通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、 自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。 (1):自分の手札・デッキ・フィールドから、 融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、 「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を EXデッキから融合召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。
クラッシュ・オブ・リベリオンで登場した通常魔法。
手札・デッキ・フィールドから融合素材を墓地へ送ってレッドアイズを融合素材とする融合召喚を行う効果、特殊召喚したモンスターを《真紅眼の黒竜》として扱う効果を持つ。
手札・デッキ・フィールドのどこからでも融合素材を調達でき、対応範囲で見れば《融合》と《未来融合−フューチャー・フュージョン》の両者を内包している。
《真紅眼の鎧旋》や《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》を始め、墓地リソースを要求するカードの多い【真紅眼の黒竜】においては、墓地肥やしの手段ともなる。
基本的にはディスアドバンテージを抑えられるデッキ融合を狙いたい。
このカードで融合召喚できるのは、《メテオ・ブラック・ドラゴン》・《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》・《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》・《真紅眼の黒刃竜》の5種のみ。
《メテオ・ブラック・ドラゴン》・《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》は効果を持たないが、《一回休み》の効果を受けない、《ダイガスタ・エメラル》で蘇生できるといった利点がある。
この2種の場合、融合素材代用モンスターは手札・フィールドにあれば利用可能だが、デッキ融合の際には使えない点に注意。
《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》は、融合素材指定がレベル7レッドアイズ+レベル6ドラゴン族と比較的緩い。
墓地肥やし効果や蘇生効果を持ち、他のレッドアイズサポートカードとも連携が取りやすいため、積極的に融合召喚を狙いたい。
一方、《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》は融合素材に通常モンスターの指定があり、デュアルモンスターの《真紅眼の黒炎竜》・《真紅眼の凶雷皇−エビル・デーモン》はデッキ融合・手札融合に使用できない。
《真紅眼の黒竜》と《デーモンの召喚》または《タルワール・デーモン》を使用する事になるが、バニラデーモンは手札事故要因になりやすいため、デッキバランスには注意したい。
さらに、融合召喚したモンスターが表側表示で存在する限り、そのカード名を《真紅眼の黒竜》に変更する効果を持つ。
《真紅眼の鎧旋》の蘇生対象を落としながら発動条件を満たしたり、《黒炎弾》で3000以上のダメージを与えるといった事が可能。
一方で、《堕落》などのデーモンを条件としたカードと併用しづらいという弊害もある。
1枚で攻撃力3000以上のモンスターを召喚しながら墓地も肥やせるとメリットが多い反面、そのターン内に他の召喚・特殊召喚が一切できないという重いデメリットがある。
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》や《真紅眼の鎧旋》による展開が行えず、《真紅眼の闇竜》で《黒炎弾》のデメリットを回避する戦術も使用できない。
特に、融合召喚時に《激流葬》・《奈落の落とし穴》・《強制脱出装置》等の除去を受けた場合、立て直しは非常に困難である。
《灰流うらら》に至っては、墓地肥やしすら行わせてもらえず、対策手段もほとんど無いため非常に相性が悪い。
《真紅眼の飛竜》や《真紅眼の鎧旋》等の蘇生効果も発動できないため、形勢不利な状態で相手にターンを渡すことになる。
事前に伏せ除去を行ったり、《禁じられた聖槍》等の防御手段を用意するなど、伏せカードには十分警戒したい。
以上のことから、基本的に劣勢で使うことにはあまり適さないため、優勢時に発動したいところ。
総じて、ハイリスク・ハイリターンなカードであり、効果的に運用するには構築や戦術に工夫が求められるため、《融合》や《龍の鏡》とどちらを優先するかは吟味したい。
もちろん、《龍の鏡》とは同一ターンの発動こそできないが、融合素材を再利用することはできる。
―イラスト関連
Q:《真紅眼融合》 にチェーンして《連続魔法》を発動することは出来ますか?
(カードの効果をコピーしその通常魔法の「効果と同じになる」のだから、このカードの効果以外では特殊召喚できない制約には引っかからず、特殊召喚できるのではないか?と言う質問)
A:いいえ、《真紅眼融合》は『このカードを発動するターン、自分はこのカード以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない』 カードですので、チェーンして《連続魔法》を発動すると、この《連続魔法》の効果で特殊召喚することになってしまいます。
したがって、ご質問の場合、《真紅眼融合》にチェーンして《連続魔法》を発動すること自体が不可能です。(16/07/07)