星守の騎士(テラナイト) プトレマイオス/Tellarknight Ptolemaeus》

エクシーズ・効果モンスター(禁止カード、2023年1月1日から制限カード)
ランク4/光属性/戦士族/攻 550/守2600
レベル4モンスター×2体以上
(1):このカードのX素材を3つまたは7つ取り除いて発動できる。
●3つ:「No.」モンスター以外の、このカードよりランクが1つ高いXモンスター1体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●7つ:次の相手ターンをスキップする。
(2):お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。
自分のエクストラデッキの「ステラナイト」カード1枚を選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。

 クロスオーバー・ソウルズで登場した光属性戦士族エクシーズモンスター
 エクシーズ素材を3つ取り除き自身の上にランクが1つ上のエクシーズモンスター1体を重ねてエクシーズ召喚する誘発即時効果、7つ取り除き次の相手ターンスキップする起動効果エンドフェイズ毎にエクストラデッキステラナイト1体を自身のエクシーズ素材にする誘発効果を持つ。

 主に使用されるのは、エクシーズ素材3つを取り除く事で自身をランクエクシーズモンスターへと変化させる効果
 条件は「No.以外」のみのため、素材に縛りのあるモンスターエクシーズ召喚できる。
 また、このカード自身がエクシーズ素材として残るため、エクシーズ召喚したランクモンスターは最低1度は効果使用できる。
 加えてフリーチェーン発動できるため、《強制脱出装置》などの効果の対象になった場合に、サクリファイス・エスケープとして扱うこともできる。
 最低2体のエクシーズ素材エクシーズ召喚できる上、(2)の効果ディスアドバンテージなくエクシーズ素材を増やせるので、事実上レベルモンスター2体からランク5を呼び出せる事になる。
 (2)の効果のためのステラナイトは、同じランク4で素材指定がない《星輝士 デルタテロス》、このカードに重ねて出せる《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》などがよい。

 特殊召喚先は、モンスター除去カウンターを兼ね備える《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》に繋げられる《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》汎用性の高いバウンス効果を持つ《セイクリッド・プレアデス》が筆頭候補である。
 《先史遺産ヴィマナ》も優秀で、(1)でステラナイトエクシーズ素材に加えれば(2)も発動可能となる。
 それ以外には、先述のシナジーに加え闇属性デッキからの墓地肥やしメタを有する《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》カードの効果を変更できる《アーティファクト−デュランダル》効果破壊耐性のある《始祖の守護者ティラス》《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》などが有力である。
 【機械族】では3体でエクシーズ召喚《無限起動リヴァーストーム》を出すのも選択肢の一つとなるか。

 3体でエクシーズ召喚した場合は、即座にエクシーズ召喚効果を使用できる。
 2体でエクシーズ召喚した場合はエンドフェイズに(2)の効果エクシーズ素材を補充し、相手ターン以降に効果を使用することになる。
 エクシーズ召喚効果サクリファイス・エスケープとして機能するため、自身かランク5のエクシーズモンスターのいずれかが相手ターンを生き残れる確率は中々に高い。

 欠点としては、エクストラデッキを大きく圧迫する点が挙げられる。
 もし素材2体のこのカードから《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を出す場合、このカードステラナイト《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》と4枚もエクストラデッキを使用してしまう。
 《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》は並のランクエクシーズモンスター4枚分の仕事は十分にこなせるので、環境レベルでランク4を使うデッキの多くが上記のセットを搭載していた。
 しかしこのカードへの対策と環境の高速化が進むにつれこの欠点は無視できないものとなり、やがて《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》を切り捨て《セイクリッド・プレアデス》特殊召喚を主な目的として使用されることが増えていった。
 エクストラデッキをあまり使わずに戦闘が行えるデッキでは、《始祖の守護者ティラス》なども投入し、贅沢にエクストラデッキを埋めた構築をしてみるのも面白いだろう。

 ランク4で妨害・制圧を行ないたい場合は《銀河光子竜》《フレシアの蟲惑魔》等と競合する。
 《銀河光子竜》《永遠なる銀河》サーチ《No.90 銀河眼の光子卿》《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》を重ねて制圧が行える。
 いずれもエクストラデッキの枠はこちらより節約できるが、メインデッキに最低1枚カードを採用する必要があり、《灰流うらら》無効にされる可能性がある。

 なお、エクシーズ素材を7つ取り除いた効果については狙うのが極めて難しいため、基本的にこちらの効果は無視した方が良い。
 素材補充などを考慮した専用のデッキを構築しなければ発動すら困難である。
 「●3つ:」と異なり起動効果であるため自前の素材補充効果を活かすということも難しく、No.ではないため《No.75 惑乱のゴシップ・シャドー》も利用できないのも難易度を引き上げている要員だろう。
 種族を変更して《LL−バード・サンクチュアリ》を用いる手もあるが、そこまでするなら特殊勝利できる《ゴーストリックの駄天使》を狙ったほうが良いということになりやすい。
 このカード独自の狙い方としては同名カード《星騎士 セイクリッド・カドケウス》を4体素材でエクシーズ召喚《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》《セイクリッド・トレミスM7》と重ね《星守の騎士団》でこのカードを重ねることでエクシーズ素材が7つ揃う。
 《星騎士 セイクリッド・カドケウス》《星守の騎士団》サルベージするあるいはエクシーズ素材がもう1つ必要になるもののサーチできるため、始点としてはあちらの方が使いやすい。

関連カード

―《星守の騎士 プトレマイオス》の姿が見られるカード

No.ではないランク5のエクシーズモンスター

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

(1)の効果について

Q:エクシーズ素材を10以上持っている場合、「●3つ」と「●7つ」の効果を同一ターン発動できますか?
A:はい、できます。(15/02/13)

Q:「●3つ」の効果の発動チェーンして《月の書》発動し、自身が裏側守備表示になった場合、処理はどうなりますか?
A:効果処理時に、自身が裏側守備表示になっている場合には、効果処理は適用されません。(15/02/13)

Q:「●3つ」の効果による特殊召喚《ライオウ》効果無効にする事はできますか?
A:いいえ、できません。(15/02/13)

Q:エクシーズ素材を6つ以上持っている場合、「●3つ」の効果を同一チェーン上で複数回発動する事はできますか?
A:いいえ、できません。(15/03/21)

Q:「●3つ」の効果の発動チェーンして《エネミーコントローラー》発動し、自身のコントロール相手に移っている場合、処理はどうなりますか?
A:効果処理時に、自身のコントロール相手に移っている場合には、効果処理は適用されません。 (15/02/13)

Q:「●7つ」の効果適用された後、《禁じられた聖杯》発動し、自身の効果無効になった場合、次の相手ターンスキップされますか?
A:既に「●7つ」の効果適用されていますので、次の相手ターンスキップされます。(15/02/13)

Q:「●7つ」の効果適用された後、同一ターン中にもう一度「●7つ」の効果適用することはできますか?
A:いいえ、できません。(15/03/21)

Q:「●7つ」の効果無効化された後、同一ターン中にもう一度「●7つ」の効果適用することはできますか?
A:はい、できます。(15/05/05)

(2)の効果について

Q:(2)の効果の発動チェーンして《強制脱出装置》発動され、効果処理時フィールド離れている場合、処理はどうなりますか?
A:効果処理時に自身がフィールドを離れている場合には、効果処理は適用されません。(15/02/13)

Q:(2)の効果の発動チェーンして《月の書》発動され、自身が裏側守備表示になった場合、処理はどうなりますか?
A:効果処理時に、裏側守備表示になっている場合でも、処理は通常通り適用されます。(15/02/13)

Q:(2)の効果の発動チェーンして《エネミーコントローラー》発動され、コントロールが変更された場合、処理はどうなりますか?
A:このカードの(2)の効果発動した時のコントローラーが、自らのエクストラデッキからステラナイトを1枚選びエクシーズ素材とする処理を行います。(15/06/18)

Q:(2)の効果発動したこのカードコントロールを得た場合、(2)の効果をもう1度発動する事はできますか?
A:できません。(15/06/18)

Q:自分エクストラデッキ表側表示で存在する《覚星輝士−セフィラビュート》エクシーズ素材とすることはできますか?
A:はい、できます。(15/03/21)


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