効果モンスター 星6/光属性/戦士族/攻2300/守1800 このカードが戦闘によってモンスターを破壊した時、 そのモンスターをゲームから除外する。
Vジャンプ(2005年5月号開始) 半年間定期購読特典で登場した光属性・戦士族の上級モンスター。
戦闘破壊したモンスターを除外する誘発効果を持つ。
類似する効果を持つモンスターに《レッサー・デーモン》がいるが、攻撃力はこのカードの方が高いため、広い範囲でモンスターを除外することができる。
この除外は誘発効果であり、相打ちになった場合も発動する。
逆に《レッサー・デーモン》の効果は永続効果であり、相打ちになった場合は発動しないので、このカードの方が強力である。
とはいえ戦闘破壊という条件が必要な割に、依然として攻撃力は上級モンスターの平均ラインに届いておらず、《暗黒界の龍神 グラファ》・《マシンナーズ・フォートレス》といった強力な自己再生モンスターを処理できない点は評価を下げる。
頼みの綱の《オネスト》も制限カードとあっては安定性が低く、《邪帝ガイウス》や《閃光の追放者》+αのほうが、同じ消費でも融通を利かせやすい。
下級モンスター相手には有利に立ち回れるものの、特別特殊召喚手段が豊富なわけでもなく、展開分の損失を取り戻す前に除去されてしまうことも珍しくない。
戦士族であるためサポートカードは豊富だが、これらは下級モンスターでこそ有効活用できるものであって、ピンポイントに除外を行うにしても《異次元の女戦士》のほうが使いやすい。
《アサルト・アーマー》で2回攻撃し、複数のモンスターに対応することもできるが、除外が有効なモンスターが複数並んだ状態で、このカードを展開し攻撃まで素直に通る保証はない。
【不死武士】ならばリリースを確保でき、《一族の結束》によりほとんどの最上級モンスターを処理できるようになるので有効な選択肢となりえるが、この場合でもコンボ主体ゆえの手札事故や遅効性の問題から《異次元の女戦士》との競合は念頭に置くべきである。
あるいは両者を併用して、墓地アドバンテージを取らせない戦術を取るのも手か。
《不死武士》やこれを墓地へ送る《終末の騎士》と合わせれば、同じく除外効果を持つ《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》も併用しやすい。
Q:相打ちでもこのカードの効果は発動しますか?
A:はい、発動します。
《レッサー・デーモン》は相打ちだと相手モンスターを除外しませんが、これは《レッサー・デーモン》の効果が永続効果だからです。
Q:どのタイミングで発動しますか?
A:《異次元の女戦士》やリバース効果と同じタイミングです。
例えば、セット状態の《執念深き老魔術師》を戦闘破壊したとします。
この場合、「チェーン1:《聖導騎士イシュザーク》」「チェーン2:《執念深き老魔術師》」と積みます。
逆順処理により、このカードを破壊した後で《執念深き老魔術師》を除外します。