通常魔法 「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、 自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。 (1):自分の手札・デッキ・フィールドから、 融合モンスターカードによって決められている融合素材モンスターを墓地へ送り、 「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を エクストラデッキから融合召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。
クラッシュ・オブ・リベリオンで登場した通常魔法。
手札・デッキ・フィールドから融合素材を墓地へ送ってレッドアイズを融合素材とする融合召喚を行う効果、特殊召喚したモンスターを《真紅眼の黒竜》として扱う効果を持つ。
手札・デッキ・フィールドのどこからでも融合素材を調達できる。
対応範囲で見れば《融合》と《未来融合−フューチャー・フュージョン》の両者を内包しており、融合素材も除外しないため、《龍の鏡》に繋ぐこともできる。
その代わり、特殊召喚できるのは《メテオ・ブラック・ドラゴン》・《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》の3種のみ。
この内、効果を持っているのは《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》だけだが、他の2種にも《一回休み》の効果を受けない、《ダイガスタ・エメラル》で蘇生できるといった利点がある。
また、《メテオ・ブラック・ドラゴン》は攻撃力が最も高く、状況によっては、戦闘や後述の《黒炎弾》のために優先して出せる。
デッキ内の融合素材を用いる場合、融合素材代用モンスターは使えない。
また、デュアルはデッキ・手札では効果モンスター扱いのため、《真紅眼の黒炎竜》等を《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》の融合素材に使用することはできない。
よって、デッキから融合素材にできるのは《真紅眼の黒竜》・《デーモンの召喚》・《メテオ・ドラゴン》・《タルワール・デーモン》の4種のみである。
いずれも上級通常モンスターなので、枚数を増やしすぎると手札事故の危険が伴う。
融合召喚の他に、モンスターゾーンに表側表示で存在する限り、その融合モンスターのカード名を《真紅眼の黒竜》に変更する効果を持つ。
《真紅眼の鎧旋》の蘇生対象を確保しながら発動条件を満たすことができるので、同時にセットしておけば次の相手ターンから展開が可能になる。
その他のサポートカードの中では《黒炎弾》が強力で、3000以上のダメージを与えられるが、《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》の効果とは余り相性が良くない。
一方で、《堕落》などデーモンを条件としたカードを用いる場合、これを満たさなくなってしまうという弊害もある。
1枚で攻撃力3000以上のモンスターを召喚できる上、墓地も肥やせるとメリットが多い反面、そのターン内に他の召喚・特殊召喚ができないという重いデメリットがある。
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》や《真紅眼の鎧旋》による展開が行えず、《真紅眼の闇竜》で《黒炎弾》のデメリットを回避する戦術も使用できない。
特に、融合召喚時に《激流葬》や《奈落の落とし穴》、《強制脱出装置》等の除去を受けた場合、立て直しは非常に困難である。
《真紅眼の飛竜》や《真紅眼の鎧旋》等の蘇生効果も発動できないため、形勢不利な状態で相手にターンを渡すことになる。
事前に伏せ除去を行ったり、《禁じられた聖槍》等の防御手段を用意するなど、伏せカードは十分に警戒したい。
単体での性能で見れば極めて優秀であるが、扱いにくさも相応のカードである。
効果的に運用するには構築や戦術に工夫が求められるため、《融合》や《龍の鏡》とどちらを優先するかは吟味したい。
もちろん、融合素材は除外しないため、《龍の鏡》とは同一ターンの発動こそできないが、融合素材を共有することはできる。
―イラスト関連