神殿(しんでん)(まも)(もの)/Protector of the Sanctuary》

効果モンスター
星4/地属性/悪魔族/攻1100/守1900
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手プレイヤーはドローフェイズ以外ではカードをドローする事ができない。

 ファラオの遺産で登場した、地属性悪魔族下級モンスター
 1900というそこそこの守備力と、相手ドローを封印する永続効果を持つ。

 相手のみのドローを阻害するので、《メタモルポット》とのコンボにより相手手札をすべてなくすことができる。
 上記コンボの危険性から、制限カードに指定されていた。

 なお、このモンスターが場に存在するとこのカードのコントローラーも、「相手ドローフェイズ以外でカードをドローする効果」を発動することができない。
 《手札抹殺》《大暴落》、散々騒がれた《攪乱作戦》等がそれである。

 では、何故《メタモルポット》反転召喚リバースとはコンボが成立するのか。
 それは「プレイヤーが行った行為がモンスターのリバースだから」である。
 あくまで《メタモルポット》リバースしただけであり、効果発動宣言等をしているわけではないので、そのままドロー阻害になっている、というわけである。
 (モンスターリバースさせ、その結果に何が誘発されようとそれはこのカードの制限には引っかからない)

 要するにこのカードは表記が不十分なのである。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いのプレイヤーは相手プレイヤーがカードをドローする
効果を含むカードをドローフェイズ以外に発動できず、
相手プレイヤーはドローフェイズ以外ではカードをドローする事ができない。

 これが正確に効果を表す表記となる。
 発動禁止効果は両者にかかり、ドロー禁止効果相手にのみかかる。

 ちなみに、《手札抹殺》《攪乱作戦》チェーンして《ライバル登場!》《地霊術−「鉄」》等を使い、このカードを出した場合、相手手札を無くすことができる。
 これも、あくまで罠カード発動宣言であり、《神殿を守る者》の「上記のカードを発動できない」制限がまだなされていない状況だからである。
 同様に裏側守備表示セット状態で《手札抹殺》発動し、それにチェーンして《砂漠の光》《停戦協定》発動する事でも相手手札を空にできる。

 以下、発動が制限されるカード一覧。
 「自分の場に」《神殿を守る者》が存在しているケースである。
 ドローが不確定なカードであっても発動できない・されない裁定となっている。
 テキストに「ドロー」が含まれていれば制限、といった感覚で良いだろう。
 ただし、ドローフェイズでは発動可能であり、またドローを含まない効果は有効。
 当然ながら、《サイバー・エスパー》ドローを行わない効果も有効。

相手が使用する場合発動が制限されるカード

自分が使用する場合発動が制限されるカード

お互い発動が制限されるカード

―特殊(07/12/21)

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:このカードが表側表示フィールド上に存在している場合、《手札抹殺》発動することはできますか?
A:いいえ、相手はもちろん自分も発動できません。
  ただし、(自分がこのカードをコントロールしている場合)相手手札《手札抹殺》を除いて0枚の場合は、相手ドローしないため発動することができます。