*《&ruby(せんのう){洗脳};−ブレインコントロール/Brain Control》 [#top] 通常魔法(禁止カード) 800ライフポイントを払って発動できる。 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、 エンドフェイズ時までコントロールを得る。 [[THE LOST MILLENNIUM]]で登場した[[通常魔法]]。~ [[ライフポイント]]を[[コスト]]に、[[相手]]の[[表側表示]][[モンスター]]を[[コントロール奪取]]する[[効果]]を持つ。~ [[表側表示]]の[[モンスター]]であれば、それほど多くはない[[ライフコスト]]のみであらゆる[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]できる極めて強力な[[カード]]である。~ [[エンドフェイズ]]までという期限があるが、[[コントロール]]を奪った[[モンスター]]の利用自体に制限は課されないため、制約の回避はしやすい。~ そのまま[[フィニッシャー]]として使う事はもちろん、[[リリース]]や[[シンクロ素材]]にも使える。~ [[《青氷の白夜龍》]]等の[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]に[[耐性]]を持つ[[モンスター]]には無力だが、[[《スターダスト・ドラゴン》]]等を間接的に[[除去]]できるのは大きい。~ また、[[【帝コントロール】]]や[[【チューナー】]]等の[[デッキ]]であれば、利用しやすく無理なく組み込めるだろう。~ -奪った[[モンスター]]を[[《亜空間物質転送装置》]]等で[[除外]]した場合、[[自分]]の[[フィールド]]に戻り、その後[[相手]]の[[フィールド]]に移る。~ [[除外]]されていても、[[コントロール奪取]]する期間は[[リセット]]できない。~ -[[ライフコスト]]を要求している点で[[《心変わり》]]の[[下位互換]]であるが、それでも[[効果]]が強力であることには変わらず、[[《心変わり》]]が[[禁止カード]]に指定されてからは貴重な[[コントロール奪取]]手段として使われた。~ [[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]に[[制限カード]]に指定されてからも、多くの[[デッキ]]において[[必須カード]]として使用され、[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]に[[禁止カード]]に指定された。~ --[[《心変わり》]]・[[《強奪》]]に続く、[[コントロール奪取]]系3枚目の[[禁止カード]]。~ [[《心変わり》]]の[[下位互換]]としてデザインされ、[[ライフコスト]]付きで[[裏側表示]]に対応しない欠点があるものの、消費1枚で制約のない[[コントロール奪取]]が強力であることに変わりはなかった。~ [[《精神操作》]]とは、[[コントロール奪取]]した[[モンスター]]への制約の有無が分かれ目となったのだろう。~ --第4期に登場した[[カード]]が[[禁止カード]]となったのは、[[《レスキューキャット》]]と共に初である。~ また[[DUEL TERMINAL]]に収録されている[[カード]]で[[禁止カード]]となるのも、この[[カード]]が初である。~ -下記の通り、原作やゲームでは古参の[[カード]]だが、[[OCG]]化は非常に遅かった。~ [[イラスト]]は、真DM2のものを流用している。~ これは、同じく第4期に[[OCG]]化された[[《ゴーゴンの眼》]]も同様である。~ -[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]などと似た形式の[[カード名]]に見えるが、「洗脳」を「ブレインコントロール」と英訳することはなく、これは造語である。~ 「洗脳」は「ブレインウォッシング(brainwashing)」と直訳するのが普通であり、この[[カード名]]は恐らく[[《精神操作》]]の[[英語名]]でもある「マインド・コントロール(mind control)」の影響があるのだろう。 -原作・アニメにおいて―~ 原作の「決闘者の王国編」から、闇遊戯が頻繁に使用している。~ 作中での[[効果]]は[[《心変わり》]]とほぼ同じであり、[[ノーコスト>コスト]]であった。~ 「決闘者の王国編」でのルールには[[生け贄召喚]]の制度がなかったものの、[[コントロール奪取]]を様々な方法で活用している。~ 「闇遊戯vs孔雀舞」戦では、[[《ハーピィズペット竜》]]の[[コントロール]]を奪い、[[《カタパルト・タートル》]]で[[射出]]した。~ 「闇遊戯vsペガサス」(2戦目)では[[《サクリファイス》]]を奪い、[[吸収]]されていた[[《タイム・ボマー》]]を[[《マジシャン・オブ・ブラックカオス》]]の[[儀式召喚]]の[[生け贄]]に使用することで、自爆[[コンボ]]を防いだ。~ 「バトルシティ編」の「闇遊戯vs人形(マリク)」戦では、[[《リバイバルスライム》]]を[[コントロール奪取]]し、[[《オシリスの天空竜》]]を攻略している。~ この時の人形(マリク)の発言によると、[[魔法カード]]は[[神のカード>三幻神]]に対して1[[ターン]]だけなら通用するが、この[[カード]]は通用しないとの事。~ 他に「城之内vsエスパー絽場」戦では絽場が使用し、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[生け贄]]を揃えている。~ ただしアニメ版では[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[レベル]]が[[OCG]]同様の6になっており、必要な[[生け贄]]の関係上か、使われていない。~ --アニメでの描写は[[イラスト]]で洗脳している手が伸び[[相手]]の[[モンスター]]を奪い取るというとても洗脳とはいい難いものであった。~ --遊戯王Rの「闇遊戯vsデシューツ・ルー」戦ではデシューツ・ルーが使用。~ 遊戯の[[《ジャックス・ナイト》]]を奪って[[《キャッスル・ゲート》]]の[[効果]]の[[コスト]]を確保した。~ --原作での[[カード名]]は《洗脳−ブレイン・コントロール》である。~ --アニメ5D'sにおけるワンポイントレッスンでは、[[禁止カード]]になった後に2回も登場している。~ しかも[[《ブラック・ホール》]]と違い、[[禁止カード]]という点には何も触れられていない。~ --アニメARC-Vの第67話の回想で零羅への教育の際に研究員が使用していた。~ -コナミのゲーム作品において―~ [[OCG]]化と同時期に発売された[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]では、原作の《洗脳−ブレイン・コントロール》という[[カード名]]で収録されている。~ [[EX2006>ゲーム付属カード#EX2006]]以降は、「[[コントロール]]を操作」という[[効果]]のアイコンとして、この[[カード]]の[[イラスト]]が使われている。~ [[WORLD CHAMPIONSHIP 2010>ゲーム付属カード#WCS2010]]のストーリーモードでは、ディヴァインがこの[[カード]]を使って実際にマインドコントロールを行った。~ --DMシリーズでも登場しており、[[効果]]は[[OCG]]の[[《心変わり》]]と同じものであった。~ これらのゲームでは意味もなく[[生け贄に捧げる]](または[[墓地に捨てる]])事も可能だったので、[[手札]]に[[上級モンスター]]がいなくとも、[[単体除去]]として使用できた。~ 原作で使用した縁からか、DM4では遊戯[[デッキ]]でしか使用できない。~ DM8では[[制限カード]]となり、この[[カード]]で[[コントロール奪取]]した[[モンスター]]を[[墓地に捨てる]]事が出来なくなっている。~ --[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルXにおいては特殊コマンドとして登場。~ こちらはノー[[コスト]]で[[相手]][[モンスター]]を1体を[[コントロール奪取]]する。~ 主に[[相手]][[モンスター]]を[[コントロール奪取]]、または[[吸収]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]に内蔵されている。~ ただし、チャンピオン戦やタッグバトルでは[[相手]]は1体しか使用しないため、意味がない。~ **関連カード [#card] -[[コントロール奪取]] **収録パック等 [#pack] -[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP038 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]}; -[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP218 &size(10){[[Super]]}; -[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP024 -[[STARTER DECK(2006)]] YSD-JP031 -[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP028 -[[ストラクチャーデッキ−帝王の降臨−]] SD14-JP027 -[[DUEL TERMINAL −疾風のドラグニティ!!−]] DT06-JP044 -[[GOLD SERIES 2010]] GS02-JP012 &size(10){([[Gold]])}; -[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP032 &size(10){[[Gold]]}; -[[決闘王の記憶−決闘者の王国編−]] 15AY-JPA26 **FAQ [#faq] Q:[[効果解決時]]に[[対象]]に選択した[[モンスター]]が[[裏側表示]]になった場合、[[コントロール]]を得る[[効果]]は[[適用]]されますか?~ A:いいえ、[[適用]]されません。(14/03/09) Q:この[[カード]]で[[コントロール]]を奪った[[相手]][[モンスター]]を、[[《月読命》]]等の[[効果]]で[[裏側表示]]にしました。~ この場合、完全に[[コントロール]]を奪うことはできますか?~ A:いいえ、できません。~ この[[カードの効果]]は「[[発動]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]」までであり、[[ターン]]終了時には[[セット]]した[[モンスター]]が[[相手]][[フィールド]]に戻ります。~ [[《強奪》]]は[[装備魔法]]であり、この[[カード]]は[[通常魔法]]である為、処理に差が生じます。 Q:この[[カード]]で[[コントロール奪取]]した[[《ワイト》]]に[[《強制転移》]]を[[発動]]し、奪った[[《ワイト》]]を選択し[[相手]]の[[フィールド]]に送り返しました。~ この場合、[[《ワイト》]]は[[エンドフェイズ]]に[[自分]]の[[フィールド]]に移りますか?~ A:いいえ、移りません。~ この[[カード]]の[[エンドフェイズ]]の処理は、「無条件で[[相手]]の場に行く」ではありません。~ [[《ワイト》]]は[[相手]]の場に戻っているので、[[エンドフェイズ]]にこの[[カード]]の処理は行われません。~ Q:[[相手]]が自分の[[《エヴォルド・プレウロス》]]を[[対象]]に《洗脳−ブレインコントロール》を発動しました。~ それに[[チェーン]]して[[《おジャマトリオ》]]を[[発動]]し、[[相手]][[フィールド]]が全て埋まった場合、[[《エヴォルド・プレウロス》]]は「[[自分]][[フィールド]]上」で[[破壊]]された扱いになりますか?~ A:ご質問の場合、[[《エヴォルド・プレウロス》]]の効果は発動しません。(13/10/14)~ //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。 ---- &tag(《洗脳−ブレインコントロール》,魔法,通常魔法,);