通常魔法 「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、 自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。 (1):自分の手札・デッキ・フィールドから、 融合モンスターカードによって決められている融合素材モンスターを墓地へ送り、 「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を エクストラデッキから融合召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。
クラッシュ・オブ・リベリオンで登場する通常魔法。
手札・デッキ・フィールドのどこからでも融合素材を使用できる極めて強力な融合召喚カードである。
対応範囲で見れば、《融合》と《未来融合−フューチャー・フュージョン》の両方を内蔵しており、墓地融合以外では破格の範囲を持つ。
しかし、《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《メテオ・ブラック・ドラゴン》・《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》と対応先が少なく、この内効果も持っているのは《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》だけである。
ステータスも同じ《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》は、《一回休み》の効果を受けない、《ダイガスタ・エメラル》の蘇生に対応するなどの点を活かせない場合、融合召喚する上での優先順位は低くなる。
一方で《メテオ・ブラック・ドラゴン》は攻撃力がより高いため、状況によっては戦闘や後述の《黒炎弾》のために優先して出せる。
これらは《融合準備》等で融合素材をサーチする事もできるため、エクストラデッキに採用しておくだけでも意義はあるだろう。
デッキから融合素材を用いる場合、デュアルはデッキでは効果モンスター扱いのため、《真紅眼の黒炎竜》等は使用することはできない。
デッキ内の融合素材代用モンスターは代用に使用できないため、正規の融合素材が必要となる点にも注意。
よって、デッキから融合素材にできるのは《真紅眼の黒竜》・《デーモンの召喚》・《メテオ・ドラゴン》・《タルワール・デーモン》の4種のみで、全て上級以上の通常モンスターである。
融合召喚の他に、その融合モンスターのカード名を《真紅眼の黒竜》に変更する効果を持つ。
主に《黒炎弾》の対象にすることが目的で使用され、3200または3500のバーンは非常に強力である。
ただし、逆に《堕落》などデーモンを条件としたカードを用いる場合、《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》等がデーモンではなくなってしまう点には注意。
また、《黒炎弾》を使用した場合は攻撃できなくなってしまうので、《黒炎弾》の発動は状況をよく見極めたい。
強力な効果の反面で、そのターン内に他の召喚・特殊召喚ができないという重いデメリットがある。
《黒炎弾》のサポートになるものの、《真紅眼の闇竜》等でデメリットを回避し攻撃する戦術が使えなくなってしまう。
また、レッドアイズの主力である《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》との相性も非常に悪い。
総じて、単体での機能で見れば極めて優秀であるが、扱いにくさも相応のカードである。
効果的に運用するには構築や戦術に工夫が求められるため、《融合》・《龍の鏡》とどちらを優先するかは吟味したい。
もちろん、融合素材は除外しないため、《龍の鏡》とは同一ターンの発動こそできないが共有することができる。
―イラスト関連