*《&ruby(せんがん){千眼};の&ruby(じゃきょうしん){邪教神};/Thousand-Eyes Idol》 [#top]
 通常モンスター
 星1/闇属性/魔法使い族/攻   0/守   0
 人の心を操る邪神。千の邪眼は、人の負の心を見透かし増大させる。

 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の[[融合素材]]。~

 [[攻撃力]]・[[守備力]]共に0で[[モンスター効果]]もなく、[[《ワイト》]]をも下回る最弱[[ステータス]]の[[モンスター]]である。~
 しかし[[ステータス]]の低さゆえに[[サポートカード]]は多く、[[《悪夢再び》]]・[[《闇の量産工場》]]といったものから、[[《おもちゃ箱》]]・[[《カメンレオン》]]等幅広い[[カード]]に対応する。~
 また、[[《バトルフェーダー》]]や[[《ジェスター・コンフィ》]]、[[《ホワイト・ダストン》]]等サポートを共有しやすい[[モンスター]]もおり、組み合わせるのも難しくない。~

 [[融合]]先の[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]は通常[[《簡易融合》]]で[[特殊召喚]]されることの多い[[モンスター]]だが、この[[カード]]と[[《サクリファイス》]]は[[ステータス]]が完全に同一である。~
 [[《悪夢再び》]]などの低[[ステータス]]サポートや[[《金華猫》]]などの[[レベル]]1サポートを[[《サクリファイス》]]と共有可能。~
 したがって、[[【サクリファイス】]]に[[融合召喚]]ギミックを組み込むのは決して難しいことではない。~

-[[攻撃力]]と[[守備力]]が両方0の[[モンスター]]こそ珍しくないが、[[通常モンスター]]で該当するのはこの[[カード]]と[[《ソイツ》]]・[[《神龍の聖刻印》]]のみである。~
この[[モンスター]]はその中で唯一の[[レベル]]1であるため、[[ステータス]]と[[レベル]]の低さでこの[[モンスター]]を超える[[モンスター]]が現れる事は無い。~
その貧弱さにおいてしばしば[[ネタ]]にされる[[カード]]である。~
一方でその[[ステータス]]や[[融合素材]]である事、[[属性]]・[[種族]]の関係によりサポートが多く、この[[カード]]を投入した実戦的な[[デッキ]]を作るのは難しくない。~
遊戯王[[OCG]]が単純な[[ステータス]]や[[効果]]よりも特定の[[ステータス]]でサポートを受けられる事が重要であるという事を示す一例と言える。~

-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]はほとんど[[《突然変異》]]か[[《魔導サイエンティスト》]]で[[特殊召喚]]されたため、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の禁止前から使用率は極めて低かった。~
[[《突然変異》]]の登場前といえば、その当時から既に[[融合素材代用モンスター]]が存在していたため、やはりお呼びが掛かることは殆どなかった。~
[[《高等儀式術》]]の登場など、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の禁止後の方が注目を浴びている[[カード]]である。~

-[[英語名]]の「Idol」とは偶像、つまり神仏をかたどった像のこと。~
「偶像崇拝」という言葉は「邪教」のイメージを含むため、宗教関連の規制が厳しく「God」などの単語が使えない欧米で「邪教神」というイメージを出すべくこのネーミングに至ったようだ。~
なお、日本語の「アイドル」の語源はこの「偶像」の意味の「Idol」である。~

-[[イラスト]]を見る限り眼は18(原作では21)個しかない。~
名前負けしているのか、それとも背中側や手、足に982(979)個あるのだろうか。~
ただし千は数が多いことも意味し、日常的な例を挙げれば千切りなどといった意味でも使われているため、あながち間違っているとは言えない。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」の「闇遊戯vsペガサス」(2戦目)でペガサスが使用。~
[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の[[融合素材]]となった。~
なお、原作ではこの[[ステータス]]で[[レベル]]6である。~
--テキストが書かれていないため[[通常モンスター]]に見える。~
しかし、原作の[[融合召喚]]では素材となった[[モンスター]]の[[効果]]を[[融合モンスター]]が引き継ぐことが多々あり、~
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》で付加された[[攻撃]]を封じる効果はもともとこのカードの効果であると考えられる。~
なお、原作で[[テキスト]]に書かれていない効果が存在する事態はたびたび見受けられる([[《クリボー》]]・[[《機雷化》]]も参照)。

--アニメGXの「十代vs[[サイコ・ショッカー>《人造人間−サイコ・ショッカー》]]」戦で[[サイコ・ショッカー>《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が使用。~
[[《冥界の使者》]]の[[効果]]で[[手札]]に加えたものの、使用されなかった。~

--アニメZEXALの「遊馬vsチャーリー」戦においてチャーリーが使用した[[永続罠]]《ダイス・クライシス》の[[イラスト]]に描かれている。~

-コナミのゲーム作品において―~
DMシリーズでは、[[OCG]]のものとは[[テキスト>フレイバー・テキスト]]が異なる。~
「全身の無数の目で睨まれたものは動きを封じられてしまう」と書かれている。

**関連カード [#card]
―[[融合]]関連
-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]
--[[《サクリファイス》]]

//―《千眼の邪教神》の姿が見られる[[カード]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-33 &size(10){[[N-Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-02
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-029
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP194
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP166
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&tag(《千眼の邪教神》,通常モンスター,モンスター,星1/闇属性/魔法使い族/攻0/守0);