*《&ruby(しょうかんそう){召喚僧};サモンプリースト/Summoner Monk》 [#n974aee0]
 効果モンスター(準制限カード)
 星4/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1600
 (1):このカードが召喚・反転召喚に成功した場合に発動する。
 このカードを守備表示にする。
 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
 このカードはリリースできない。
 (3):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。
 デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

 [[エターナルRパック>LIMITED EDITION#LE8]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身を[[リリース]]できない[[永続効果]]、[[召喚・反転召喚成功>召喚・反転召喚に成功した]]時に[[守備表示]]となる[[誘発効果]]、[[魔法カード]]を[[手札コスト]]に[[レベル]]4の[[モンスター]]を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[レベル]]4[[モンスター]]が[[キーカード]]となる[[デッキ]]では、自身を含めそれらを[[特殊召喚]]できる優秀な[[リクルーター]]と化す。~
 [[《聖鳥クレイン》]]や[[《終末の騎士》]]等で更なる[[デッキ圧縮]]に、[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]等で[[伏せカード]]の露払いに貢献できる。~
 [[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]にも対応しており、必然的に[[デッキ]]の[[魔法カード]]の比重が大きくなりやすい点をフォローできる。~

 [[特殊召喚]]した[[ターン]]は[[攻撃]]ができない[[デメリット]]も、この[[カード]]と共に[[シンクロ素材]]や[[エクシーズ素材]]に利用する事で無視できる。~
 [[リクルート]]した時点で即座に[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]の準備が整い、[[闇属性]][[モンスター]]ならば[[《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》]]も視野に入る。~
 [[《E・HERO プリズマー》]]や上述の[[《終末の騎士》]]に対応する[[通常モンスター]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、そのまま[[《ダイガスタ・エメラル》]]に繋げるのも有効。~
 [[先攻]]1[[ターン]]目から[[墓地へ送った>墓地へ送る]][[《青眼の白龍》]]や[[《ブラック・マジシャン》]]等を[[デメリット]]なしで容易に[[蘇生]]できる。~
 更に[[チューナー]]を[[リクルート]]する事で[[レベル]]8の[[シンクロ召喚]]とも使い分けられ、自身も[[《ダークエンド・ドラゴン》]]の[[シンクロ素材]]に利用できる。~
 また、[[レベル]]8は不可能となるが[[《ロード・シンクロン》]]を[[チューナー]]とする事で[[レベル]]6の[[シンクロモンスター]]が[[シンクロ召喚]]可能となる。~

 [[エクシーズ召喚]]等を考慮しない場合は、[[《ならず者傭兵部隊》]]や[[《王虎ワンフー》]]等を[[リクルート]]するのも選択肢の1つだろう。~
 変わった所では[[通常召喚]]の方法に制限がある[[《ジェノサイドキングデーモン》]]等もそのまま[[特殊召喚]]できる。~
 加えて[[リクルート]]した[[モンスター]]が[[光属性]]ならば、[[墓地へ送った>墓地へ送る]]後もこの[[カード]]と共に[[カオス]][[モンスター]]の布石となる。~

 [[コスト]]は[[魔法カード]]に限定されるため再利用は難しい。~
 [[効果]]が十分強力なので、特に意識せずとも[[手札]]で[[腐っている>腐る]][[カード]]を[[コスト]]にすればそれで良いだろう。~
 もちろん、[[《おジャマジック》]]や[[《神剣−フェニックスブレード》]]等の[[カード]]を[[コスト]]にできるならそれに越したことはない。~
 [[《ブレイズ・キャノン》]]なら[[《ヴォルカニック・ロケット》]]によって繰り返し[[サルベージ]]できる上に、[[《ヴォルカニック・ロケット》]]自身が[[レベル]]4であるため相性抜群である。~

 この様に運用方法は多岐に渡る一方で、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]や[[《神の警告》]]等で[[無効]]にされてしまうと[[コスト]]の払い損となる面も存在する。~
 更に前者は[[手札誘発]]のため、現[[環境]]では[[伏せカード]]がなくとも気軽に使えない点は否めないだろう。~
 [[攻撃力]]は元より[[守備力]]も過信できる程の数値ではなく、妨害手段がなければ[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]にそのまま[[戦闘破壊]]されてしまう。~
 理由がない限りは[[フィールド]]に留めたりせず、[[効果]]使用後は速やかに[[エクシーズ素材]]等にしてしまいたい。~

-「[[リリース]]できない」[[効果]]は[[永続効果]]なので、[[裏側守備表示]]の場合は[[リリース]]できる。~
[[表側表示]]であれば[[《クロス・ソウル》]]や[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]等による[[リリース]]に[[耐性]]を持つ数少ない存在となる。~

-[[特殊召喚]]時には[[守備表示]]に変更しないため、[[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《キラー・トマト》]]を[[使用]]した場合は低[[攻撃力]]を晒す事となる。~
一方で[[《リミット・リバース》]]で[[蘇生]]しても[[自壊]]しないといった[[メリット]]も存在する。~

-登場当初は[[リクルート]]しても[[攻撃]]できない[[デメリット]]が大きかった事や、[[魔法カード]]・[[レベル]]4[[モンスター]]の層の薄さもあり、専用[[デッキ]]以外ではあまり採用されなかった(ただし[[【ガジェット】]]の[[メタ]]として[[【サモンプリースト】]]が注目されていた時期もある)。~
しかし、[[マスタールール]]で[[シンクロ召喚]]が導入され、[[【レスキューシンクロ】]]の[[キーカード]]として使用者が激増。~
そして、[[環境]]抑制のためか[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]の[[制限改訂]]で[[準制限カード]]に指定される。~
その後も単に[[《レスキューキャット》]]を呼び出すための補佐としての役割ではなく、[[同名カード]]を複数展開して[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]を呼び出したり、[[魔法使い族]]であることを活かして[[《アーカナイト・マジシャン》]]の[[シンクロ素材]]にされたりなど、重要な1パーツとして活躍した。~
その結果、[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]の[[制限改訂]]でついに[[制限カード]]に指定される。~
その後[[《レスキューキャット》]]が[[禁止カード]]になり、さらに1年の様子見を経て[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]に[[準制限カード]]へ。~
後に[[マスタールール2]]が適用され、[[チューナー]]すら必要ない[[エクシーズ召喚]]が登場したことで[[デメリット]]と呼べるものはほぼなくなると共に、序盤から終盤にかけて使える場面は大幅に広まった。~
現在では上述の通り、多種多様な[[レベル]]4[[モンスター]]で[[アドバンテージ]]を取りつつ[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]で構える等、安定した働きを見せている。~

-日本では[[絶版]]になって以降価値が上がり入手困難になっていたが、[[ストラクチャーデッキ]]に3度再録され、入手が容易になった。~

--長い間海外版が存在しなかったが、[[Structure Deck:Spellcaster's Command]]にてようやく[[カード]]化された。~
同じような立場に[[《魔法効果の矢》]]や[[マシンナーズ]]等がある。~

-「召喚僧」のあとに、その英訳である「サモンプリースト」という、重複したネーミングである。~
このような[[カード名]]は[[《王虎ワンフー》]]等の前例がある。~

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rにおける「遊戯vs天馬月行」戦にて天馬月行が使用。~
その[[効果]]によって《セラフィムセイバー》《セラフィムガードナー》を[[特殊召喚]]し、[[《邪神ドレッド・ルート》]]を[[召喚]]するための[[生け贄]]を高速で揃えた。~
最終的に[[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]に[[戦闘破壊]]された。~
月行(夜行)曰く「最新最速の高速召喚のモンスター」。~

--原作では[[コスト]]が不要であり、実物より強力だった。~

--アニメZEXAL第6話の徳之助の回想シーンにおいて、徳之助に負けた少年が持っていた。~
また、第31話ではチャーリーによって吹き飛ばされていた。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTION>遊戯王オンライン]]では[[TCG]]での登場以前から実装されていたが、当時の[[英語名]]は《Summon Priest》であった。~
//--[[DUEL TERMINAL]]では[[ランク]]4[[エクシーズ>エクシーズ召喚]][[デッキ]]「オーバーレイ・プロトコル」で使用できる。~
//ただし[[デッキ]]には[[《カゲトカゲ》]]が入っているため、[[通常召喚]]可能な[[レベル]]4[[モンスター]]をスキャンしないと腐りやすい。~

**関連カード [#h70617d8]
-[[《魔界発現世行きデスガイド》]]

―[[召喚・反転召喚に成功した]]時に[[守備表示]]になる[[モンスター]]は[[《絶対防御将軍》>《絶対防御将軍》#syubi]]を参照。~

―[[手札]]の[[魔法カード]]を[[捨てる]]事で[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]は[[《賢者ケイローン》]]を参照。

―《召喚僧サモンプリースト》の姿が見られる[[カード]]
-[[《スリーカード》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#odaae1f2]
-[[【サモンプリースト】]]
-[[【ダイヤモンドガイ】]]
-[[【宝玉獣】]]
-[[【シンクロ召喚】]]
-[[【インフェルニティ】]]

**収録パック等 [#e7017611]
-[[エターナルRパック>LIMITED EDITION#LE8]] LE8-JP002 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ロード・オブ・マジシャン−]] SD16-JP007
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−]] SD22-JP017
-[[デュエリストセット Ver.ダークリターナー]] DS13-JPD21
-[[ストラクチャーデッキ−HERO's STRIKE−]] SD27-JP017

**FAQ [#ma0ead90]
Q:[[効果]]で[[特殊召喚]]する[[モンスター]]は、[[裏側守備表示]]で[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、できません。~
  [[効果]]で[[特殊召喚]]する[[モンスター]]は、[[表側攻撃表示]]または[[表側守備表示]]で[[特殊召喚]]します。

Q:《召喚僧サモンプリースト》を[[シンクロ素材]]に使えますか?~
A:はい、[[リリース]]ではないため可能です。(08/03/22)

Q:この[[カード]]を[[手札]]から[[リリース]]することはできますか?~
A:1つ目の[[効果]]は[[永続効果]]となりますので、[[手札]]から[[リリース]]できます。(12/12/17)

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