遊戯王カードWiki - 《俊足なカババリキテリウム》のバックアップ(No.7)

《俊足(しゅんそく)なカババリキテリウム》 †

効果モンスター
星４/風属性/獣族/攻1600/守 600
このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法による「俊足なカバ バリキテリウム」の特殊召喚は１ターンに１度しかできない。
この方法で特殊召喚に成功した時、
相手はレベル４モンスター１体を、自分または相手の墓地から選択して特殊召喚できる。

　《俊足のギラザウルス》と良く似た効果だが、レベルや属性・種族は異なるためまずその点で差別化を行うことになる。
　風属性・獣族どちらのレベル４モンスターとしても、希少な自己特殊召喚能力を持つ。
　風属性としての利点は主に《電光千鳥》・《ハーピィズペット幻竜》への対応があり、後述のデメリットやディスアドバンテージを補えるだけの能力を持っている。
　獣族としては《チェーンドッグ》の自己再生条件を満たし、エクシーズ召喚を狙いやすくできるという点に大きな意味合いがあるが、デメリットによりコンボを阻害されやすい。

　相手に蘇生を行わせるデメリットは、対象がレベル４のみと限定されているため、《俊足のギラザウルス》に比べると強力なモンスターを蘇生されるリスクは小さくなっている。
　お互いの墓地にレベル４モンスターが居なければノーデメリットとなるが、相手がレベル４モンスターを採用していることは珍しくない。
　また、シンクロ召喚主体の場合をのぞけば、このカードの性質上自分のデッキはレベル４主体であることが殆どだろう。
　墓地にモンスターを残さないデッキで使う、あるいは《俊足のギラザウルス》と同じように最初のターンで使用したいところである。
　しかし現実的にはそう上手くいかない場合も多いので、エクシーズ召喚したモンスターで蘇生されたモンスターを戦闘破壊するのが主となるだろう。
　何が蘇生されるかは大方見当がつくので処理するのはそう難しいことではない。
　展開を妨害され処理に失敗してデメリットだけ残ってしまうようなことが無いように心がけたい。
　他にも、相手の墓地に《Ｅ・ＨＥＲＯエアーマン》等が存在するとかなり使いづらいカードと化す。
　この辺りのデメリットは十分理解しておこう。

カード名は「馬力」と「バルキテリウム」の掛詞であろう。
バルキテリウムは3600万～2400万年前の中央アジアに生息していた巨大哺乳類「パラケラテリウム」の別名。
肩の高さ５ｍ、全長８ｍ、体重15～20トンもあり、史上最大の陸生哺乳類とも言われる。
足の構造から巨体にもかかわらずかなり俊足だったと推測されているが、カバではなくサイの仲間である。
- 《大くしゃみのカバザウルス》は恐竜族であるが、こちらは忠実の通り、獣族となっている。