*《&ruby(かみ){神};の&ruby(せんこく){宣告};/Solemn Judgment》 [#top] カウンター罠(制限カード) (1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。 ●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 ●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。 それを無効にし、そのモンスターを破壊する。 [[Vol.6]]で登場した[[カウンター罠]]。~ [[モンスターの召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]及び[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]のいずれかを[[無効]]にする[[効果]]を持つ。~ 決して少なくない[[ライフコスト]]が必要だが、1枚で[[《昇天の角笛》]]・[[《マジック・ジャマー》]]・[[《盗賊の七つ道具》]]の[[効果]]を使い分けられるので、対応範囲は非常に広い。~ [[モンスター効果]]は止められないが、[[手札誘発]]・[[墓地]]誘発等の特殊な例を除き[[召喚]]自体を許さなければ、大半の[[効果]]を防げる。~ [[ライフコスト]]は固定値ではないため、[[ライフ]]が多い序盤ほど[[コスト]]が重く、終盤になり[[ライフ]]が減ると[[コスト]]が軽くなるという特性がある。~ [[マストカウンター]]に対しては序盤から[[ライフ]]4000を払うという選択肢も考えられる。~ しかし、その場合はその後ラッシュを1回通されただけで負ける状況になり、別の[[マストカウンター]]が増える事も考えられる。~ いずれにせよ脅威となる[[カード]]をピンポイントで止めなければならないので、[[発動]]するタイミングの見極めが重要となる。~ 一定の[[ライフコスト]]を必要とする[[《我が身を盾に》]]・[[サイキック族]][[モンスター]]や、[[ダメージ]]が必要な[[《冥府の使者ゴーズ》]]等とは共存しにくい。~ [[ダメージ]]レースにおいて損になりやすい[[バーン]][[デッキ]]、特に[[【フルバーン】]]では[[発動]]するとかえって不利になりやすい。~ しかし、[[相手]]の[[手札]]が0枚になった時点でこの[[カード]]伏せてあれば理想的なので、上手く使いたい。~ もっとも[[相手]]もこの[[カード]]が伏せられている前提で[[火力]]を放ってくるため「[[チェーン]]1でギリギリ耐える[[ダメージ]]、[[チェーン]]2でトドメ」のように積まれるとこの[[カード]]では対応できない。~ 逆に[[【未来オーバー】]]等の[[1ターンキル]]系の[[デッキ]]は、[[キーカード]]となる[[カード]]が明解であるため、戦いやすい相手と言える。~ ただし、逆にそれらの[[デッキ]]が[[キーカード]]を押し通すために採用する事も多い。~ -この[[カード]]で[[無効]]にできる[[特殊召喚]]は「[[召喚宣言して行う特殊召喚>特殊召喚#a52a3434]]」だけである。([[間違えやすいルール>間違えやすいルール#j5ce2c49]]も参照)~ 具体的には、[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]・[[《D−HERO Bloo−D》]]等の[[召喚ルール効果]]や[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]・[[ペンデュラム召喚]]を指す。~ 具体的な[[発動]]タイミングは「[[モンスターの召喚]]」を参照。~ [[《死者蘇生》]]や[[儀式魔法]]、[[《融合》]]等「[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]による[[特殊召喚]]」は、[[効果処理中>効果解決時]]に[[特殊召喚]]が行われるため、それらの処理中に割り込んで[[カードの発動]]ができずその[[特殊召喚]]は[[無効]]にはできない。~ この場合、それらの[[カードの発動]]自体を[[無効]]にすることで対処することになる。~ ただし、[[《緊急同調》]]や[[《高等紋章術》]]の場合、その[[発動]]に[[チェーン]]しても[[発動]]でき、その[[効果]]は[[効果処理>効果解決時]]終了直後に行われる[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]である。~ そのため、[[チェーン]]1での[[発動]]であれば、[[効果処理>効果解決時]]終了直後に行われる[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]の[[召喚宣言]]時にも[[発動]]できる。~ 前者は[[《緊急同調》]]や[[《高等紋章術》]]の[[発動]]を[[無効]]にし[[破壊]]し、後者は[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を[[無効]]にし[[破壊]]する。~ --つまりこの[[カード]]が[[無効]]に''できない''[[特殊召喚]]には「[[モンスター効果]]を[[発動]]して行う[[特殊召喚]]」がまず挙げられる。~ //[[LVモンスター>LV]]、[[リクルーター]]、[[自己再生]]全般、「[[剣闘獣]]の[[効果]]」による[[デッキ]]からの[[剣闘獣]]の[[特殊召喚]]、[[《ダーク・シムルグ》]]・[[《ハネクリボー LV9》]]・[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《トラゴエディア》]]・[[《バトルフェーダー》]]等の[[効果]]処理中に[[特殊召喚]]する処理に割り込んでこの[[カード]]を[[発動]]して[[無効]]にできない。~ 例外として、[[《フォーミュラ・シンクロン》]]の場合、その[[効果]]は[[効果処理>効果解決時]]終了直後に行われる[[シンクロ召喚]]であるため、[[チェーン]]1での[[発動]]であれば[[効果処理>効果解決時]]終了後に[[発動]]して[[シンクロ召喚]]を[[無効]]にし[[破壊]]できる。~ --[[魔法・罠カード]]の「[[効果の発動]]」による[[特殊召喚]]も[[無効]]にできない。~ これは、[[《フュージョン・ゲート》]]・[[《神の居城−ヴァルハラ》]]・[[《ミイラの呼び声》]]・[[《歯車街》]]・[[《スターゲート》]]等が該当する。~ その他、[[墓地]]の自身を[[除外]]して[[発動]]する[[《破壊剣の追憶》]]などもこれにあたる。~ -対象の[[プレイヤー]]は[[相手]]に限定されておらず、[[自分]]の[[カード]]に対しても[[発動]]可能である。([[FAQ>#faq]]参照)~ [[自分]]の[[モンスター]]に対して[[発動]]すれば、能動的にその[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]ことができる。~ 一見あまり意味のないことのように思えるが、[[墓地]]にいたほうが都合のいい[[モンスター]]や、[[《エクリプス・ワイバーン》]]などの[[墓地へ送られて>墓地へ送る]][[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]に対しては、状況次第ではこの[[カード]]を[[発動]]するのも手のひとつである。~ 他にも[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]や[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]などを[[特殊召喚]]する際、[[墓地]]の[[モンスター]]の数を増やす手段としても使うことができる。~ 無論、決して少なくない[[ライフロス]]はあるが、決めの一手としてこのような使い方が出来ることも覚えておいて損はないだろう。~ -[[《自爆スイッチ》]]などの一部の[[カード]]を[[発動]]するために[[ライフ]]を減らす目的で使うこともできる。~ [[《茫漠の死者》]]や[[《活路への希望》]]など、[[ライフ]]が少ない方が有効な[[カード]]との相性もいい。~ -「[[デッキ]]に採用する場合、なるべく3枚フルに投入するのが望ましい」とよく言われていた。~ 2枚目、3枚目と[[発動]]するごとに必要な[[ライフコスト]]が少なくて済むためである。~ [[シンクロモンスター]]の登場後は、[[メタ]]として多数の[[デッキ]]で3枚[[積む]]のが当たり前になった。~ そのためか、[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]をもって[[制限カード]]に指定された。~ これは[[カウンター罠]]として初めてである。~ --[[制限カード]]に指定される前に言われていた「3枚[[積む]]のが当たり前」という風潮から、[[制限カード]]に指定されることで大して使われなくなると予想された。~ だが、1枚でも十分すぎるほどには変わりはなかったため、採用率は上昇し、[[メタ]]系の[[デッキ]]のみならずほとんどの[[デッキ]]に投入されるようになっていった。~ 現在も、[[《ハーピィの羽根帚》]]や[[《ソウル・チャージ》]]・[[《励輝士 ヴェルズビュート》]]などの、多くの[[デッキ]]に投入されている上に[[発動]]を通すと大きな[[アドバンテージ]]を取られる[[カード]]をまとめて対策できる[[カード]]として、非常に高い採用率を保っている。~ --[[《神の警告》]]を皮切りに、[[カード名]]の似た[[カウンター罠]]が少しずつ登場している。~ //--後に後継[[カード]]といえる[[《神の警告》]]が登場したが、あちらは[[特殊召喚]]に対してはこの[[カード]]より強い。~ //---その更に後継[[カード]]として[[《神の忠告》]]も登場しており、こちらは[[発動条件]]が厳しい代わりに[[《天罰》]]を[[内蔵]]した物となっている。 --海外のみの[[制限改訂]]では、[[13/09/01>海外の禁止・制限カード/2013年9月1日]]をもって[[禁止カード]]に指定されてしまった。~ 同改訂では[[《大嵐》]]も[[禁止カード]]に指定されているので、相対的に[[罠カード]]の重要度が増すことを見越した規制である。~ その結果、海外の[[環境]]では[[【罠ビート】]]等に代表される[[汎用>汎用性]][[罠>罠カード]]中心の[[【メタビート】]][[デッキ]]が流行することとなった。~ -[[英語名]]は「Solemn(神聖な) Judgment(裁き)」という意味。~ 「神聖」を意味する単語は「Holy」「Sacred」など色々あるが、「Solemn」は宗教上の神聖さを表す単語として使われる。~ 「God」が使えない中で、日本語版に近い雰囲気を模索した名訳だろう。~ -2009年10月分のVジャンプの冊子には、この[[カード]]が収録されたパックが「[[BE2>BEGINNER'S EDITION 2]]」ではなく「[[EE2>EXPERT EDITION Volume.2]]」と書かれている。~ -原作・アニメにおいて―~ 「王国編」と「バトルシティ編」の間に当たるアニメオリジナルデュエル「遊戯vsキース」戦においてキースが使用。~ [[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]を[[無効]]化した。~ --アニメGXの「十代vs[[サイコ・ショッカー>《人造人間−サイコ・ショッカー》]]」戦において十代が使用。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]による[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[蘇生]]を[[無効]]化し決め手となった。~ --131話の「十代(少年期)vsオサム」戦において、この[[カード]]と同じ[[効果]]を持つ《パーフェクト・カウンター・コード 123》が登場している。~ ただし、こちらの[[カード]]の[[発動条件]]は[[自分]][[フィールド]]上に[[レベル]]1・[[レベル]]2・[[レベル]]3の[[モンスター]]がそれぞれ存在している必要がある。~ --アニメ5D'sの「レクスvsルドガー」戦においてレクスの[[デッキ]]に投入されているのが確認できる。~ 「遊星vsガードロボ」戦ではガードロボが使用。~ [[《ダブル・サイクロン》]]の[[発動]]を[[無効]]にし、[[永続罠]]《カウンター・フォース》に4つ目のチャージ[[カウンター]]を乗せる役割を果たした。~ この時払った[[ライフコスト]]のために遊星に逆転を許した描写があったが、別に半減しなくても止めはさせた。~ [[破壊]][[対象]]を指定する前に[[発動]]しているが、実際にはできない。~ また、WRGPにおける「チーム白虎の一人vsゴースト軍団4体」戦では、ゴーストの1体がチーム白虎の[[《攻撃の無力化》]]に対して使用している。~ --デュエルワンポイントレッスンの龍可によると「スッゴイ有名」な[[カード]]らしいが、一方で龍亞はこの[[カード]]の事を知らなかったらしい。~ --アニメZEXALのおまけでは、第7期ではなく第3期のものが使用されていた。~ また、アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsアリト」(2戦目)において遊馬が使用した[[カウンター罠]]《ラスト・チャンス》の[[イラスト]]に[[カード]]が描かれている。~ --アニメARC-Vのストロング石島のCMで、この[[カード]]が確認できる。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[DUEL TERMINAL]]内の[[デッキ]]「アンチ・エフェクト」のアイコンにはこの[[カード]]の[[イラスト]]が使われているが、この[[カード]]は入っていない。~ [[第8弾>DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−]]までの似た内容の[[デッキ]]「アンチ・シンクロン」では収録されている。~ また、ADXにおいては特殊コマンドとして登場。~ [[相手]]の特殊コマンドの発動を妨害する、そこそこ強力なコマンドである。~ **関連カード [#card] -[[カウンター罠]] //-[[《神の宣告》]] -[[《神の警告》]] -[[《神の忠告》]] -[[《神の通告》]] -[[《王者の看破》]] -[[《ポリノシス》]] -[[《ブローニング・パワー》]] -[[《神光の宣告者》]] -[[《エヴォルカイザー・ラギア》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《禁じられた聖典》]] -[[《神の威光》]] -[[《裁きの天秤》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#deck] -[[【パーミッション】]] **収録パック等 [#pack] -[[Vol.6]] &size(10){[[Ultra]]}; -[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-66 &size(10){[[Super]]}; -[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-056 &size(10){[[Super]]}; -[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP073 &size(10){[[Super]]}; -[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP032 -[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP034 -[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP018 &size(10){([[Gold]])}; -[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]] SD20-JP038 -[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP057 &size(10){[[Ultra]]}; -[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP038 &size(10){[[Gold]]}; -[[ストラクチャーデッキ−シンクロン・エクストリーム−]] SD28-JP039 -[[GOLD PACK 2016]] GP16-JP019 &size(10){[[Gold]],[[G-Secret>Secret]]}; **FAQ [#faq] Q:「[[ホルスの黒炎竜]]」等の[[LVモンスター>LV]]の[[効果]]による[[特殊召喚]]に対して、このカードを[[発動]]できますか?~ A:[[LVモンスター>LV]]等の「[[カードの効果]]による、[[チェーンブロック]]を作る[[特殊召喚]]」に対しては[[発動]]できません。 Q:[[ライフポイント]]が1の状態でこの[[カード]]を[[発動]]できますか?~ A:できます。[[ライフ]]を計算する場合、小数点以下は四捨五入します。~ よって1÷2=0.5となり四捨五入で[[ライフポイント]]は1、つまり実質[[ノーコスト>コスト]]で[[発動]]できます。 Q:[[召喚]]を[[無効]]にするということは、[[通常召喚]]を[[無効]]にされた後で別の[[モンスター]]を[[召喚]]することはできますか?~ A:[[召喚]]を[[無効]]にされても「[[召喚]]機会を使用した」事実は残るので、もうこの[[ターン]]は[[通常召喚]]できません。 Q:「[[《デビルドーザー》]]など[[召喚ルール効果]]の[[特殊召喚]]をしようとするタイミング」に、《神の宣告》を[[発動]]し、[[特殊召喚]]を[[無効]]にしようとしました。~ これに[[チェーン]][[《魔宮の賄賂》]]をされたので、[[チェーン]]でもう1枚の《神の宣告》を[[発動]]しようと思います。~ これは[[特殊召喚]]を[[無効]]にするタイミングと言うことで、あらためてこの《神の宣告》で[[《デビルドーザー》]]の[[特殊召喚]]を[[無効]]にすることが出来ますか?~ A:この場合、[[チェーン]]3で[[発動]]する《神の宣告》は、直前の[[《魔宮の賄賂》]]の[[発動]]を[[無効]]にするためにしか[[発動]]することは出来ません。(08/06/29)~ ([[《昇天の黒角笛》]]のページのFAQも参照) Q:[[自分]]の[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]、[[モンスター]]の[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]を[[無効]]にできますか?~ A:できます。(09/02/20) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《神の宣告》,罠,カウンター罠,);