効果モンスター 星7/地属性/アンデット族/攻2800/守2100 このカードが召喚に成功した時、自分の手札を任意の枚数墓地に送る事で、 その枚数分だけフィールド上のカードを持ち主の手札に戻す。
Vジャンプ(2007年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した地属性・アンデット族の最上級モンスター。
召喚成功時にコストとして手札を捨てた数だけフィールド上のカードを手札にバウンスする効果を持つ。
召喚に成功すれば、カードの破壊はできないものの一気にフィールドを制圧できる。
しかし、効果の発動のための手札コストにより大きなディスアドバンテージを負うことになる。
また、コストとして手札を墓地に送る?必要があるので、《閃光の追放者》や《マクロコスモス》等が存在する場合は効果を発動できない。
さらに、特殊召喚では発動しないので、基本的に2体をリリースしてアドバンス召喚する必要がある。
地属性であるため同じアンデット族の《ダブルコストン》にも対応していない。
とはいえ、《ゴブリンゾンビ》や《馬頭鬼》をリリースに用いることでアドバンス召喚のディスアドバンテージは軽減できる。
バウンスのディスアドバンテージの軽減には《縮退回路》とのコンボなどが考えられる。
また、《生還の宝札》で手札が増えることや、《ゾンビ・マスター》による大量展開を考えると、「全く使いどころのない効果」ではないだろう。
手札コストを逆に利用してアンデット族を墓地に送って《馬頭鬼》や《生者の書−禁断の呪術−》に繋げることも可能。
バウンスで全体除去したそのターン内に決着をつければ、もはやディスアドバンテージだろうが関係ない。
特殊召喚に制限がないアンデット族としては《闇より出でし絶望》と並び最高攻撃力であるため《生者の書−禁断の呪術−》や《馬頭鬼》を生かすことができる。
基本はアンデット族特有の蘇生カードで特殊召喚しつつ、隙を見てアドバンス召喚するのが理想的だろうか。
効果の発動は(アドバンス召喚でなくとも)召喚であればよいので【死皇帝の陵墓】のフィニッシャーにも採用できる。
また、《火之迦具土》と同時に並べば相手の場を一瞬で空にすることもできる。
ただしそれを狙う場合、《死皇帝の陵墓》と《血の代償》で一気に並べるのは不可能なので、《二重召喚》等を使用するのが有効。
その場合《砂塵の悪霊》かこのカードのどちらを採用するか考えるとよいだろう。
《砂塵の悪霊》は自軍も含めた表側表示モンスターのみ破壊のうえにフィールドに留まらないが、低コストである。
地属性であるため、《闇より出でし絶望》を始めとする他の上級アンデット族と違い《闇のデッキ破壊ウイルス》や《魔のデッキ破壊ウイルス》、《闇霊術−「欲」》に対応していないので注意。
また、2100という高めの守備力から、アンデット族のサーチの基本となる《ピラミッド・タートル》や《ゴブリンゾンビ》に対応していないのも評価を下げる。
とはいえ、守備力が2000だったら《龍骨鬼》を超えるモンスターとして悪用されていただろうが。
「《ピラミッド・タートル》で特殊召喚させないためにこのような守備力になった」とも考えられる。