効果モンスター 星３/地属性/昆虫族/攻 0/守2000 手札から装備扱いとしてフィールド上に 表側表示で存在する「プチモス」に装備する事ができる。 装備した場合、「プチモス」の攻撃力と守備力は 「進化の繭」の数値を適用する。
必ず装備させなければいけないわけではないので、《プチモス》が居ない状況でも、2000の守備力を活かして壁としての運用はできる。
《プチモス》を引くまでの時間稼ぎにはなるだろう。（ただしその場合は上記の通り、《プチモス》を後から召喚しても装備させることはできない）
また、《プチモス》とこのモンスター双方を《共鳴虫》《巨大ネズミ》でリクルートが可能。
通常召喚回数を増やす《血の代償》も補助として有効。
その後はターン経過によって召喚できるモンスターが異なる。
しかし、自分のターンでカウントするため、《ラーバモス》の条件である２ターンすらクリアするのは難しい。
守備力が2000とはいえ、モンスターが何ターンも場に残るのは困難。
その上進化形態は手札からしか特殊召喚できないため、単純に考えても最上級モンスターを生け贄召喚するのと変わらないディスアドバンテージを負う。
まして６ターンを経過させて《究極完全態・グレート・モス》を召喚するのは最も困難な召喚の１つだとすら言われている。
相手のターンや、このカードを装備させるのに費やすターンも含めると、《ラーバモス》の召喚に約５ターンも要する。
最終形態《究極完全態・グレート・モス》ともなると約13ターンもかかることになる。
・・・と、進化条件ばかりに目が行きがちであるが、進化形態のスペックの低さもかなりの問題である。
上記の様に、指定された２枚のディスアドバンテージを負うにも関わらず《グレート・モス》は最上級モンスターの攻撃力の基準値にも及んでおらず、《ラーバモス》の貧弱さは言うに及ばず。
《究極完全態・グレート・モス》は唯一まともなステータスに見えるが、13ターンかけた労力に見合っているとはとても言えない。
《サイレント・マジシャン ＬＶ４》は自身の効果だけで進化させても11ターンで攻撃力3500の魔法耐性持ちとなり、《レジェンド・デビル》なら13ターンかければ5700まで強化させられる。
《マスター・オブ・ＯＺ》や《メテオ・ブラック・ドラゴン》等、同じディスアドバンテージで《究極完全態・グレート・モス》以上の攻撃力を持ち、しかも１ターンで特殊召喚可能なモンスターとは比べるまでも無い。
以上のように《究極完全態・グレート・モス》への進化は、難易度・効率両面で絶望的とまでされてきたカードである。
だが《アルカナフォースＸＸＩ−ＴＨＥ ＷＯＲＬＤ》を使うことで、効率の悪さは補えないが比較的安全に進化させることが可能となった。
その他に【コスモロック】や【トランス】のギミックを使用すれば比較的楽に特殊召喚が狙えるだろう。
当然、それらのロックを完成させ《究極完全態・グレート・モス》を特殊召喚したとしても、ただ「出ただけ」で終わる事は否めないが・・・。
―《進化の繭》の姿が見られるカード
Ｑ：このカードを《プチモス》に装備させる場合は、通常召喚扱いなのですか？それとも通常召喚扱いにならないのですか？
Ａ：かなり特殊ですが、通常召喚できる条件を満たしていないと装備させることはできません。またモンスターの召喚ではないので、通常召喚とも異なります。要するに、通常召喚したターンには装備させることができません。
Ｑ：このカードを《プチモス》に装備させたとき、《激流葬》や《神の宣告》は発動できますか？
Ａ：モンスターの召喚ではないので、発動できません。また、モンスターの効果であるため《マジック・ジャマー》などの効果も受けません。
Ｑ：このカードは必ず《プチモス》に装備させなければならないのですか？
Ａ：いいえ、このカードの効果発動は任意であり、そのままレベル３のモンスターとして通常召喚することができます。