フィールド魔法 このカードがフィールド上に存在する限り、 フィールド上のサイキック族エクシーズモンスターは 魔法・罠カードの効果の対象にならない。 また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に 手札から「紋章獣」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。 デッキから「昇華する紋章」以外の 「メダリオン」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える。 この効果を発動するターン、自分はサイキック族エクシーズモンスター 及び「紋章獣」と名のついたモンスターしか召喚・特殊召喚できない。
LEGACY OF THE VALIANTで登場したフィールド魔法。
前半の効果はサイキック族エクシーズモンスターに魔法・罠カードへの耐性を与えるもの。
後半の効果の都合上サイキック族のエクシーズモンスターを多用する事になるため、これらに耐性を付与できるのは心強い。
対象をとらないものは防げず、効果モンスターの効果も防げないものの、エクシーズモンスターが苦手とする《強制脱出装置》などを防げるのは優秀。
後半の効果は紋章獣を捨てることでメダリオンをサーチするもの。
墓地利用が豊富な【紋章獣】においては手札コストも墓地アドバンテージの確保に利用できる。
《蘇生紋章》・《高等紋章術》で速やかに蘇生できる他、《紋章獣レオ》ならばハンド・アドバンテージも得ることができる。
ただし、この効果を使用すると紋章獣またはサイキック族エクシーズモンスターしか出せないため、やや行動は制限される。
紋章獣を墓地に置きつつ、《高等紋章術》・《蘇生紋章》から《No.18 紋章祖プレイン・コート》につないでおくのが基本となる。
また、《No.18 紋章祖プレイン・コート》が苦手とするバウンスのほとんどは対象をとる罠カードなので補完性も高い。
手札コストや《No.18 紋章祖プレイン・コート》が墓地へ送られた際の効果で《紋章獣ユニコーン》を墓地に送れば、誓約をすりぬけて攻め手を追加できる。
これとあわせて《紋章獣レオ》を墓地へ送って《紋章獣バシリスク》をサーチしておけば、戦闘破壊された場合でも反撃しやすい。
このカードがフィールドに残れば《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》で反撃できるので、耐性の穴のうちエクシーズモンスターによる処理にもある程度強い。
とはいえフィールド魔法の性質上場持ちは悪く、サイキック族エクシーズモンスターでは防御もできないので、あまり依存はしないほうがよいだろう。
特にサーチに対する《サイクロン》などの魔法・罠除去には非常に弱く、目的としたメダリオンがサーチできない事でターン中のエクシーズ召喚が困難。
ほかのカードを使ってなんとか展開しても、誓約を抜けられるものでは相手ターンでの抑止力が弱く、そのまま一気に雪崩込まれかねない。
墓地利用に長けるとはいえ、《紋章獣レオ》以外は一度展開に成功し、下地作りができている状態でなければ機能せず、これを狙われると「手札を墓地に置けるだけでも役目を果たした」とはならない。
ただ裏を返せば、相手としても魔法・罠除去をサーチのタイミングで使いたいという事でもある。
耐性付与目当てに発動しておくだけでも有効であり、この状態ならば除去されても損害は小さい。
先行1ターン目や相手に伏せカードがない段階で素早く展開したり、疲弊している状態で《高等紋章術》などを確保しておき、普段は耐性をメインに考えて利用していきたいところである。
「魔法・罠除去に弱い」「特定のカードに強い」という性質から、1戦目はフリーチェーン・手札誘発などをメインにして相手の《サイクロン》などをけん制し、2戦目でサイドデッキから投入して《強制脱出装置》などにメタを張るというのも一つの手。
―イラスト関連