《聖騎士アルトリウス/Noble Knight Artorigus》 †
通常モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1800
聖騎士団に所属する聡明な青年騎士。
導かれるかの如く分け入った森の中、ついに運命にたどり着く。
そして青年は大きな一歩を踏み出すのだ。
――これは全ての始まりであり、大いなる叙事詩である。
EXTRA PACK −SWORD OF KNIGHTS−で登場した光属性・戦士族の下級モンスター。
聖騎士の1体の通常モンスターである。
攻守ともに高めのステータスを持つが、どちらも戦闘で役に立つことが最重要である高ステータスの通常モンスターとしてはややもの足りない数値である。
ステータスだけ見るのなら、同じ光属性の通常モンスターのアタッカーには《アレキサンドライドラゴン》、戦士族でもペンデュラムモンスターではあるが《閃光の騎士》がいる。
《レスキューラビット》からリクルートできる光属性・戦士族の通常モンスターとして、様々なエクシーズモンスターの縛りをクリアできる。
同条件を満たす《E・HERO スパークマン》と比べると、ステータスで勝るため単体での安定性が高い。
一方で単純にランク4のエクシーズ召喚を狙う場合、サーチ・リクルート手段の数で遅れをとる。
環境やデッキ構築に依る点もあるが、基本的には聖騎士のサポートカードとの併用が主な活用法となる。
《聖騎士ガウェイン》の特殊召喚条件を満たすことが出来るので、《レスキューラビット》からあちらも並べれば、《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》等の他、《H−C クサナギ》すらも簡単にエクシーズ召喚できる。
《魔聖騎士ランスロット》の特殊召喚に繋げ、聖剣のためにリリースすることも可能。
《フォトン・スラッシャー》等も併用しやすく、【聖騎士】を使用する際には柔軟な活用が出来るモンスターとして重宝するだろう。
- 英語版のテキストは「Tales of the Noble Knights(高貴なる騎士の物語)」という伝承を引用した、という形になっており、伝承らしさを出すために古風な英語表現や詩文体で書かれ、他のカードのテキストと異なるフォントや改行が用いられている。
こうした引用風のフレイバー・テキストは他のTCGではよく見られる例だが、遊戯王TCGでは他に例を見ない。
なお、日本語版のみ他のカードと同じフォントであり、引用は削除されている。
- Gonzalo Ordonez Ariasという人物がこのイラストを描いている。
KONAMIがイラストレーターを公表するのは、原作者などの特例以外では珍しい。
KONAMIの他のカードゲームであるWorld of Warcraftにおいてもイラストを担当し、そちらではイラストレーター記載されているからだろうか。
海外出身のカテゴリ、情緒溢れるフレイバー・テキストなどと合わせ、OCGの中でも異色のカードになっている。
- 「アルトリウス(Artorius)」とはアーサーを古英語で評した名前で、このカードの英語名はiとuの間にgを足している。
テキストは『アーサー王の死』と良く似た文体で書かれており、引用文は『アーサー王と彼の高貴なる円卓の騎士(The Whole Book of King Arthur and of His Noble Knights of the Round Table)』をモデルにしていると思われる。
イラストはアーサー王伝説の「岩に刺さった剣」の場面を再現しているのだろう。
- アーサーは王であったが、同時に武芸に秀でた騎士でもあった。
その腕前はランスロット、ガウェインに次いで円卓の騎士第3位だったと伝えられる。
伝承の通り、このカードの攻撃力は二人に僅差で負けている。
関連カード †
―《聖騎士アルトリウス》の姿が見られるカード
- 《Noble Knights of the Round Table》?
収録パック等 †