精神操作(せいしんそうさ)/Mind Control》

通常魔法(準制限カード)
(1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない。

 遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル2 付属カードで登場した通常魔法
 表示形式を問わず相手モンスター1体のコントロールエンドフェイズ時まで得る。

 《心変わり》の後継の一つで、ノーコスト発動でき相手モンスター表示形式も問わないが、攻撃宣言リリースを制限される。
 そのままでも一時的な除去手段にはなるが、エンドフェイズを迎えてしまうとコントロールが戻って相対的にディスアドバンテージになる。
 戻す前に各種素材に利用して完全除去してしまうのがベストである。

 リンク素材に利用するのが最も状況を選ばずに除去できる方法だろう。
 《ヴァレルソード・ドラゴン》トロイメアといった縛りが緩いリンクモンスターを採用しておけば、ほとんどのモンスターを利用できる。
 特に他の方法では処理が難しい高ランクエクシーズモンスターでも処理できるのは利点。

 シンクロ素材にする場合はレベルにバラつきが出るため、元々多様なレベルシンクロモンスターを使うデッキや、チューナーレベルを調整できるようなデッキでの利用が望ましい。
 適正なデッキであれば最上級モンスターでも大抵は処理できるだろう。
 しかし、レベルのないエクシーズモンスターリンクモンスターに対してはどうしようもないため、他の方法との併用は欠かせない。

 エクシーズ召喚に利用する場合、原則的に特定のレベルモンスターでなければエクシーズ素材にできないため安定性は一層落ちる。
 レベルを操作するカードを利用しているなら、ある程度この問題は解決できる。
 例えば《ガガガマジシャン》ならばレベル1〜8のモンスターを奪う事でそのままランク1〜8のいずれかを呼び出せる。
 また、《ダウナード・マジシャン》RUM等を採用しておくことで、エクシーズモンスター自体を奪った場合にもある程度処理が可能となる。
 しかし、ランク7以上の場合はそういった処理が難しく、エクシーズ召喚が主体の相手には高望みせずに除去リンク素材に出来れば十分と見込むべきだろう。

 融合召喚の場合、融合素材の指定が緩い【E・HERO】【シャドール】【召喚獣】系のデッキでは融合素材を調達する目的でも採用しやすい。
 消費自体は通常の融合召喚と変わらないものの、あわよくばリンク召喚エクシーズ召喚も狙っていけるため選択肢としては十分である。
 《超融合》でも似たようなことはできるが、上述したように状況次第で他の召喚法にも繋げられるため差別化は容易。

 その他、《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》等の召喚コストリリースではないので、それらなら問題なく使える。
 リリースには使えないが、《サイバー・ヴァリー》の2つ目の効果除外する、《光帝クライス》《EMペンデュラム・マジシャン》破壊ドローサーチするといった運用も可能である。
 表示形式を問わない点から、裏側守備表示リバースモンスターを狙う事もできる。
 しかし、確実性に欠けるためコントロール奪取したモンスターの使い道を明確にするためにも、表側表示モンスターを狙った方が効果的である。

関連カード

このカードを使用する代表的なデッキ

収録パック等

FAQ

Q:攻撃リリースができないのはいつまでですか?
A:効果適用されたターンエンドフェイズまで適用されます。
 次のターン以降は全ての制約が消滅します。(16/05/20)

Q:《エクトプラズマー》リリースには使えますか?
A:いいえ、使えません。
  《エクトプラズマー》に限らず、すべてのリリース行為が禁止されます。

Q:裏側表示《ホルスの黒炎竜 LV6》コントロール奪取し、表側表示にした場合、攻撃宣言及びリリースする事は可能ですか?
  また、エンドフェイズコントロールは戻りますか?
A:表側表示にした時点でコントロールが戻ります。(09/08/21)

Q:コントロール奪取したモンスター《強制転移》などで相手に戻した場合、リリースする事はできますか?
  (コントロールを戻した時点で効果が打ち切られますか?)
A:いいえ、その場合でもそのターン中にリリースする事はできません。(16/05/20)

Q:《D−HERO ダイヤモンドガイ》効果発動した場合、攻撃リリースはできますか?
A:いいえ、できません。(12/02/13)


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