*《&ruby(じゅうきおう){重機王};ドボク・ザーク/Digvorzhak, King of Heavy Industry》 [#top]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク5/地属性/機械族/攻3200/守2000
 レベル5モンスター×3
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
 相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
 この効果で墓地へ送ったカードの中にモンスターカードがあった場合、
 その数まで相手フィールド上のカードを破壊する。

 [[V JUMP EDITION 6>V JUMP EDITION#VE06]]で登場した[[地属性]]・[[機械族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[相手]][[デッキ]]の[[カード]]を3枚[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、その中の[[モンスターカード]]の枚数だけ[[相手]][[フィールドのカード]]を[[破壊]]できる[[起動効果]]を持つ。~

 [[上級モンスター]]3体を必要とする、非常に[[重い]][[モンスター]]である。~
 ただ[[聖刻]][[モンスター]]の[[効果]]を活用したり、[[《太陽の神官》]]や[[《バイス・ドラゴン》]]を[[《地獄の暴走召喚》]]で揃えれば[[ディスアドバンテージ]]を抑えつつ素材を並べられる。~
 [[相手]]が[[特殊召喚]]した[[モンスター]]もこの[[カードの効果]]や[[攻撃]]で[[破壊]]してしまえば[[アドバンテージ]]差も解消できる。~
 [[【機械族】]]ならば[[《無限起動トレンチャー》]]などに[[《機械複製術》]]を使ったり、[[ガジェット]]等を[[《サモンチェーン》]]で揃えた後、[[《穿孔重機ドリルジャンボ》]]で[[レベル]]を5に揃えたりする手もある。~
//[[《人造木人18》]]や[[《サテライト・キャノン》]]

 しかし、[[重い]]にもかかわらず[[耐性]]が全くなく、[[除去]]にも不確定要素が多いなど問題点が多い。~
 同[[ランク]]には素材2体で出せるものに[[耐性]]と[[除去]][[効果]]を持つ[[《始祖の守護者ティラス》]]や、[[除去]]と[[バーン]]を同時に行える[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]等が存在する。~
 打点要員としても[[《No.19 フリーザードン》]]から[[《FA−クリスタル・ゼロ・ランサー》]]に繋げた方が[[攻撃力]]が高い。~
 同[[ランク]]の同じ[[種族]]・[[属性]]には素材が1体少ない[[《無限起動リヴァーストーム》]]が存在しており、あちらは[[サーチ]][[効果]]なので安定して[[アドバンテージ]]が稼げる。~
 従って真っ当な方法で[[ランク]]5の[[エクシーズ召喚]]を狙う[[デッキ]]でこの[[カード]]が優先される可能性は非常に低いと言わざるを得ない。~

// この[[カード]]の利点は[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]から[[エクシーズ召喚]]できる中で[[元々の攻撃力]]が1番高く、加えて[[エクシーズ素材]]1つで複数枚の[[カード]]を[[破壊]]可能な点である。~
// [[《星守の騎士 プトレマイオス》]]から出される[[モンスター]]は[[エクシーズ素材]]を1つしか持たないため性能を十分に発揮できないものもいるが、この[[カード]]の場合は1回の[[効果]][[発動]]で最大3枚の[[カード]]を[[除去]]できる。~
// 相手の[[デッキ]]構築次第では高確率で[[アドバンテージ]]を稼ぎつつ高[[攻撃力]]で攻め込むことが可能となる。~
// 一度[[蘇生制限]]を満たした後に[[《エクシーズ・リボーン》]]などで使いまわせられれば理想的と言えよう。~

-[[《無限起動リヴァーストーム》]]に[[《エクシーズ・シフト》]]を使って出すこともできる。~
あちらが[[自己再生]]しても[[守備表示]]なので[[攻撃]]できないが、この[[カード]]に変えれば[[除去]]しつつ[[攻撃]]できる。~

-[[《ギアギアギア XG》]]に[[《RUM−アストラル・フォース》]]を使って出すことも可能である。~
あちらも[[エクシーズ素材]]3体を要求するが、[[ランク]]3であるため多少は出しやすく、[[ギアギア]]を使えば出すのは難しくないため併用する手もある。~

-[[エクシーズ素材]]の重さと[[効果]]のランダム性、[[デッキ破壊]]が[[相手]]の[[墓地を肥やす]][[デメリット]]と見られていた事等から、登場してから長い間評価は決して高くなかった。~
だが、[[ペンデュラムモンスター]]を多く活用する[[デッキ]]と[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]の登場で、評価が高くなっていた時期がある。~
[[モンスター]]が多くなりがちな[[ペンデュラム召喚]]系の[[デッキ]]に対しては[[除去]]枚数の期待値が高く、[[墓地]]へ送られた後の再利用手段が少ない[[ペンデュラムモンスター]]には[[デッキ破壊]]も有効に機能していた。~
[[エクシーズ召喚]]が難しいという欠点も、汎用[[ランク]]4である[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]を経由する事で克服でき、加えて[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]で出せる[[モンスター]]では最高打点でもあった。~
しかし、[[2015/10/01>リミットレギュレーション/2015年10月1日]]に[[《星守の騎士 プトレマイオス》]]が[[禁止カード]]に指定されたことで再び素材の重さが大きな懸念となってしまい、その評価も下がることになる。~
//[[環境]]の変化や他の[[カード]]に左右されやすい[[カード]]の1枚と言えるだろう。~

-見た目や[[攻撃]]名を見るに、モデルは「バケットホイールエクスカベーター(Bucket Wheel Excavator)」だろう。~
露天採掘に用いられる掘削機械で、その巨大さは全長200mを軽く超え、「世界一大きな自走機械」としてギネスに登録されている機種もある程である。~
[[イラスト]]でも確認できる歯車状の部分(バケットホイール)を回転させて鉱物を削り取り、ベルトコンベアーで運搬する事で連続掘削を可能としたのが大きな特徴とされている。~

-「ドボク・ザーク」は、「土木工事」とチェコの作曲家「ドヴォルザーク」を掛けたものだろう。~
--[[英語名]]は「ドヴォルザーク」と「掘る」を意味する英単語「dig」を掛け合わせている。~

-[[イラスト]]にはバケットホイールの部分が大写しになっており、[[モンスター]]としての本体の部分はその陰に隠れてしまっている。

-原作・アニメにおいて―~
アニメZEXALの「遊馬vs油圧ショーベェ」戦においてショーベェが使用。~
[[通常魔法]]《オーバーホール》で[[レベル]]を上げた《掘削重機ストロングショベル》・《整地重機ロードローラー》・[[《穿孔重機ドリルジャンボ》]]を[[エクシーズ素材]]として[[エクシーズ召喚]]された。~
[[効果]]で[[《ゴブリンドバーグ》]]・[[《ゴゴゴゴーレム》]]・[[《破天荒な風》]]を遊馬の[[デッキ]]から[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《ガガガマジシャン》]]と《プリプリースト》を[[破壊]]。~
がら空きになった遊馬に[[直接攻撃]]したが、[[通常罠]]《小さな抵抗》で[[攻撃力]]を下げられ[[フィニッシャー]]にはなれなかった。~
返しの[[ターン]]に[[《クリボルト》]]の[[効果]]で[[エクシーズ素材]]を利用され、その後[[《ミニマム・ガッツ》]]で[[攻撃力]]を0にされてしまう。~
そして[[《クリボルト》]]に[[戦闘破壊]]され、[[《ミニマム・ガッツ》]]による大量の[[効果ダメージ]]の原因になり、ショーベェは敗北した。~
[[攻撃]]名は「アルティメット・バケットホイール」、[[効果]]名は「マウンテンクラッシャー」。~
//字幕だと中黒はありませんでした。~
//アニメ公式のモンスター・エクシーズ図鑑ではあったのでこちらで。

--劇中では本物の作業機械さながらの轟音を発しており、遊馬とアストラルがまともに会話できないシーンも見られた。

--[[エクシーズ召喚]]時の台詞は「岩をも砕く鋼鉄の腕! いでよ、オレ様の[[モンスターエクシーズ>エクシーズモンスター]]!《重機王ドボク・ザーク》!」。

--アニメでは[[スーパーレア>Super]]で、素材が[[機械族]]に限定されており、[[モンスター]]しか[[破壊]]できなかった。~
[[OCG]]化にあたり、大きく強化されたといえる。~

//-コナミのゲーム作品において―~

//**関連カード [#card]

//―《重機王ドボク・ザーク》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[V JUMP EDITION 6>V JUMP EDITION#VE06]] VE06-JP003 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:この[[カードの効果]]で[[モンスター]]を3枚[[墓地]]へ送った場合、必ず[[相手]][[フィールドのカード]]を3枚選択して[[破壊]]する必要がありますか?(3枚だった場合、0〜3のいずれの数でもよいのか)~
A:その場合、1〜3枚選択して[[破壊]]します。また、0枚という選択はできません。(12/07/22)
Q:この[[カードの効果]]で[[モンスター]]を3枚[[墓地へ送った]]場合、必ず[[相手]][[フィールドのカード]]を3枚選択して[[破壊]]する必要がありますか?(3枚だった場合、0〜3のいずれの数でもよいのか)~
A:その場合、1〜3枚選択して[[破壊]]します。~
  0枚という選択はできません。(12/07/22)
//http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=11936&keyword=&tag=-1

Q:[[相手]]の[[デッキ]]の[[カード]]が3枚未満の時にこの[[カードの効果]]は[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(12/01/07)

Q:[[効果処理時]]に[[相手]]の[[デッキ]]の[[カード]]の枚数が3枚未満になった場合、[[墓地へ送る]][[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい、[[適用]]されます。(12/01/07)

Q:[[デッキ]]の上から[[カード]]を[[墓地へ送る]]のと[[相手]][[フィールドのカード]]を[[破壊]]するのは同時ですか?~
A:いいえ、[[デッキ]]の上から[[カード]]を[[墓地へ送った>墓地へ送る]]後、その中に含まれる[[モンスターカード]]の数まで[[フィールドのカード]]を[[破壊]]する、といった順に処理を行います。(12/07/22)
A:いいえ、[[デッキ]]の上から[[カード]]を[[墓地へ送った]]後、その中に含まれる[[モンスターカード]]の数まで[[フィールドのカード]]を[[破壊]]する、といった順に処理を行います。(12/07/22)

Q:[[相手]][[フィールドのカード]]が存在しない時にこの[[カードの効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます。(12/07/22)

Q:この[[カードの効果]]を[[発動]]した場合、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:[[破壊]]が不確定であるため[[発動]]できません。(12/01/07)

Q:[[《天変地異》]]が存在し、[[相手]]の[[デッキ]]の上の[[カード]]が[[モンスター]]と判明している状況でこの[[カードの効果]]を[[発動]]した場合、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
//A:はい、[[発動]]できます。(12/07/22)
A:いいえ、[[発動]]できません。(14/05/25)

Q:[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:[[対象をとらない効果]]です。(13/07/20)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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