09/01の制限改訂でついに制限カードに指定された。

コナミのゲーム作品において―
- ｢スピリットサモナー｣では、バグにより《リビングデッドの呼び声》で蘇生した状態で効果を発動しても自壊しない。
  2007年9月13日に行われた遊戯王オンラインの制限改訂では制限カードにされている。

遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは世界大会決勝を除いてイベントの殆どをシングルデュエル形式で行う為、【デミスドーザー】が非常に蔓延していた。
よって、キーパーツである《終焉の王デミス》《高等儀式術》《デビルドーザー》が揃って制限カードになっている。
だが《高等儀式術》の制限化の少し前に見なくなったOCGとは違い、いまだにこのカードが猛威を振るっている。
《デビルドーザー》の制限化を《思い出のブランコ》で代用した【デミスブランコ】(通称デミブラ)という型も誕生し2008/9/12の改訂で《思い出のブランコ》が制限カードとなっている。
その後は《ダーク・コーリング》の実装によって【デミスガイア】が１ターンキルの１つとして君臨している。