通常魔法 (1):相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。 この効果でコントロールを得たモンスターは攻撃宣言できず、リリースできない。
遊戯王デュエルモンスターズインターナショナル2 付属カードで登場した通常魔法。
表示形式を問わず相手モンスター1体のコントロールをエンドフェイズ時まで得る。
《心変わり》の後継の一つで、ノーコストで発動でき相手モンスターの表示形式も問わないが、攻撃宣言とリリースを制限される。
一時的な除去手段にもなるものの、コントロール奪取後にシンクロ素材やエクシーズ素材にするのがベストである。
シンクロ素材にする場合は多様なレベルのシンクロモンスターを用意しておく必要があり、エクストラデッキの圧迫がネックとなる。
とは言え、チューナーさえ用意できれば最上級モンスターであっても大抵はシンクロ素材にできるため、極端に処理に困ることはないだろう。
エクシーズ召喚に利用する場合、常に同じレベルのモンスターをコントロール奪取できるとは限らないため安定性は一層落ちる。
一応、エクシーズモンスター自体を奪った場合は《ダウナード・マジシャン》やRUM等を採用しておくことで処理はある程度容易となる。
しかし、ランク7以上の場合はそういった処理が難しく、やはりエクシーズ召喚が主体の環境では使い勝手が良いとは言いにくい。
レベルを操作するカードを用意しておくと、ある程度この問題は解決できる。
融合召喚を無理なく行える【E・HERO】・【シャドール】・召喚獣軸のデッキでは融合素材を調達する目的でも採用しやすい。
消費自体は通常の融合召喚と変わらないものの、あわよくばエクシーズ召喚も狙っていけるため選択肢としては十分である。
《超融合》でも似たようなことはできるが、あちらは制限カードであるため、融合召喚サポートと言う意味では差別化は容易である。
その他、《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》や《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》等の召喚コストはリリースではないので、それらなら問題なく使える。
《サイバー・ヴァリー》の2つ目の効果で除外する、リリースには使えないが《光帝クライス》や《EMペンデュラム・マジシャン》で破壊しドロー、サーチするといった運用も可能である。
表示形式を問わない点から、裏側守備表示のリバース効果モンスターを狙う事もできる。
しかし、確実性に欠けるためコントロール奪取したモンスターの使い道を明確にするためにも、表側表示のモンスターを狙った方が効果的である。
以上から、基本的に高ランクのエクシーズモンスターしか並んでいないようなデッキが相手だと腐りやすいという欠点があった。
しかしリンク召喚の登場によりそれまで利用法が限られていたエクシーズモンスターもリンク素材として利用できるようになり、とても扱いやすくなった。
Q:攻撃・リリースができないのはいつまでですか?
A:効果が適用されたターンのエンドフェイズまで適用されます。
次のターン以降は全ての制約が消滅します。(16/05/20)
Q:《エクトプラズマー》のリリースには使えますか?
A:いいえ、使えません。
《エクトプラズマー》に限らず、すべてのリリース行為が禁止されます。
Q:裏側表示の《ホルスの黒炎竜 LV6》をコントロール奪取し、表側表示にした場合、攻撃宣言及びリリースする事は可能ですか?
また、エンドフェイズにコントロールは戻りますか?
A:表側表示にした時点でコントロールが戻ります。(09/08/21)
Q:コントロール奪取したモンスターを《強制転移》などで相手に戻した場合、リリースする事はできますか?
(コントロールを戻した時点で効果が打ち切られますか?)
A:いいえ、その場合でもそのターン中にリリースする事はできません。(16/05/20)
Q:《D−HERO ダイヤモンドガイ》の効果で発動した場合、攻撃・リリースはできますか?
A:いいえ、できません。(12/02/13)