*《&ruby(しんえんおう){神炎皇};ウリア/Uria, Lord of Searing Flames》 [#tfd94c88]
 効果モンスター
 星10/炎属性/炎族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード3枚を
 墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は、自分の墓地の永続罠カード1枚につき
 1000ポイントアップする。
 1ターンに1度だけ、相手フィールド上にセットされている
 魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。
 この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。

 [[SHADOW OF INFINITY]]で登場した[[炎属性]]・[[炎族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[三幻魔]]の1体であり、[[表側表示]]の[[罠カード]]3枚を[[墓地へ送る]]ことで[[特殊召喚]]できる。~
 [[モンスター効果]]以外は[[チェーン]]できない「毎[[ターン]]1枚ずつ[[セット]]された[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]する」[[起動効果]]を持つ。~

 [[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が出来れば、[[攻撃力]]も[[強化]]されていく。~
 [[攻撃力]]アップの効率は良く、[[永続罠]]3枚を[[墓地]]へ送って[[特殊召喚]]したのであれば最低でも3000、[[デッキ]]を特化していれば数千〜1万以上の[[攻撃力]]も視野に入る。~

 しかし、3枚の[[カード]]を消費する以上、[[攻撃]]が通らずに[[除去]]されると大損害となる。~
 一応[[伏せ除去]]の[[起動効果]]を持っており、さらに[[起動効果]][[発動]]時には[[相手]]の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を制限できるため、自力で[[《天罰》]]などへの[[耐性]]を持っていると言える。~
 だが、[[起動効果]]は[[特殊召喚]]してすぐには[[発動]]できないため、[[《奈落の落とし穴》]]などの[[特殊召喚]]反応型[[罠カード]]はもちろん、[[《強制脱出装置》]]などの[[フリーチェーン]]の[[除去]]も普通に受けてしまう。~
 [[1ターンに1度]]の回数制限も含め、重さの割には非常に心許ないと言わざるを得ず、この抑制[[効果]]が役に立つ事は多くはない。~

 更に[[除去]]自体への[[耐性]]は一切持っていないので、[[相手]][[ターン]]に[[破壊]]されてしまう事も多い。~
 [[守備力]]は上がらず常に0であるため、[[《月の書》]]・[[《エネミーコントローラー》]]等で対処され易い。~
 「[[表側表示]]で存在する[[罠カード]]」という事は、つまるところ[[永続罠]]・[[装備罠>装備カード]]・[[罠モンスター]]を3枚[[墓地へ送る]]必要がある。~
 複数枚の[[永続罠]]を[[発動]]する事で[[相手]]に狙いを読まれてしまう可能性があり、[[全体除去]]や[[魔法・罠除去]]で対処される危険がある。~
 [[罠カード]]を複数投入する必要があるため、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]と[[《王宮のお触れ》]]の存在は脅威となる。~
 また[[宣言]][[効果]]を持った[[カード]]に、[[罠カード]]を[[宣言]]されやすくなる。~

 [[《メタル・リフレクト・スライム》]]や[[《死霊ゾーマ》]]等の[[罠モンスター]]を使う事で、戦力を整えることができる。~
 [[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]や[[《光の護封壁》]]ならば、殆どの[[永続罠]]と組み合わせて[[自分]]の[[フィールド]]を有利に整えることができる。~
 また、[[炎属性]]を多用する[[デッキ]]であれば[[《バックファイア》]]を投入するのも悪くないだろう。~
 [[永続罠]]を併用するうえでの有効活用を考えるのなら、[[《宮廷のしきたり》]]+[[罠モンスター]]が代表例であろうか。~
// [[永続罠]]を併用するうえでの有効活用を考えるのなら、[[《スピリットバリア》]]+[[《アストラルバリア》]]が代表例であろうか。~
 [[《魔封じの芳香》]]・[[《暗黒の呪縛》]]・[[《モンスターBOX》]]・[[《旅人の試練》]]・[[《拷問車輪》]]・[[《ニードル・ウォール》]]等も[[サポートカード]]として候補に挙がる。~

 この[[カード]]を投入した[[デッキ]]を構築する場合、その使い方もある程度分岐する。~
 爆発力を重視してこの[[カード]]をメインとするか、安定性を重視して単なる[[永続罠]][[デッキ]]の一戦力にするか。~
 前者の場合は[[《我が身を盾に》]]・[[《神の宣告》]]等[[除去]]回避でこの[[カード]]をサポートし、[[《死者転生》]]で回収できるようにしたい。

 [[デッキ]]を大量の[[永続罠]]で構成して[[《名推理》]]等を使い、[[墓地]]に[[永続罠]]が溜まった後にこの[[カード]]を[[召喚]]する。~
 そうすればこの[[カード]]は[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]をも超える[[攻撃力]]となり、さらに[[伏せ除去]]もできる。~
 この[[カード]]は[[サーチ]]も可能なので、それほど難しい[[コンボ]]ではないだろう。~
 とは言え、[[永続罠]]を入れ過ぎると[[手札事故]]の確率が異常に上がってしまう。~

 [[《マジカルシルクハット》]]とは相性が良い。~
 [[《エネミーコントローラー》]]などにより[[守備表示]]にされているこの[[モンスター]]が[[攻撃]]された時に[[発動]]し[[攻撃]]をかわすことができれば、[[永続罠]]2枚を[[墓地へ送る]]ことで結果的に[[攻撃力]]を2000ポイントアップさせることができる。~
 この[[モンスター]]を[[特殊召喚]]するまでの時間稼ぎにもなる。~

-[[炎星]]とは相性がいい。~
一部の[[炎星]][[モンスター]]の[[効果]]で[[永続罠カード>永続罠]]を[[デッキ]]から[[セット]]できるので、すぐに召喚条件を整えることができる。~
//そのうえ、[[炎舞]]をまとめて[[墓地へ送る]]事ができるため[[《極炎舞−「星斗」》]]の発動条件を整えやすくなる。~
//攻撃力が下がるのでウリアから見ると星斗の相性は良くない

-[[レベル]]10のため、[[三幻魔]]は全て[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]に[[《突然変異》]]することが可能だった。~

-[[《ブレイズ・キャノン》]]系に対応しているが、使う機会は少ないだろう。

-[[マスタールール2]]に移行したため、[[優先権]]を行使した[[起動効果]]の[[発動]]ができなくなった。~
それにより、[[《奈落の落とし穴》]]等[[特殊召喚]]時に[[発動]]できる[[カード]]に引っかかるようになり、大きく弱体化した。~

-[[カード名]]の由来は「ウリエル(Uriel)」だろう。~
ウリエルはミカエル、ラファエル、ガブリエルなどと同じ四大天使の1人。~
「神炎皇」は、ウリエルに与えられた称号が「神の炎」なので、ここから採られたものだと考えられる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの「十代vs影丸」戦において登場。~
デザインモチーフは、おそらく[[三幻神]]の1体である[[《オシリスの天空竜》]]であろう。~
[[カード]]の枚数によって決定する[[攻撃力]]はオシリスの[[攻撃力]]変動[[効果]]に、[[発動]]すらも許さずに[[罠カード]]を[[破壊]]する[[効果]]は召雷弾を思い起こさせる。~
[[《融合失敗》]]・[[《罰ゲーム!》]]・[[《黄金の邪神像》]]を[[生け贄]]に[[召喚]]し、[[《連鎖炸薬》]]・[[《強欲な瓶》]]・[[《セメタリー・ボム》]]を[[墓地へ送る]]ことで繰り返し[[蘇生]]し、[[攻撃力]]を上昇させた。~
だが[[《降雷皇ハモン》]]登場後は自身の[[デメリット]][[効果]]によって[[攻撃]]を行えずにさほど活躍できなかった。~
下記にもある様に、[[破壊]]対象は[[罠カード]]に限定されていたため、劇中でも[[セット]]された[[速攻魔法]]に対して[[効果を発動>効果の発動]]させなかった。~
しかし、なぜ非[[公開情報]]である[[セット]]された[[カード]]の種類を判別できていたのかは不明である。~
[[攻撃]]名は「ハイパーブレイズ」 、[[効果]]名は「トラップディストラクション」。~
//GX第48話再放送時の字幕より。~
//他の[[三幻魔]]や[[《混沌幻魔アーミタイル》]]の[[攻撃]]名や[[効果]]名と異なる横文字の名称となっている。~

--初登場時の[[効果]]は以下のようになる。
 自分フィールド上の罠カード3枚を
 墓地に送った場合に特殊召喚する事ができる。
 1ターンに1度だけ、相手フィールド上にセットされている
 罠カード1枚を破壊する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 罠の効果を受けず、魔法・効果モンスターの効果は
 発動ターンのみ有効となる。
 このカードの攻撃力・守備力は自分の墓地の罠カード1枚につき
 1000ポイントアップする。
 このカードが墓地に存在する時、手札の罠カードを墓地に送ることで、
 墓地のこのカードを特殊召喚することができる。
 このターン、自分フィールド上に他のモンスターが存在する場合、
 このカードは攻撃をすることができない。 

--「十代vsマルタン([[ユベル>《ユベル》]])」戦で再び登場。~
[[攻撃力]]0の[[効果モンスター]]《カオス・コア》の「[[攻撃]]を[[無効]]にする[[効果]]」の[[コスト]]として他2枚の[[三幻魔]]と共に[[墓地]]に送られた。~
その後《暗黒の召喚神》の[[効果]]で[[特殊召喚]]された後、十代の[[《E・HERO カオス・ネオス》]]に[[破壊]]されるが、再度[[墓地]]から[[永続罠]]《不滅階級》で[[特殊召喚]]される。~
この時、この[[カード]]の[[攻撃力]]は1000。~
初登場時の[[効果]]と違いOCGと同じく、[[墓地]]の[[永続罠]]の枚数で決定している。~
しかし、無条件[[召喚]]の《暗黒の召喚神》はともかく、《不滅階級》で[[特殊召喚]]されているところをみると、完全にOCGの[[効果]]になったわけではないのかもしれない。~

--その後「ヨハン([[ユベル>《ユベル》]])vsアモン」戦でも登場した。~
この時は[[発動]]後2[[ターン]]経過している[[《強者の苦痛》]]の[[効果]]で[[攻撃力]]を下げられている。~
[[魔法カード]]への[[耐性]][[効果]]も無くなってしまったのだろうか。~
また、[[セット]]状態の[[《強者の苦痛》]]を[[破壊]]していることから[[効果]]がOCG同様、[[罠カード]]に限定されていない。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]ではこの[[カード]]を使ってポイントを荒稼ぎできる。~
この[[カード]]に特化した[[デッキ]]を使い、[[攻撃力]]が30000以上の状態で[[攻撃]]に成功すれば1000DPは確実に入手でき、[[攻撃力]]50000以上になると2000DP、場合によっては1[[デュエル]]で3000DPも貰える。~
また、ゲームによってはこの[[カード]]を[[手札]]に持っている場合、CPUは[[手札]]に持っている[[永続罠]]を[[フィールド]]の空きが1つになるまで全て[[セット]]してくる。~

--TAG FORCEシリーズでは、[[4>ゲーム付属カード#f08ef23e]]以降、この[[モンスター]]を擬人化したような姿の安田宇里亜([[6>ゲーム付属カード#t253175b]]では小野宇里亜)という少女が登場する。~
使用[[デッキ]]は当然[[【神炎皇ウリア】]]だが、[[タッグデュエル]]の性質とゲーム[[オリジナルカード]]《失楽園》の高性能により現実のOCGよりも大分強い。

**関連カード [#i6849174]
-[[三幻魔]]

-[[《混沌幻魔アーミタイル》]]

-[[《ナイト・ショット》]]

-[[《幻魔の殉教者》]]

-[[《久遠の魔術師ミラ》]]
-[[《創星神 sophia》]]
-[[《超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー》]]

-[[《超融合》]]
-[[《オーディンの眼》]]
-[[《極星宝レーヴァテイン》]]
-[[《心鎮壷のレプリカ》]]

-[[《オオアリクイクイアリ》]]

-[[《オシリスの天空竜》]]
-[[《邪神イレイザー》]]

**このカードを使用する主な[[デッキ]] [#rebea714]
-[[【神炎皇ウリア】]]

**収録パック等 [#d9147c11]
-[[SHADOW OF INFINITY]] SOI-JP001 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP121 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#c8a24b92]
Q:「[[相手]][[フィールド]]上に[[セット]]されている[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]する事ができる。」という[[効果]]に[[モンスター]]の[[効果]]を[[チェーン]]することは可能ですか?~
A:可能です。[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]は通常通り強制的に[[チェーン]]されます。

Q:この[[カード]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[発動]]された[[モンスター]][[効果]]に[[チェーン]]して[[魔法・罠カード]]を[[発動]]することは可能ですか?~
A:可能です。(11/04/15)

Q:[[《スキルドレイン》]]等で[[効果]]が[[無効]]になっている場合、《神炎皇ウリア》の[[効果]]に[[魔法・罠カード]]を[[チェーン]][[発動]]することは可能ですか?~
//A:はい、可能です。(10/12/27)
A:いいえ。「この[[効果]]の[[発動]]に対して[[魔法・罠カード]]を[[発動]]する事はできない。」は[[効果モンスター]]の[[効果]]として扱わないため、[[チェーン]]して[[発動]]する事はできません。(12/05/26)

Q:「[[1ターンに1度]]だけ、[[相手]][[フィールド]]上に[[セット]]されている[[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]する事ができる。」という[[効果]]は具体的にはいつ[[発動]]できるのですか?~
 また、[[相手]]の[[ターン]]中にも[[発動]]できますか?~
A:この[[効果]]は[[起動効果]]です。よって、[[自分]]の[[メインフェイズ]]にのみ[[スペルスピード]]1の[[効果]]として起動できます。

Q:[[自分]][[フィールド]]上に[[《スキルドレイン》]]、[[相手]][[フィールド]]上に[[《大天使クリスティア》]]が[[表側表示]]で存在します。~
  [[自分]]は[[《スキルドレイン》]]を含む[[自分]][[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在する3枚の[[永続罠]]を墓地に送り、《神炎皇ウリア》を[[特殊召喚]]する事はできますか?~
A:はい、できます。(11/09/01)

Q:[[自分]][[フィールド]]上に[[表側表示]]の[[《閃光の追放者》]]と[[表側表示]]の[[《スキルドレイン》]]3枚が存在しています。~
[[《閃光の追放者》]]の[[効果]]は[[《スキルドレイン》]]によって[[無効]]にされていますがこの時、《神炎皇ウリア》は[[《スキルドレイン》]]三枚を[[墓地]]に送り[[特殊召喚]]できますか?
また、[[特殊召喚]]できる場合は[[《スキルドレイン》]]は[[墓地]]へ送られますか、それとも[[除外]]されますか?~
A:《神炎皇ウリア》を[[特殊召喚]]する事はできません。(14/01/26)