*《&ruby(しゅんそく){俊足};のギラザウルス/Gilasaurus》 [#d45d9aec]
 効果モンスター
 星３/地属性/恐竜族/攻1400/守 400
 このモンスターの召喚を特殊召喚扱いにする事ができる。
 特殊召喚扱いにした場合、相手の墓地から相手は
 モンスター１体を特殊召喚する事ができる。

　[[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]]で登場した、[[地属性]]・[[恐竜族]]の[[下級モンスター]]。~
　1400の[[攻撃力]]と、自身を[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]と、その成功の際、[[相手]]が[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる[[誘発効果]]を持つ。~

　[[レベル]]３の[[恐竜族]][[モンスター]]としては[[攻撃力]]が割と高い。~
　趣旨は異なるが、[[《切り込み隊長》]]のように[[召喚]]補助を行うことができる。~
　このカードを特殊召喚した後に[[レベル]]３のチューナーを通常召喚すれば[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]や[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]をシンクロ召喚できる。~

　[[相手]]の[[墓地]]に[[モンスター]]が居ない序盤なら[[デメリット]]無しで[[特殊召喚]]できる。~
　[[特殊召喚]]した後に[[《大進化薬》]]の[[生け贄]]に捧げ、[[恐竜族]][[上級モンスター]]を[[召喚]]したり、[[《狩猟本能》]]と[[コンボ]]できる。~
　[[《暗黒ドリケラトプス》]][[《究極恐獣》]][[《雷帝ザボルグ》]]等を[[召喚]]すれば、[[相手]]に[[蘇生]]を許してしまう[[デメリット]]も軽減できる。~
　また、強力な[[モンスター]]、特に[[上級モンスター]]を[[蘇生]]させる[[デメリット]]を逆手に取り、[[《風帝ライザー》]]や[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]に繋げるのも良いだろう。~
　どちらも自身を[[特殊召喚]]できるこのカードと相性が良い。~
　手札に[[上級モンスター]]がある状態で[[《化石調査》]]でこのカードを[[サーチ]]してみるのも面白いだろう。

　使い方によっては[[《地獄の暴走召喚》]]と相性が良い。~
　別個に[[通常召喚]]できるため、これらを[[生け贄]]に[[《神獣王バルバロス》]][[《邪神イレイザー》]]を[[召喚]]するのも良い。~
　また、[[《カオスポッド》]]のサポートとして地味に有効なカードでもある。~
　さらに、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]の処理範囲を無理やり広げることが出来ることは、覚えておいて損はない。~
　[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]をちらつかせる事で[[相手]]は[[蘇生]]したくても出来ない状態になるため[[デメリット]]が無くなる。~
　気兼ねなく[[特殊召喚]]してこいつを[[生け贄]]にささげて[[上級モンスター]]を[[召喚]]してやろう。~

　しかし、[[相手]][[モンスター]]の[[墓地]]からの[[蘇生]]を許すだけで無く、その[[蘇生]]に関する制限が一切ない。~
　つまり事実上は[[完全蘇生]]になるため、使う状況を１歩間違えれば[[自分]]の首を絞めかねないという、テクニックを要求される[[モンスター]]である。~

-[[《つり天井》]][[《宝玉の氾濫》]]など、[[モンスター]]の数を参照するカードの調整用にも使えるが、[[手札]]を失ってしまうため注意。~
[[《奈落の落とし穴》]]とは[[コンボ]]させることができる。

-モチーフは特徴的な後ろ足のかぎ爪や、小型で細身の恐竜ということで、ディノニクスやヴェロキラプトル等のドロマエオサウルス科に属する様な恐竜と考えられる。~

-「[[特殊召喚]]できる」ではなく「[[召喚]]を[[特殊召喚]]扱いにできる」という珍しいテキストである。~
しかし、[[召喚]]に関連したルールや[[カードの効果]]が発動するわけでもなく、単に「[[手札]]から[[特殊召喚]]できる」[[効果]]と解釈して差し支えない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル｢ドーマ編｣における｢城之内vs竜崎｣で使用。~
２体[[召喚]]され、１体は《ヘルカイドプテラ》なるカードと[[融合]]し《ヘルホーンド・ザウルス》という[[融合モンスター]]になっている。~
もう１体は[[《タイラント・ドラゴン》]]の[[生け贄]]に使用された。~

--GXでは第55話における｢十代vs剣山｣において剣山が使用。~
１[[ターン]]目に[[特殊召喚]]させたことで、[[相手]]の[[墓地]]からの[[特殊召喚]][[デメリット]]を無くし、[[上級モンスター]][[《暗黒ドリケラトプス》]]の[[生け贄召喚]]へと繋げた。~
その後も剣山の[[上級モンスター]][[召喚]]のサポートをするために、幾度となく使われている。

**関連カード [#h70617d8]
-[[《切り込み隊長》]]
-[[《マジック・ストライカー》]]

―ドロマエオサウルス科~
-[[《ワイルド・ラプター》]]
-[[《暗黒ヴェロキ》]]
-[[《ジュラック・ヴェロー》]]

**収録パック等 [#vedde2f2]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP008
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-103
-[[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]] LN-20 
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-14
-[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP005

**FAQ [#c865b316]
Ｑ：[[相手]]の[[墓地]]に[[モンスター]]が存在しなくてもこのカードを[[特殊召喚]]できますか？~
Ａ：できます。

Ｑ：[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]との関係は、どうなっていますか？~
Ａ：｢[[召喚ルール効果]]｣と｢[[誘発効果]]｣は分割されているため、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]が[[発動]]していても[[特殊召喚]]は可能です。~
　　そして[[誘発効果]]は｢[[墓地]]の[[モンスター]]を対象とする[[効果]]｣であるため、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]][[発動]]中は[[無効]]になります。~
　　勿論、[[《墓守の長》]]がいるならば、[[《墓守の長》]]のいる側に関しては[[墓地]]からの[[蘇生]]が有効になります。

Ｑ：「この[[モンスター]]の[[召喚]]を[[特殊召喚]]扱いにする事ができる。」[[効果]]は、[[相手]]も発動することができますか？~
Ａ：[[召喚ルール効果]]であり、発動するという概念はありません。~
　　[[通常召喚]]するか[[特殊召喚]]するかは[[自分]]だけが決定できます。(2009/09/19)