《聖女ジャンヌ/St.Joan》 †
融合モンスター
星7/光属性/天使族/攻2800/守2000
「慈悲深き修道女」+「堕天使マリー」
Spell of Mask −仮面の呪縛−で登場した、光属性・天使族の融合モンスター。
融合素材は《慈悲深き修道女》と《堕天使マリー》。
《慈悲深き修道女》の守備力が高いので、《融合呪印生物−光》の効果や代用素材を用いれば比較的簡単に場に出せる。
また《慈悲深き修道女》と《融合呪印生物−光》は、いずれも《シャインエンジェル》からのリクルートが可能なのも大きい。
手札事故に繋がりやすい《堕天使マリー》や《融合》をデッキに1枚も投入しなくても、十分特殊召喚することが可能だろう。
しかしモンスター効果は特に持っていないため、3枚ものカードを使う正規融合によって融合召喚するのは中々厳しいものがある。
特に融合素材である《堕天使マリー》はレベルに対するステータスが貧弱で、効果も普通のデッキではあまり機能しないのが難点。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》も現在は禁止カードであり、使うにしても意識的なモンスター調整が必要になってくる。
- 「バトルシティ編」の総集編では「あっちゃん」と呼ばれた少年が使用している。
相手の少年の《デーモンの召喚》を一刀両断にし、あっちゃんはデュエルに勝利した。
- 神話・伝承において―
15世紀フランスの百年戦争中に突如救世主として現れた少女「ジャンヌ・ダルク」がモデルである。
当時イングランド軍に包囲されていたオルレアンを解放し、シャルル7世の戴冠式決行を助成するなど、フランスの勝利に大きく貢献した。
しかし1430年のコンピエーニュの戦いでついにブルゴーニュ軍の捕虜となってしまう。
その後イングランドに身柄を引き渡され、宗教裁判にて異端者とされ、火刑に処された。
後に復権裁判で無罪となり、後世にはカトリック教会から聖女に列せられたが、破門は継続している。
- 英語名の「Joan」は、ジャンヌに対応する英人名。
ジャンヌの綴りは当時の言語事情もあって定まっておらず、「ダルク(Darc)」を「アルクの(d'Arc)」と解する俗説もある。
また「St.」とは、「聖人」を意味する「セイント(saint)」という英単語の略である。
関連カード †
収録パック等 †