*《&ruby(しゅんそく){俊足};のギラザウルス/Gilasaurus》 [#d45d9aec] 効果モンスター 星3/地属性/恐竜族/攻1400/守 400 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。 この効果で特殊召喚に成功した時、 相手は相手の墓地に存在するモンスター1体を 選択して特殊召喚する事ができる。 [[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]]で登場した[[地属性]]・[[恐竜族]]の[[下級モンスター]]。~ 自身を[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]と、それが成功した際に[[相手]]は[[モンスター]]1体を[[蘇生]]できる[[誘発効果]]を持つ。~ ノー[[コスト]]で[[特殊召喚]]できるので、状況に応じて[[アドバンス召喚]]・[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]・その他様々な[[コンボ]]に使える。~ それに伴って[[相手]][[モンスター]]の[[完全蘇生]]を許すので、それを打破できる形での活用が望ましい。~ 例えば、[[《風帝ライザー》]]や[[《No.17 リバイス・ドラゴン》]]等の展開に繋げる事でそれを処理できる。~ [[《大進化薬》]]の[[発動]][[コスト]]にしたり、[[《狩猟本能》]]と[[コンボ]]する事も可能。~ [[《地獄の暴走召喚》]]でさらに展開を行ったり、[[《カオスポッド》]]の[[リバース効果]]を併用する事でも状況を変化させやすい。~ あるいは[[相手]][[モンスター]]が増える事を利用し、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]や[[《奈落の落とし穴》]]、[[《ブラック・コア》]]等での[[除去]]を狙うのも良いだろう。~ [[《つり天井》]]や[[《宝玉の氾濫》]]等、[[モンスター]]の数を参照する[[カード]]の調整用にも使えるが、[[手札]]を失ってしまうため注意。~ また、[[相手]]の[[墓地]]に[[モンスター]]が居ない状況であれば、事実上[[デメリット]]が無くなる。~ このため、[[【次元帝】]]との相性も良い。~ [[デメリット]]の存在を考えると、とにかく速さと[[コンボ]]性が求められる[[カード]]だと言える。~ そうでなければ、[[《黄泉ガエル》]]や[[《マジック・ストライカー》]]等の方が安全な活用が望める。~ [[《化石調査》]]の併用も検討し、なるべく序盤で活用できるようにしておきたい。~ -[[相手]]が[[モンスター]]を[[蘇生]]させる[[誘発効果]]の処理が若干ややこしい。~ 手順としては以下の通りである。~ > +この[[カード]]を[[召喚ルール効果]]で[[特殊召喚]]する。 +[[相手]]は[[モンスター]]を[[蘇生]]させるかどうか決める。 +[[蘇生]]させる場合、[[誘発効果]]が[[発動]]し、[[相手]]は[[墓地]]の[[モンスター]]1体を[[対象に取って>対象をとる(指定する)効果]][[蘇生]]する。~ [[蘇生]]しない場合、''[[誘発効果]]は[[発動]]せず''、処理終了となる。 --[[相手]]が[[蘇生]]させないことを選択した場合は、[[誘発効果]]自体が[[発動]]しないことになり、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]等は反応しなくなる。 -[[テキスト]]は発売から5年後の[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]で[[エラッタ]]されており、当初の[[テキスト]]は以下のものであった。~ このモンスターの召喚を特殊召喚扱いにする事ができる。 特殊召喚扱いにした場合、相手の墓地から相手は モンスター1体を特殊召喚する事ができる。 「[[特殊召喚]]できる」ではなく「[[召喚]]を[[特殊召喚]]扱いにできる」という珍しい表現であった。~ そのため、当時は「場に出すのは[[表側攻撃表示]]限定」や「既に[[召喚]]を行った[[ターン]]には[[特殊召喚]]できない」という解釈が主流だった。~ その後、それまで[[表側攻撃表示]]でのみ[[特殊召喚]]できる[[効果]]であった(10/10/09)ものは、[[エラッタ]]と共に[[裁定変更]]となった。~ --ちなみに、[[エラッタ]]後の[[テキスト]]も「[[相手]]は[[相手]]の[[墓地]]」という珍しい(唯一の)表現がある。~ そのまま解釈すると「[[相手]]の[[相手]]」つまり「[[自分]]の[[墓地]]」となりそうだが、上述の通り「この[[カード]]の[[コントローラー]]から見た[[相手]]の[[墓地]]」のことである。~ [[《墓守の監視者》]]の[[テキスト]]にある「自らの」という表現を使えば、ややこしさは抑えられたかもしれない。~ -モチーフは特徴的な後ろ足のかぎ爪や、小型で細身の恐竜ということで、ディノニクスやヴェロキラプトル等のドロマエオサウルス科に属する様な恐竜と考えられる。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメオリジナル「ドーマ編」における「城之内vs竜崎」戦にて竜崎が使用。~ 先攻1ターン目に[[通常召喚]]とは別に2体[[特殊召喚]]された。~ 1体は《ヘルカイドプテラ》と共に《ヘルホーンド・ザウルス》の[[融合素材]]となり、もう1体は[[《タイラント・ドラゴン》]]を[[召喚]]するための[[生け贄]]にされた。~ --アニメGXにおける「十代vs剣山」戦では剣山が使用。~ 1[[ターン]]目に[[特殊召喚]]したことで[[相手]]の[[蘇生]][[デメリット]]を無くし、[[《暗黒ドリケラトプス》]]の[[生け贄召喚]]へと繋げた。~ 「翔・剣山vs氷丸・雷丸」戦や「ジムvs剣山」戦でも同様の手法で使われている。~ なお、常に1[[ターン]]目に[[特殊召喚]]されているため、[[デメリット]]が発生したことは一度も無い。~ ちなみに、「ジムvs剣山」戦における字幕では《ギラガウルス》と誤植されていた。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]]では剣山が使用する。~ [[デッキ]]の枚数の都合上、[[デメリット]]は発生しない事が多い。~ --遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2においては、[[相手]]が[[特殊召喚]]するかどうかの選択を[[自分]]がすることができる。~ つまり、実質[[デメリット]]なしで[[特殊召喚]]できるため、強力な[[モンスター]]になっている。~ **関連カード [#h70617d8] //-[[《切り込み隊長》]] //-[[《マジック・ストライカー》]] -[[《ジェスター・コンフィ》]] ―ドロマエオサウルス科~ -[[《ワイルド・ラプター》]] -[[《暗黒ヴェロキ》]] -[[《ジュラック・ヴェロー》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#ra338ffd] -[[【ゼンマイハンデス】>【ゼンマイ】]] **収録パック等 [#vedde2f2] -[[Labyrinth of Nightmare −悪夢の迷宮−]] LN-20 -[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-14 -[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-103 -[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP008 -[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP005 -[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP008 **FAQ [#c865b316] Q:[[召喚ルール効果]]での[[特殊召喚]]は[[表側攻撃表示]]でのみですか?~ A:いいえ、[[表側守備表示]]で[[特殊召喚]]する事もできます。(11/08/13) Q:[[相手]]の[[墓地]]に[[モンスター]]が存在しない場合、この[[カード]]を[[召喚ルール効果]]で[[特殊召喚]]できますか?~ A:はい、できます。~ なお、その後の[[誘発効果]]は[[発動]]しません。(11/05/12) Q:上記の状況以外では、[[誘発効果]]は必ず[[発動]]するのですか?~ A:いいえ、違います。~ まず、[[相手]][[プレイヤー]]が[[墓地]]から[[モンスター]]を[[特殊召喚]]するかどうか選びます。~ そこで[[特殊召喚]]することを選んだ場合は[[発動]]し、[[特殊召喚]]しないことを選んだ場合は[[発動]]しません。(11/05/13) Q:[[誘発効果]]は[[対象をとる(指定する)効果]]ですか?~ A:はい、[[対象をとる(指定する)効果]]です。~ [[相手]][[プレイヤー]]が[[特殊召喚]]する[[モンスター]]を選択するタイミングは、この[[効果]]が[[発動]]した時となります。~ (11/12/15) Q:[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]が存在する場合、[[誘発効果]]はどうなりますか?~ A:[[召喚ルール効果]]と[[誘発効果]]は分割されているため、[[発動]]はできますが[[無効]]になります。~ なお、同時に[[《墓守の長》]]を[[コントロール]]していれば[[特殊召喚]]もできます。(11/05/01)~ //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。