カウンター罠 (1):1500LPを払って以下の効果を発動できる。 ●モンスターの効果が発動した時に発動できる。 その発動を無効にし破壊する。 ●自分または相手がモンスターを特殊召喚する際に発動できる。 その特殊召喚を無効にし、そのモンスターを破壊する。
ブレイカーズ・オブ・シャドウで登場したカウンター罠。
ライフコストを払う事で、モンスター効果の発動か条件による特殊召喚を無効にし破壊する効果を持つ。
《天罰》に《昇天の黒角笛》相当の特殊召喚無効化効果が追加され、更にコストが手札コストからライフコストに置き換わっており、あちらのほぼ上位互換と言える。
類似効果を持つ《神の警告》と比較すると、召喚・反転召喚やカードの効果による特殊召喚を無効にしない代わりに、モンスター効果を無効にできる。
ただ、召喚・反転召喚・特殊召喚されたモンスターの効果をこのカードで無効にしても結果的に同じ状況になることが多く、事実上あちらの上位互換に近い。
1番目の効果で対応できない耐性持ちは居るが、そういったモンスターは殆ど条件による特殊召喚で出されるため、2番目の効果で対応でき、2つの効果が上手く噛み合い隙がない。
また、モンスター効果を1:1交換で止められるため、展開の妨害だけでなく手札誘発の対策としても使用できる点も評価できる。
これらのことから、様々なカウンター罠の上位互換として機能する、極めて高い性能を持つカウンター罠と言える。
現環境はこれら2つに依存しているデッキが非常に多く、発動機会に困る事はほぼ無い。
ただし、罠カードであるため、先攻での展開までは止められず、手札誘発の対策として使用したい場合も前のターンには伏せてある必要がある。
罠カードという性質上、先に展開されてしまうとすぐには巻き返せず、高速化した現環境ではその差が致命的となる。
また、《レッド・リブート》を使われると、こちらが前のターンから準備していた妨害を相手はその場で対処するため、速度差が致命的に拡大する。
このカードに限らずだが、即効性を重視するデッキではこのカード含めた罠カード全体が切り捨てられる傾向にあることは留意したい。
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