*《&ruby(せいかん){生還};の&ruby(ほうさつ){宝札};/Card of Safe Return》 [#tedfa84f]
 永続魔法(準制限カード)
 自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
 自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。

 [[Spell of Mask −仮面の呪縛−]]で登場した[[永続魔法]]。~
 [[発動]]後[[自分]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]する毎にカードを[[ドロー]]できる。~
 [[表側表示]]で存在するときに条件を満たすと[[効果の発動]]として[[発動]]する[[任意発動]]の[[誘発効果]]をもつ。~

 基本的には[[自己再生]]能力を備えた[[モンスター]]か、[[無制限カード]]の[[蘇生]][[カード]]と併用したい。~
 もちろん、それらに加えて[[《死者蘇生》]]も併用すべき。~
 ちなみに[[蘇生]]時にこの[[カード]]が2枚以上あれば、一度の[[蘇生]]で大量[[ドロー]]も可能。~

 [[《聖鳥クレイン》]]や[[《灼熱ゾンビ》]]などと組み合わせると、一気に[[カード]]を[[ドロー]]できる。~

 以下は活用しやすそうな[[デッキ]]と代表カード。~

+[[《生還の宝札》]]と[[《不死武士》]]の[[コンボ]]が[[デッキ]]の中核を担っている[[【不死武士ターボ】]]。~
+[[《ヴァンパイア・ロード》]]、[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]、[[《ゾンビ・マスター》]]、[[《生者の書−禁断の呪術−》]]、[[《馬頭鬼》]]等を使用できる[[【アンデット族】]]。~
+[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]や[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]、[[《暗黒界に続く結界通路》]]等を使用できる[[【暗黒界】]]。~
+[[《正統なる血統》]]、[[《蘇りし魂》]][[《黙する死者》]][[《思い出のブランコ》]][[《戦線復活の代償》]]等を使用できる[[【通常モンスター】]]。~
+[[《暗黒のマンティコア》]]を使用できる[[【ビースト】]]、[[【炎属性】]]、そして[[1ターンキル]][[【宝札エクゾディア】]]~
+[[《摩天楼2−ヒーローシティ》]]や[[《O−オーバーソウル》]]等を使用できる[[【E・HERO】]]。
+[[《六武衆推参!》]][[《諸刃の活人剣術》]][[《究極・背水の陣》]][[《六武衆の理》]]と専用[[蘇生]]カードが4種類存在する[[【六武衆】]]。
+[[《雲魔物−タービュランス》]]で何度も[[効果]]を使える[[【雲魔物】]]。
+[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]や[[《ドル・ドラ》]]が存在する[[【ドラゴン族】]]、[[【未来龍】]]。
+[[《ギガプラント》]]から[[蘇生]]できる[[【植物族】]]。
+[[《充電器》]]や[[《携帯型バッテリー》]]を保有する[[【電池メン】]]。
+[[《アテナ》]]の効果で毎ターン[[蘇生]]ができる[[【天使族】]]。
+[[《魔族召喚師》]]からの[[蘇生]][[コンボ]]で大量[[ドロー]]が出来る[[【ユベル】]]。

-このカードの[[ドロー]]加速[[効果]]は、[[任意効果]]。~
つまり、[[チェーンブロック]]1で、かつ[[効果]]の最後に[[特殊召喚]]が行われていないと[[ドロー]]できない。~
例えば、[[《王宮のお触れ》]]→[[《リビングデッドの呼び声》]]と[[チェーン]]しても、効果処理順は[[《リビングデッドの呼び声》]]→[[《王宮のお触れ》]]となり、[[蘇生]]の直後に「お触れ」の処理が入るため、[[発動]][[タイミングを逃し>タイミングを逃す]]てしまい[[ドロー]]できない。~

-同時に誘発する[[効果]]が複数ある場合は、特別に[[スペルスピード]]1同士でも[[チェーン]]を組んで処理することになる。~
([[同時に複数のカードが発動した場合]])~
この時、[[チェーンを積む]]優先順位は「1、[[自分]]の強制発動」>「2、[[相手]]の強制発動」>「3、[[自分]]の任意発動」>「4[[相手]]の任意発動」となり、同一分類ならば[[プレイヤー]]が好きな順番で積むことができる。~
この場合は、[[特殊召喚]]によって積まれた一連の[[チェーン]]なので、[[チェーンブロック]]1でなくとも[[ドロー]][[効果]]を[[発動]]することができる。~
--例えば、「[[自分]]の[[《つまずき》]]」と「[[自分]]の《生還の宝札》」が存在するときに[[《ザ・キックマン》]]を[[蘇生]]すると…~
「1:[[《つまずき》]](強制)」「2:[[《ザ・キックマン》]](任意)」「3:《生還の宝札》(任意)」と[[チェーンを積む]]。~
([[《ザ・キックマン》]](任意)と《生還の宝札》(任意)の順番は入れ替えることが可能。)~
その後、この[[チェーン]]を逆順処理することになる。~
つまり「3:[[デッキ]]から1枚[[ドロー]]」し「2:カードを装備」して「1:[[守備表示]]」となる。~

--上記は[[自分]]のカードのみだが、[[相手]]のカードも絡むとさらに複雑になる。~
「[[相手]]の[[《王虎ワンフー》]]」「[[相手]]の[[《つまずき》]]」「[[自分]]の《生還の宝札》」が存在する時に[[《見習い魔術師》]]を[[蘇生]]すると…~
「1:[[《見習い魔術師》]]([[自分]]:強制)」「2:[[《王虎ワンフー》]]([[相手]]:強制)」「3:[[《つまずき》]]([[相手]]:強制)」「4:《生還の宝札》([[自分]]:任意)」となる。~
ただし、2と3の順序は[[相手]]が任意に指定できるため逆となる可能性もある。~
このケースでは、「4:[[ドロー]]」し「3:[[守備表示]]」にしてから「2:[[《見習い魔術師》]]を[[破壊]]」した後で「1:[[魔力カウンター]]をカードに乗せる」ことになる。~

-08/09/11に「[[ダメージステップ]]にこの[[カードの効果]]は使用不可能」という裁定が出た。~
それまでは可能という解釈が一般的だったため、使っていた・使われていた人は注意。~
有名どころでは[[《ロードポイズン》]]との[[コンボ]]が不可能になった。~
ちなみに[[遊戯王オンライン]]では08/08/07にすでに同様の仕様変更が行われていた。

-昨今の[[蘇生]]カードの増加を受け、[[環境]]を席巻するのを抑えるためか、[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]に[[準制限カード]]となる。~
準制限というと一見あまり影響はなさそうではあるが、[[サーチ]]方法がほぼない[[永続魔法]]ということもあり、この[[カード]]に頼り切った[[デッキ]]や[[蘇生]]の手数の多さを売りにしていた[[デッキ]]はかなりの痛手をこうむっている。

-原作・アニメにおいて―~
「バトルシティ編」における「闇遊戯vs人形(マリク)」戦において登場。~
OCG版よりも凶悪な[[効果]]を備えていた。~
テキストをOCG風に直せば以下のようになる。~
 永続魔法
 自分または相手の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
 このカードのコントローラーはデッキからカードを3枚ドローする。
原作のテキストでは「できる」と[[任意効果]]であるかのように書かれていたが、その後の[[デュエル]]展開を考えると[[強制効果]]であったと思われる。~
~
[[《リバイバルスライム》]](原作では[[墓地]]に置かれるたびノーコストで復活)+[[《ディフェンド・スライム》]]との[[コンボ]]で[[《オシリスの天空竜》]]の[[攻撃力]]を確保するために投じられた。~
上記の3枚にこのカードと[[《無限の手札》]]を加えた5枚で「神の領域―ゴッドファイブ」という[[コンボ]]となる。~
しかし、このコンボの弱点を遊戯に見破られ…。~

//海馬はこのカードと同じく[[永続魔法]]で1枚[[ドロー]]効果を持った《悲嘆の宝札》を使用した。

**関連カード [#jcbe07dc]
-[[《冥界の宝札》]]
-[[《天よりの宝札》]]
-[[《閃光の宝札》]]

-[[《Super-Ancient Dinobeast》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#ececfb2c]
-[[【宝札エクゾディア】]]
-[[【暗黒界】]]
-[[【アンデット族】]]
-[[【通常モンスター】]]

**収録パック等 [#zd423116]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP232
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-067
-[[Spell of Mask −仮面の呪縛−]] SM-28 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[STRUCTURE DECK−マリク編−]] SDM-025
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP018
-[[ストラクチャーデッキ−巨竜の復活−]] SD13-JP022
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットワールド−]] SD15-JP022

**FAQ [#m2247fe1]
Q:[[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]や[[《死霊操りしパペットマスター》]]の[[効果]]で複数体同時に[[蘇生]]した場合、何枚[[ドロー]]できますか?~
A:一度に何体[[蘇生]]しても「1回」なので「1枚」です。

Q:こちらの[[墓地]]から[[《自律行動ユニット》]]などで[[相手]]の場に[[モンスター]]が[[特殊召喚]]された場合、[[ドロー]]できますか?~
A:はい、できます。

Q:[[ダメージステップ]]中に[[モンスター]]を[[墓地]]から[[特殊召喚]]した場合、この[[カードの効果]]を使用できますか?~
A:[[ダメージステップ]]中に[[発動]]することはできません。(08/09/11)

Q:[[《陽気な葬儀屋》]]の[[効果]]で[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]を2枚[[墓地]]に捨て[[特殊召喚]]した場合、2枚[[ドロー]]できますか?~
 それとも、1回分扱いで1枚[[ドロー]]ですか?あるいは[[チェーンブロック]]1の[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]の[[蘇生]]のみを対象として1枚[[ドロー]]ですか?~
A:[[チェーンブロック]]1の[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]の[[蘇生]]のみを対象として1枚[[ドロー]]になります。

Q:この[[カードの発動]]中に[[《生者の書−禁断の呪術−》]]を[[発動]]しました。~
 [[墓地]]から[[アンデット族]]を[[特殊召喚]]し、[[相手]]の[[墓地]]から[[モンスターカード]]を[[除外]]した場合、[[ドロー]][[効果]]は適用できますか?~
A:[[除外]]と[[蘇生]]は同時扱いなので、適用可能です。(2006年9月)