遊戯王カードWiki - 《真海皇トライドン》のバックアップ(No.7)

《真海皇(しんかいおう) トライドン》 †

効果モンスター
星３/水属性/海竜族/攻1600/守 800
このカードと自分フィールド上の海竜族モンスター１体をリリースして発動できる。
手札・デッキから「海皇龍 ポセイドラ」１体を特殊召喚する。
その後、相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は３００ポイントダウンする。

　コストが非常に重いため、まともに出すことも難しかった《海皇龍ポセイドラ》にとっては待望のサポートカードである。
　《深海のディーヴァ》や《海皇の狙撃兵》の効果でこのカードを特殊召喚することによって、リクルート効果を即座に発動できる。
　《深海のディーヴァ》からこのカードをリクルートすれば、下準備なしに手札１枚から攻撃力2800のモンスターを出すことができる。
　弱体化効果もあるため、攻撃力3100までのモンスターを戦闘破壊できる。

　しかし、フィールド上に出しても《海皇龍ポセイドラ》自体はバニラ同然ということに注意。
　《海皇龍ポセイドラ》そのものもあまり使いやすいモンスターではないため、戦闘破壊を狙う場合を除けば、シンクロ召喚やエクシーズ召喚のギミックに繋ぐ方がいい場合もある。

名前の由来はギリシア神話に登場する海神の１人、トライトン(Triton)だろう。
海神ポセイドンと、女神アムピトリーテーの息子であり、人間の上半身と魚の尾を持つ人魚のような姿で描かれるのが典型である。
ポセイドンの隣で荒れた海を鎮めるほら貝を吹くのが仕事とされ、航海の安全を司る神として信仰された。

日本では手塚治虫原作のアニメ「海のトリトン」の影響で、トリトンという読みが一般的である。
漫画のトリトンは若々しい少年であるが、神話のトリトンはポセイドンによく似た屈強な男性、或いは老爺であるともされる。
このモンスターは《海皇龍ポセイドラ》の幼体というべき姿であり、日本特有の「若々しいトリトン」の影響を受けた姿と言うべきであろう。
また、《海皇龍ポセイドラ》の尻尾がトライデントになっているのに対して、こちらは尻尾がほら貝になっており、こちらには上記の神話の影響を見て取れる。

Ｑ：このカードの効果で特殊召喚に成功した《海皇龍ポセイドラ》に対し、《奈落の落とし穴》を発動できますか？
Ａ：いいえ、その後攻撃力をダウンする処理を行いますのでタイミングを逃すため発動できません(13/02/16)