*《&ruby(かみ){神};の&ruby(せんこく){宣告};/Solemn Judgment》 [#sf6f78fc]
 カウンター罠(制限カード)
 ライフポイントを半分払って発動する。
 魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。

 [[Vol.6]]で登場した[[カウンター罠]]。~
 [[モンスターの召喚]]と[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]を[[無効]]にする。

 決して低くない[[ライフコスト]]が必要だが、[[《昇天の角笛》]]・[[《マジック・ジャマー》]]・[[《盗賊の七つ道具》]]の[[効果]]を併せ持ち、対応範囲は非常に広い。~
 [[モンスター効果]]だけは止められないが、[[手札誘発]]・[[墓地]]誘発等の特殊な例を除き[[召喚]]自体を許さなければ、大半の[[効果]]を防げる。~
 [[ライフコスト]]以外には[[発動]]するタイミングも[[対象]]も制限されていない、極めて優秀かつ万能な[[カウンター罠]]である。

 [[ライフ]]が多い序盤ほど[[コスト]]が重く、終盤になり[[ライフ]]が減ると[[コスト]]が軽くなるという特性がある。~
 また、[[ライフ]]を半分支払うと、ラッシュを1回通されただけで負ける状況になり、逆に[[マストカウンター]]の対象が増加してしまう。~
 いずれにせよ脅威となる[[カード]]をピンポイントで止めなければならないので、[[発動]]するタイミングの見極めが重要となる。~
 一定の[[ライフコスト]]を必要とする[[《我が身を盾に》]]・[[サイキック族]][[モンスター]]や、[[戦闘ダメージ]]が必要な[[《冥府の使者ゴーズ》]]等とは共存しにくい。~

 [[ダメージ]]レースにおいて損になりやすい[[バーン]][[デッキ]]、特に[[【フルバーン】]]には注意が必要である。~
 しかし、[[相手]]の[[手札]]が0枚になった時点でこれが伏せてあればほぼ勝てるので、[[【フルバーン】]]に対しては慎重に使いたい。~
 逆に[[【未来オーバー】]]等の[[1ターンキル]]系の[[デッキ]]は、[[キーカード]]となる[[カード]]が明解であるため、戦いやすい相手と言える。~
 もっとも、それらの[[デッキ]]が[[キーカード]]を押し通すために採用している事も多い。~

-''[[このカードで無効にできる特殊召喚はチェーンに乗らないものだけ>間違えやすいルール#j5ce2c49]]である。''~
具体的には、[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]等の[[召喚ルール効果]]のみを指す。~
具体的な[[発動]]タイミングは「[[モンスターの召喚]]」を参照。~
ただ、[[《死者蘇生》]]等「[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]による[[チェーン]]に乗る[[特殊召喚]]」は[[発動]]自体に使うことで[[無効]]化できる。~
また[[《緊急同調》]]の場合、その[[発動]]に[[チェーン]]しても[[発動]]できるし、その[[効果]]は[[シンクロ召喚]]であるため、[[チェーン]]1での[[発動]]であれば[[効果]]処理終了にも[[発動]]できる。~
前者は[[《緊急同調》]]の[[発動]]を[[無効]]にし[[破壊]]することになり、後者は[[シンクロ召喚]]を[[無効]]にし[[破壊]]することになる。

--つまりこの[[カード]]が[[無効]]に''できない''[[特殊召喚]]には「[[モンスター効果]]による、[[チェーン]]に乗る[[特殊召喚]]」がまず挙げられる。~
[[レベルアップモンスター]]、[[リクルーター]]、[[自己再生]]全般、「[[剣闘獣]]の[[効果]]」による[[デッキ]]からの[[剣闘獣]]の[[特殊召喚]]、[[《ダーク・シムルグ》]]・[[《ハネクリボー LV9》]]・[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《トラゴエディア》]]等は[[無効]]にできない。~
ただし[[《フォーミュラ・シンクロン》]]の場合、その[[効果]]は[[シンクロ召喚]]であるため[[チェーン]]1での[[発動]]であれば[[効果]]処理終了に[[発動]]可能であり、[[シンクロ召喚]]を[[無効]]にし[[破壊]]できる。~

--[[魔法・罠カード]]の「[[効果の発動]]」による[[特殊召喚]]も[[無効]]にできない。~
これは、[[《フュージョン・ゲート》]]・[[《神の居城−ヴァルハラ》]]・[[《ミイラの呼び声》]]・[[《歯車街》]]・[[《スターゲート》]]等が該当する。~

-「[[デッキ]]に採用する場合、なるべく3枚フルに投入するのが望ましい」とよく言われていた。~
2枚目、3枚目と[[発動]]するごとに必要な[[ライフコスト]]が少なくて済むためである。~
[[シンクロモンスター]]の登場後は、[[メタ]]として多数の[[デッキ]]で3枚積むのが当たり前になった。~
そのためか、[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]をもって[[制限カード]]に指定された。~
これは[[カウンター罠]]として初めてであり、現在唯一[[制限指定>制限カード]]されている。~
なお、同時期に[[制限指定>制限カード]]された[[《大寒波》]]よりも一年以上早く登場しており、初登場から10年近く経っての[[制限指定>制限カード]]である。~
この[[制限改訂]]により、[[【パーミッション】]]は大幅に弱体化した。~

--[[制限カード]]に指定されて最初こそ「3枚詰めるから強かった」という風潮から、[[制限カード]]に指定されることで大して使われなくなると予想する声が多かった。~
しかしそんなことはなく、すぐに見直しが行われて1枚でも十分すぎるほどに強力なことが露呈する。~
むしろ今まで3枚入れるスペースがないために敬遠してたデュエリストも気軽に投入できるようになり、採用率は上昇の一途をたどる。~
そして現在では[[メタ]]系の[[デッキ]]のみならずほとんどの[[デッキ]]に投入される、名実ともに[[必須カード]]にまで上り詰めた。
//--[[制限カード]]に指定されて最初こそ「3枚詰めるから強かった」という風潮から、[[制限カード]]に指定されることで大して使われなくなると予想する声が多かった。~
//しかしそんなことはなく、すぐに見直しが行われて1枚でも十分すぎるほどに強力なことが露呈する。~
//むしろ今まで3枚入れるスペースがないために敬遠してたデュエリストも気軽に投入できるようになり、採用率は上昇の一途をたどる。~
//そして現在では[[メタ]]系の[[デッキ]]のみならずほとんどの[[デッキ]]に投入される、名実ともに[[必須カード]]にまで上り詰めた。

--後に後継[[カード]]といえる[[《神の警告》]]が登場し、その[[《神の警告》]]も[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]に[[準制限カード]]となっているため規制緩和は厳しいだろう。

-使うことはあまりないだろうが、一応[[自分]]の[[カード]]に対しても発動可能である。([[FAQ>#m850a55e]]参照)~
[[ディスアドバンテージ]]は酷いが、安全かつ大幅な[[ライフロス]]が望める。

-[[英語名]]は「Solemn(神聖な) Judgment(裁き)」という意味。~
「神聖」を意味する単語は「Holy」「Sacred」など色々あるが、「Solemn」は宗教上の神聖さを表す単語として使われる。~
「God」が使えない中で、日本語版に近い雰囲気を模索した名訳だろう。~

-2009年10月分のVジャンプの冊子には、この[[カード]]が収録されたパックが「[[BE2>BEGINNER'S EDITION 2]]」ではなく「[[EE2>EXPERT EDITION Volume.2]]」と書かれている。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ「遊戯vsキース」戦においてキースが使用。~

--アニメGXの「十代vs[[人造人間−サイコ・ショッカー>《人造人間−サイコ・ショッカー》]]」戦において十代が使用。~
[[《リビングデッドの呼び声》]]による[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[蘇生]]を[[無効]]化し決め手となった。~

--アニメ5D'sの「レクスvsルドガー」戦においてレクスの[[デッキ]]に投入されているのが確認できる。~
「遊星vsガードロボ」戦ではガードロボが使用。~
[[《ダブル・サイクロン》]]の[[発動]]を[[無効]]にし、[[永続罠]]《カウンター・フォース》に4つ目のチャージ[[カウンター]]を乗せる役割を果たした。~
この時払った[[ライフコスト]]のために遊星に逆転を許した描写があったが、別に半減しなくても止めはさせた。~
この時、[[破壊]][[対象]]を指定する前に[[発動]]しているが、実際にはできない。~
また、WRGPにおける「チーム白虎の一人vsゴースト軍団4体」戦では、1体がチーム白虎の[[《攻撃の無力化》]]に対して使用している。~

--デュエルワンポイントレッスンの龍可によると「スッゴイ有名」な[[カード]]らしいが、いっぽう龍亞はこの[[カード]]の事を知らなかったらしい。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]内の[[デッキ]]「アンチ・エフェクト」のアイコンにはこの[[カード]]の[[イラスト]]が使われている。~
[[第8弾>DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]]までは同[[デッキ]]にはこのカードが投入されていたのだが、[[第9弾>DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]]からは[[《神の警告》]]と入れ替えとなった。

**関連[[カード]] [#tc0dfdda]
-[[カウンター罠]]

-[[《神光の宣告者》]]
-[[《神の警告》]]

―[[イラスト]]関連
-[[《神の威光》]]

**収録パック等 [#r9d8c65f]
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP073 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-056 &size(10){[[Super]]};
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-66 &size(10){[[Super]]};
-[[Vol.6]] &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP032
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP034
-[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP018 &size(10){([[Gold]])};
-[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]] SD20-JP038
//ttp://tw.page.bid.yahoo.com/tw/auction/1213826275

**FAQ [#m850a55e]
Q:「[[ホルスの黒炎竜]]」等の[[レベルアップモンスター]]の[[効果]]による[[特殊召喚]]に対して、このカードを[[発動]]できますか?~
A:[[レベルアップモンスター]]等の「[[カードの効果]]による、[[チェーンブロック]]を作る[[特殊召喚]]」に対しては[[発動]]できません。

Q:[[ライフポイント]]が1の状態でこのカードを[[発動]]できますか?~
A:できます。[[ライフ]]を計算する場合、小数点以下は四捨五入します。~
  よって1÷2=0.5となり四捨五入で[[ライフポイント]]は1、つまり実質ノー[[コスト]]で[[発動]]できます。

Q:[[召喚]]を[[無効]]にするということは、[[通常召喚]]を[[無効]]にされた後で別の[[モンスター]]を[[召喚]]することはできますか?~
A:[[召喚]]を[[無効]]にされても「[[召喚]]機会を使用した」事実は残るので、もうこの[[ターン]]は[[通常召喚]]できません。

Q:「[[《デビルドーザー》]]など[[召喚ルール効果]]の[[特殊召喚]]をしようとするタイミング」に、《神の宣告》を[[発動]]し、[[特殊召喚]]を[[無効]]にしようとしました。~
  これに[[チェーン]][[《魔宮の賄賂》]]をされたので、[[チェーン]]でもう一枚の《神の宣告》を[[発動]]しようと思います。~
  これは[[特殊召喚]]を[[無効]]にするタイミングと言うことで、あらためてこの《神の宣告》で[[《デビルドーザー》]]の[[特殊召喚]]を[[無効]]にすることが出来ますか?~
A:この場合、[[チェーン]]3で[[発動]]する《神の宣告》は、直前の[[《魔宮の賄賂》]]の[[発動]]を[[無効]]にするためにしか[[発動]]することは出来ません。(08/06/29)~
  ([[《昇天の黒角笛》]]のページのFAQも参照)

Q:[[自分]]の[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]、[[モンスター]]の[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]を[[無効]]にできますか?~
A:できます。(09/02/20)~