*《&ruby(せんがん){千眼};の&ruby(じゃきょうしん){邪教神};/Thousand-Eyes Idol》 [#o9046bb5]
 通常モンスター
 星1/闇属性/魔法使い族/攻   0/守   0
 人の心を操る邪神。千の邪眼は、人の負の心を見透かし増大させる。

 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の[[融合素材]]。~

 [[攻撃力]]・[[守備力]]共に0の[[通常モンスター]]であり、単体では[[《ワイト》]]をも下回る最弱[[ステータス]]の[[モンスター]]。~
 おまけに[[融合]]後の[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]が[[禁止カード]]になってしまっている。~
~
 しかし、[[レベル]]1の[[闇属性]][[通常モンスター]]である事からかなり多くの[[サポートカード]]に対応し、現在では少なからず利用価値が存在する。~
 [[闇属性]]や[[魔法使い族]]、[[通常モンスター]]全般に対応する[[サポートカード]]以外に、[[《トライアングルパワー》]]や[[《トライワイトゾーン》]]、[[《悪夢再び》]]等にも対応する。~
 [[レベル]]1ということで、[[《高等儀式術》]]の[[レベル]]調整にも使いやすい。~
 また、[[《下克上の首飾り》]]を装備すれば、[[《青眼の白龍》]]や[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]、[[《究極竜騎士》]]を[[戦闘破壊]]することもできる。~

 原作に倣って[[【サクリファイス】]]で採用してみるのも面白い。~
 [[《サクリファイス》]]を[[《高等儀式術》]]で[[降臨]]させる際に[[墓地へ送る]]ことができる他、[[《サクリファイス》]]と共に[[《悪夢再び》]]で[[サルベージ]]できる。~
 [[《サクリファイス》]]と同時に[[サルベージ]]した際、[[手札]]に[[《イリュージョンの儀式》]]や[[《マンジュ・ゴッド》]]があれば、新たな[[儀式召喚]]に繋げられる。~
 そのほか、[[《悪夢再び》]]で[[サルベージ]]し即[[《ワンダー・ワンド》]]の[[コスト]]として使った場合も[[手札]]増強に貢献することができる。
 低[[ステータス]]故に[[サポートカード]]そのものは豊富であるが、[[《ワイト》]]や[[《雲魔物−スモークボール》]]のように特殊な用途があるわけでもない。~
 例えそれらを扱わないとしても[[《トライアングルパワー》]]や[[《下克上の首飾り》]]といったものを用いるならば少しでも[[ステータス]]が高いものを優先するべきである。~
 [[闇属性]]・[[魔法使い族]]・[[レベル]]1の[[通常モンスター]]としても、[[エクゾディア]]の四肢のほうがいくらか強力であり、戦術的な撹乱という[[メリット]]も付随する。~
 こちらは複数積むことができるため、[[《レスキューラビット》]]から展開して[[《マジシャンズ・クロス》]]を[[発動]]し、[[自壊]]前に[[《シャイニート・マジシャン》]]に繋ぐなどの動きはできるが、とりたてて有効な戦術というわけでもなく、他は[[レベル]]帯や[[種族]]の異なるものによって代用が効く動きが多い。~
 [[《悪夢再び》]]や[[レプティレス]]の[[サポートカード]]は扱えるものの、やはり安定性は低い。~

 [[《サクリファイス》]]を[[《高等儀式術》]]で[[降臨]]させる際に[[墓地へ送る]]ことができる他、[[《サクリファイス》]]と共に[[《悪夢再び》]]で[[サルベージ]]できるが、[[《儀式の準備》]]や[[《金華猫》]]などで使いまわすほうが有効である。~
 原作でのつながりから[[ファンデッキ]]で採用できる程度であろう。~

 このように[[下位互換]]としての性質は否定できない[[カード]]ではあるが、最弱の[[ステータス]]であるという点は代替が利かない固有の性質である。~
 [[サポートカード]]自体は豊富であり、他のものに劣るといえど極端なものではないため、あえてこちらを扱う事で精神的なプレッシャーを与える事ができるかもしれない。

-[[攻撃力]]と[[守備力]]が両方0の[[モンスター]]こそ珍しくないが、[[通常モンスター]]で該当するのはこの[[カード]]と[[《ソイツ》]]・[[《神龍の聖刻印》]]のみである。~
この[[モンスター]]はその中で唯一の[[レベル]]1であるため、[[ステータス]]と[[レベル]]の低さでこの[[モンスター]]を超える[[モンスター]]が現れる事は無い。~
その貧弱さにおいてしばしば[[ネタ]]にされるカードである。~
その貧弱さにおいてしばしば[[ネタ]]にされる[[カード]]である。~
だがその貧弱さ故に色々な利用価値はある。

-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]はほとんど[[《突然変異》]]か[[《魔導サイエンティスト》]]で[[特殊召喚]]されたため、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の禁止前から使用率は極めて低かった。~
では[[《突然変異》]]の登場前はといえば、その当時から既に[[融合素材代用モンスター]]が存在していたため、やはりお呼びが掛かることは殆どなかった。~
[[《高等儀式術》]]の登場など、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の禁止後の方が注目を浴びている[[カード]]である。

-[[英語名]]の「Idol」とは偶像、つまり神仏をかたどった像のこと。~
「偶像崇拝」という言葉は「邪教」のイメージを含むため、宗教関連の規制が厳しく「God」などの単語が使えない欧米で「邪教神」というイメージを出すべくこのネーミングに至ったようだ。~
なお、日本語の「アイドル」の語源はこの「偶像」の意味の「Idol」である。

-[[イラスト]]を見る限り眼は18(原作では21)個しかない。~
名前負けしているのか、それとも背中側や手、足に982(979)個あるのだろうか。~
ただし千は数が多いことも意味する。~
ただし千は数が多いことも意味するので、間違っているとは言えない。~

-原作・アニメにおいて―~
王国編の「闇遊戯vsペガサス」(2戦目)でペガサスが使用。~
[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の[[融合素材]]となった。~
なお、原作ではこの[[ステータス]]で[[レベル]]6である。

--アニメGXの「十代vs[[サイコ・ショッカー>《人造人間−サイコ・ショッカー》]]」戦で登場。~
[[サイコ・ショッカー>《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[《冥界の使者》]]の[[効果]]で[[手札]]に加えたものの、使用されなかった。~

--アニメZEXALの「遊馬vsチャーリー」戦においてチャーリーが使用した[[永続罠]]《ダイス・クライシス》の[[イラスト]]に描かれている。

-コナミのゲーム作品において―~
GBのDMシリーズでは、OCGのものとは[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が異なる。~
「全身の無数の目で睨まれたものは動きを封じられてしまう」と書かれている。

**関連カード [#v161eb8e]
-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]

-[[三邪神]]

-[[《海馬》]]

**収録パック等 [#k726e58a]
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-33 &size(10){[[N-Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-02
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-029
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP194
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP166