*《&ruby(ナイト・アサシン){深淵の暗殺者};/Night Assailant》 [#d1c41eaf]
 効果モンスター(制限カード)
 星3/闇属性/悪魔族/攻 200/守 500
 リバース:相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して破壊する。
 また、このカードが手札から墓地へ送られた時、
 自分の墓地に存在するリバース効果モンスター1体を手札に戻す。

 [[ファラオの遺産]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[破壊]]する[[リバース効果]]、[[墓地]]から[[リバース効果モンスター]]を[[サルベージ]]する[[誘発効果]]を持つ。

 2体以上の[[モンスター]]が[[攻撃]]してきた時、[[壁]]になって1体、[[破壊]][[効果]]で1体の[[攻撃]]を受け止めることができる。~
 [[《人喰い虫》]]や[[《執念深き老魔術師》]]と同じく[[壁]]でありながら[[破壊]]系の[[モンスター除去]]としての運用が可能。

 また、自身が[[手札]]から[[墓地へ送られた]]時に[[誘発効果]]を[[強制発動]]する。~
 いかなる方法で[[墓地]]に送られても良く、[[《メタモルポット》]]等といった[[リバース効果モンスター]]を簡単に[[手札]]に[[回収>サルベージ]]できる、数少ない[[カード]]。~
 これを[[捨てる]]ことで[[《死者転生》]][[《ライトニング・ボルテックス》]]などの[[手札]]消費を抑えることも可能。

-テキストには明記されていないが、「''このカード以外の''[[リバース効果]][[モンスター]]」しか[[サルベージ]]できない。~
これは、[[《ギガンテック・ファイター》]]などと相反する裁定である。([[特殊裁定]])~
自身を[[サルベージ]]することにより、実質的に無限の手札コストになることを回避するためだと思われる。~
--だが[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]]に再録された際にその事を明文化するような[[エラッタ]]はされていない。~

-[[リバース効果モンスター]]を[[サルベージ]]する[[誘発効果]]を持っているが故にこの[[カード]]は[[制限カード]]となっている。~
実際これ三枚と[[《キラー・スネーク》]]を使いまわす[[デッキ]]もあったほど。~
さらに[[《XYZ−ドラゴン・キャノン》]]と組み合わせると、[[相手]][[フィールド]]上の全ての[[カード]]を[[破壊]]できてしまう。~
これもまた三枚あるのは危険とされ、まず[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]に[[準制限カード]]に指定され、[[05/09/01>禁止・制限カード/2005年9月1日]]に[[制限カード]]に[[制限強化]]された。

-[[サルベージ]][[効果]]は、[[強制発動]]の[[誘発効果]]。~
[[手札]]から[[墓地へ送られた]]ときに[[強制発動]]し、[[効果発動時]]に[[墓地]]の[[モンスター]]を[[対象]]に指定、[[効果解決時]]に[[サルベージ]]する。~
指定した[[モンスター]]が[[チェーン]]されるなどして[[墓地]]から[[離れる]]場合は[[不発]]となる。~
なお、[[強制効果]]であるため[[コスト]]や[[チェーン]]処理の途中で[[墓地へ送られた]]場合も、その[[チェーン]]処理の後で新たに[[チェーンブロック]]を作り[[発動]]する。 

-[[《魔法石の採掘》]]などで2枚同時に[[捨てた>捨てる]]場合は、互いに互いを選ぶことで両者を回収できる。~
[[《魔法石の採掘》]](A)でこの[[カード]]2枚を捨て、[[《魔法石の採掘》]](B)を[[回収>サルベージ]]すると[[手札]]にはこの[[カード]]2枚と[[《魔法石の採掘》]](B)を[[加えられる>加える]]。~
つまり、[[無限ループ]]を組めるのだ。~
~
[[《蝶の短剣−エルマ》]]と同様に[[魔力カウンター]]の無限生成も可能だが、[[通常魔法]]であるため[[《連弾の魔術師》]]との[[1ターンキル]]も可能である。~
もっとも[[《連弾の魔術師》]]登場後、《深淵の暗殺者》は一ヶ月も経たずに[[制限カード]]になってしまったが。

-この[[無限ループ]]よりも問題なのは、[[自分]]の[[手札]]と[[墓地]]に《深淵の暗殺者》が1枚ずつ存在するだけで、[[《スナイプストーカー》]]が実質ノーコストで[[《サンダー・ボルト》]]と[[《ハーピィの羽根帚》]]を打てる[[効果]]を併せ持つ[[モンスター]]になってしまったり、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]が[[手札]]を一切消費せずに相手[[フィールド]]上の[[カード]]を全て[[バウンス]]してしまったり出来ることである。~
[[《天罰》]]や[[《マジック・ジャマー》]]もノーコストで打て、[[手札]]にこのカードが2枚あるとき、[[《手札断殺》]]など[[速攻魔法]]版の[[《強欲な壺》]]と化す。~
つまりこのカードが2枚以上ある[[環境]]というのは[[手札コスト]]の概念を完全に壊してしまうのである。~
なので[[制限緩和]]されることはまずありえないだろう。~

-[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]]に再録されたことで、このカードも2種類の[[パラレルレア>Parallel]]仕様が存在するカードになった。~
(→[[カードガチャ]])~

-服装、装備品等が[[《墓守の暗殺者》]]に似ている。~

//-原作・アニメにおいてー~

**関連カード [#w6c5193e]
-[[《執念深き老魔術師》]]
-[[《人喰い虫》]]

-[[《キラー・スネーク》]]
-[[《神剣−フェニックスブレード》]]

―暗殺者の名を持つ[[モンスター]]~
-[[《炎の女暗殺者》]]
//-[[《深淵の暗殺者》]]
-[[《秒殺の暗殺者》]]
-[[《墓守の暗殺者》]]
-[[《アサシン》]]
-[[《D.D.アサイラント》]]
-[[《ダーク・アサシン》]]
-[[《闇の暗殺者》]]

**収録パック等 [#l4f8ffd2]
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP193 &size(10){[[Rare]]};
-[[ファラオの遺産]] 309-025 &size(10){([[N-Parallel]])};
-[[ストラクチャーデッキ−巨竜の復活−]] SD13-JP012
-[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]] DT06-JP006

**FAQ [#af2de4ef]
Q:[[手札]]に《深淵の暗殺者》がある状態で、[[自分]]の[[裏側守備表示]]の[[《メタモルポット》]]が[[戦闘]]によって[[リバース]]し[[戦闘破壊]]されました。~
  この[[リバース効果]]で[[手札]]から[[捨てられた>捨てる]]《深淵の暗殺者》の[[効果]]によって、この[[戦闘破壊]]された[[《メタモルポット》]]は[[回収>サルベージ]]可能ですか?~
A:いいえ、できません。~
  [[《メタモルポット》]]によって[[手札]]から[[墓地へ捨てられた]]《深淵の暗殺者》の[[効果]]は、その処理直後[[《メタモルポット》]]が[[墓地に送られる>墓地へ送られた]]前に[[発動]]します。~
  [[効果]][[発動]]時にはこの[[《メタモルポット》]]が[[墓地]]に存在しませんので、[[対象]]に選択できません。(08/04/22)

Q:[[ダメージ計算]]中に相手が発動した[[《オネスト》]]に対して、[[コスト]]として《深淵の暗殺者》を捨てて[[《天罰》]]を[[発動]]し[[無効]]にしました。~
  [[ダメージ計算]]時に[[チェーン]]は1度しか発生しませんが、この時《深淵の暗殺者》の[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:[[チェーン]]がいつ発生するかは[[調整中]]ですが、[[ダメージ計算]]時のチェーンと[[ダメージ計算]]の後に《深淵の暗殺者》の[[効果]]は[[発動]]します。(09/09/04)
A:はい、[[《オネスト》]]と[[《天罰》]]の[[チェーン]]処理が終了した後に[[発動]]します。なお、《深淵の暗殺者》の[[効果]]処理が終了した後、
[[戦闘]][[ダメージ計算]]を行います。
(10/06/18)