*《&ruby(じゅうにしし){十二獣};モルモラット/Zoodiac Ratpier》 [#top]
 効果モンスター(制限カード)
 星4/地属性/獣戦士族/攻   0/守   0
 (1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
 デッキから「十二獣」カード1枚を墓地へ送る。
 (2):このカードを素材として持っている、
 元々の種族が獣戦士族のXモンスターは以下の効果を得る。
 ●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 手札・デッキから「十二獣モルモラット」1体を特殊召喚する。
//英語名:https://yugiohblog.konami.com/articles/?p=8078


 [[レイジング・テンペスト]]で登場した[[地属性]]・[[獣戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[召喚に成功した]]場合に[[十二獣]]を[[墓地へ送る]][[誘発効果]]、[[獣戦士族]]の[[エクシーズ素材]]となっている時に[[同名カード]]を[[リクルート]]する[[起動効果]]を付与する[[ルール効果]]を持つ。~

 (1)の[[効果]]は[[十二獣]][[カード]]を[[墓地へ送る]][[効果]]。~
 [[《十二獣サラブレード》]]を[[墓地]]へ送り[[《十二獣タイグリス》]]で[[エクシーズ素材]]化して[[エクシーズモンスター]]の[[攻撃力]]を上げたり、[[《十二獣ライカ》]]で[[蘇生]]させる[[《十二獣ラム》]]などを[[墓地へ送る]]ことができる。~
 [[《十二獣の方合》]]を[[墓地に送り>墓地へ送る]]、急速に[[エクストラデッキ]]から失われる[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]の回収の準備を行うことも可能。~

 (2)は[[獣戦士族]][[エクシーズモンスター]]に「《十二獣モルモラット》を[[リクルート]]する[[効果]]」を付与するもの。~
 [[発動]]するには[[エクシーズ素材]]として1枚、[[デッキ]]に1枚以上の《十二獣モルモラット》が必要であり、[[制限カード]]となっている現在は、事実上この[[効果]]は使用不可能である。~
//全盛期の[[【十二獣】]]の強さを支えた強力な[[効果]]であるが、[[エクシーズ素材]]として1枚、[[デッキ]]に1枚以上の《十二獣モルモラット》がなければ[[発動]]できない。~
//環境を十二獣一色に染め上げたほどの効果なんだから「強力」をわざわざ消して回らないでくれ
//効果が強いことと発動条件を逆接でつないで、何を言いたいのかわからない文章になっている
 なお、[[1ターンに1度]]の制約がついているものの、[[効果]]使用後に別の[[十二獣]]を重ねることで再度[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]できるという裁定である。~
 そのため、[[制限カード]]化前は1体から容易に2体の追加[[リクルート]]が可能であり、別の[[ランク]]4を出したり、自身が[[十二獣]]なので別の[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を重ねるなどし、大幅な[[アドバンテージ]]を稼げた。~
 より詳細な解説は[[【十二獣】]]の[[戦術>【十二獣】#strategy]]の項を参照。~

 最大の強みである(2)の[[効果]]が使用できず、(1)の[[効果]]だけでは採用に目立った[[メリット]]が見出し難い。~
 更に攻守が0なので、[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]の攻守を上げることもできない。~
 [[制限改訂]]によって採用意義を失うほどに弱体化してしまった[[カード]]である。~

//-[[制限カード]]化前及び[[マスタールール3]]の状況における(2)の[[効果]]について。~

//--上述にもある通り、この[[カード]]を[[エクシーズ素材]]としている[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]Aがこの[[効果]]を[[発動]]。~
//その後Aに重ねて[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]Bを[[エクシーズ召喚]]すると、BはAと別の[[モンスター]]であるため、この[[効果]]を再度[[発動]]できる。~
//さらに、この[[カード]]自身も[[十二獣]]なので、この[[カード]]1枚を素材に[[十二獣]][[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]可能。~
//したがって、この[[カード]]に[[十二獣]]Aを重ねる→AにBを重ね、Aを[[コスト]]にこの[[効果]]を[[発動]]→BにCを重ね更に[[効果]][[発動]]→[[リクルート]]された《十二獣モルモラット》×2で[[エクシーズ召喚]]、と繋げる事で、この[[カード]]1枚から[[ランク]]4を2体並べる事が可能であった。~
//もちろん、その[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]達もそれぞれに固有効果を持つため、得られる[[アドバンテージ]]は更に大きい。~
//より詳細な解説は[[【十二獣】]]の[[戦術>【十二獣】#strategy]]の項を参照。~
//長いので要点を上にまとめた

-その驚異的な展開能力と親和性の高い[[出張]]性能により、登場後の[[環境]]が[[【十二獣】]]及びそのギミックを取り込んだ[[デッキ]]のみになってしまっていた。~
どの[[デッキ]]からも同じような展開がなされる単調な[[デュエル]]ばかりとなっていたこともあり、[[デッキ]]構築の幅を大きく狭めてしまう原因だと批判も強い[[カード]]であった。~
そのため、[[17/04/01>リミットレギュレーション/2017年4月1日]]で[[制限カード]]に指定された。~
この[[カード]]の最大の強みであった(2)の[[効果]]がほぼ使用不可能という、非常に厳しい規制だと言えるだろう。~

--以前にも[[同名カード]]を参照する、または[[積む]]ことで[[同名カード]]間に強烈な[[シナジー]]を産む[[カード]]が規制されることはあった。~
しかしそれらはいずれも[[準制限カード]]で留まっている。([[《ゴブリンのやりくり上手》]]や[[《輪廻天狗》]]や[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]など)~
//こうした[[カード]]は3[[積み>積む]]出来なくなればそれで十分以上に[[弱体化]]するためである。~
//そこに来てこの[[カード]]の[[制限カード]]指定は、[[遊戯王OCGの歴史]]の中でも非常に重いものだといえる。~
//同パックに禁止になったカードもあるし
「[[同名カード]]を参照する」[[効果]]を持つ[[カード]]で他に[[制限カード]]になったのは[[《揺れる眼差し》]]のみであり、非常に珍しく厳しい例である事が伺える。~

//--「[[同名カード]]を参照する」[[効果]]を持つ[[カード]]で他に[[制限カード]]になったのは[[《揺れる眼差し》]]のみである。~
//しかしあちらの場合その部分が活かせなくとも[[除去]]と[[サーチ]][[効果]]を使用できるため、《十二獣モルモラット》とは扱いが大きく異なる。~
//こっちも(1)は使える

--なお、(2)の[[効果]]を[[発動]]できる可能性は完全になくなったわけではなく、一応[[相手]]の《十二獣モルモラット》を[[コントロール奪取]]すれば可能ではあるが、現実的ではない。~

-モチーフは十二支の「子」と思われる。~
[[カード名]]は「モルモット」と「ラット」を組み合わせたものだろう。~
共に実験動物として飼育されることが多い齧歯目の生物である。~
また、[[イラスト]]では騎士風の姿をしていることから、アーサー王伝説の「[[モルドレッド>《聖騎士モルドレッド》]]」から捩ったとも考えられる。~
--[[英語名]]はRat(ドブネズミ)と[[Rapier(レイピア)>《ライトロード・レイピア》]]を組み合わせたものと思われる。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[十二獣]]

-[[召喚に成功した時に自分のデッキからカード1枚を墓地へ送る効果を持つモンスター>《終末の騎士》#card]]

―《十二獣モルモラット》の姿が見られる[[カード]]
-[[《ドラゴニックD》]]

-[[《十二獣の方合》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
※いずれも[[制限カード]]化以前の話である~
-[[【十二獣】]]
-[[【魔術師】]]
-[[【ライトロード】]]
-[[【メタルフォーゼ】]]
-[[【インフェルノイド】]]
-[[【Kozmo】]]
-[[【ムーンライト】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[レイジング・テンペスト]] RATE-JP014 &size(10){[[Rare]]};

//**FAQ [#faq]
//***(2)の効果について [#faq2]

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

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