*《&ruby(せんのう){洗脳};−ブレインコントロール/Brain Control》 [#z70afe46]
 通常魔法(禁止カード)
 800ライフポイントを払い、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
 このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターのコントロールを得る。

 [[THE LOST MILLENNIUM]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[ライフポイント]]を[[コスト]]に、[[相手]]の[[表側表示]][[モンスター]]を[[コントロール奪取]]する[[効果]]を持つ。~

 [[禁止カード]]である[[《心変わり》]]の[[下位互換]]にあたる。~
 [[対象]]が[[表側表示]]に限定されているが、それでも汎用的かつ優秀な[[カード]]である。~

 [[コントロール奪取]]できるのは1[[ターン]]のみで、その[[ターン]]内に[[除去]]しなければ、[[ハンド・アドバンテージ]]を失う。~
 [[アドバンス召喚]]や[[シンクロ召喚]]の補助として使用すれば無駄がないだろう。~
 これらを多用する[[【帝コントロール】]]や[[【チューナー】]]等の[[デッキ]]とは特に相性が良い。~
 他にも[[相手]]の[[ライフ]]が少ない状態ならば、奪った[[モンスター]]で[[攻撃]]し、ゲームエンドに持ち込む手もある。~

 [[除去]]の一種ともとれるが[[破壊]]ではなく、[[《スターダスト・ドラゴン》]]等に[[無効]]化されない。~
 だが[[対象をとる(指定する)効果]]に[[耐性]]を持つ[[モンスター]]に対しては、当然無力である。~

-奪った[[モンスター]]を[[《ワーム・ホール》]][[《亜空間物質転送装置》]]で[[除外]]した場合について。~
この[[モンスター]]が[[フィールド]]に戻る時は、[[自分]]の[[フィールド]]にいったん戻ってから即座に[[相手]]の[[フィールド]]に移る。

-[[《心変わり》]]のように安易に使えはしないが、それでも[[コントロール奪取]]が強力である事には変わりない。~
それゆえ、[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]に[[制限カード]]に指定される事となる。~
その後も多くの[[デッキ]]においてほぼ[[必須カード]]扱いされ続け、容易に[[アドバンテージ]]を得られるその性能から、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]において[[禁止カード]]に指定された。~
同時期に[[《ダンディライオン》]]や[[《黄泉ガエル》]]が[[制限緩和]]された事により、[[【帝コントロール】]]や[[【シンクロ召喚】]]等の強化に繋がったことが原因かもしれない。~
汎用[[コントロール奪取]]カードとしては、[[《心変わり》]]、[[《強奪》]]に続き3枚目の[[禁止カード]]となった。~
なお、第4期に登場した[[カード]]が[[禁止カード]]となるのは、この[[カード]]と同時に[[禁止カード]]となった[[《レスキューキャット》]]と共に初である。~
また、[[DUEL TERMINAL]]に収録されている[[カード]]で[[禁止カード]]となるのもこの[[カード]]が初である。~

-下記の通り、原作やゲームでは古参カードであるが、OCG化はかなり遅かった。~
そのため、この[[カード]]の[[イラスト]]はOCG化に当たり描かれたものではなく、OCG化の3年前にPS2ゲーム「真DM2」で登場した際の[[イラスト]]を流用したものである。~
また、同じく4期でOCG化された[[《ゴーゴンの眼》]]も同様である。~

-原作・アニメにおいて―~
「王国編」の「闇遊戯vs孔雀舞」戦にて闇遊戯が使用。~
[[《ハーピィズペット竜》]]の[[コントロール]]を奪い、[[《カタパルト・タートル》]]の砲弾として利用した。~
原作での[[効果]]は実物の[[《心変わり》]]とほぼ同じであり、ノー[[コスト]]であった。~
決闘王国の[[デュエル]]のルールでは[[上級モンスター]]の[[召喚]]に[[生け贄]]が必要なかったものの、彼は[[相手]][[モンスター]]を奪える利点を「バトルシティ編」以前から理解していたのだろう。~
「闇遊戯vsペガサス」(2戦目)では[[《サクリファイス》]]を奪って取り込まれていた[[《タイム・ボマー》]]を[[儀式の生け贄>《マジシャン・オブ・ブラックカオス》]]に用いる事で自爆[[コンボ]]を防いだ。~
「闇遊戯vs人形(マリク)」戦では[[《リバイバルスライム》]]を[[コントロール奪取]]し、[[《オシリスの天空竜》]]を攻略するなどの活躍を何度も見せている。~
また、このときの人形(マリク)の発言によると、基本的に[[魔法カード]]は[[神のカード>三幻神]]に対して1[[ターン]]だけなら通用するが、この[[カード]]は通用しないとのこと。~
「城之内vs絽場」戦では絽場が使用し、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[生け贄]]を揃えている。~

--アニメでの描写は[[イラスト]]で洗脳している手が伸び[[相手]]の[[モンスター]]を奪い取るというとても洗脳とはいい難いものであった。~

--遊戯王Rの「闇遊戯vsデシューツ・ルー」戦ではデシューツ・ルーが使用。~
遊戯の[[《ジャックス・ナイト》]]を奪って[[《キャッスル・ゲート》]]の[[効果]]の[[コスト]]を確保した。~

--原作の王国編から登場していたにもかかわらず、この[[カード]]がOCG化されたのはGXが放送されてからだいぶ後の事である。~

--原作での[[カード名]]は『《洗脳−ブレイン・コントロール》』である。→[[間違えやすいカード名>間違えやすいカード名#nc1c65a0]]~

--ワンポイントレッスンでは[[禁止カード]]になった後に2回も登場している。~
しかも[[《ブラック・ホール》]]と違い、[[禁止カード]]という事実には何も触れられていない。

-コナミのゲーム作品において―~
OCG化と同時期に発売された[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#d64543d5]]では《洗脳−ブレイン・コントロール》で収録されている。~
[[EX2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]以降は、「[[コントロール]]を操作」という[[効果]]のアイコンとしてこの[[カード]]の[[イラスト]]が使われている。~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2010>ゲーム付属カード#x98310ea]]のストーリーモードでは、ディヴァインがこの[[カード]]を使って実際にマインドコントロールを行った。~
--DMシリーズでも登場しており、効果はやはりOCGの[[《心変わり》]]と同じものであった。~
基本的に[[ターン]]終了時に相手の場に戻るが、このゲームでは意味もなく[[生け贄]]に捧げることも可能だったので、[[手札]]に[[上級モンスター]]がいなくても[[単体除去]]的な運用も可能であった。~
なお、原作で使用した縁からか、DM4では遊戯デッキでしか使用できない。

**関連カード [#z5663365]
-[[《大邪神 レシェフ》]]
-[[《地縛神 Uru》]]

-[[《心変わり》]]
-[[《精神操作》]]
-[[《シンクロ・コントロール》]]

-[[《強奪》]]

-[[《エネミーコントローラー》]]

-[[《幻惑のラフレシア》]]
-[[《X・E・N・O》]]

-[[《洗脳解除》]]
-[[《洗脳光線》]]

**収録パック等 [#p941dd49]
-[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP038 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP218 &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP024
-[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP027
-[[STARTER DECK(2006)]] YSD-JP031
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP028
-[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]] DT06-JP044
-[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP012 &size(10){([[Gold]])};

**FAQ [#f4e2749d]
Q:この[[カード]]で[[コントロール]]を奪った[[相手]][[モンスター]]を、[[《月読命》]]等の[[効果]]で[[裏側表示]]にしました。~
  この場合、完全に[[コントロール]]を奪うことはできますか?~
A:いいえ、できません。~
  この[[カードの効果]]には「[[発動]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]」と書いてあります。~
  そのため、[[ターン]]終了時には[[セット]]した[[モンスター]]が[[相手]][[フィールド]]に戻ってしまいます。~
  [[《強奪》]]は[[装備魔法]]で、この[[カード]]は[[通常魔法]]であるため処理に差が生じます。

Q:[[相手]][[モンスター]](仮に[[《ワイト》]]とする)の[[コントロール]]を奪いました。~
  この[[ターン]]中に[[《強制転移》]]を[[発動]]し[[《ワイト》]]を[[相手]]の場に送り返した場合、[[《ワイト》]]は[[エンドフェイズ]]にこちらの場にきますか?~
A:いいえ、きません。~
  《洗脳−ブレインコントロール》の[[エンドフェイズ]]の処理は、「無条件で[[相手]]の場に行く」ではありません。~
  [[《ワイト》]]は[[相手]]の場に戻っているので、[[エンドフェイズ]]に《洗脳−ブレインコントロール》の処理はありません。

//Q:このカードで[[コントロール]]を奪った[[相手]][[モンスター]]を、[[ユニオン]]、[[《アームズ・エイド》]]等の[[効果]]で[[装備カード]]扱いにしました。~
//この場合、完全に[[コントロール]]を奪うことはできますか?~
//A:はい、できます。~
//[[エンドフェイズ]]時にカードは戻りません。~
//↑日付未記入のため