*《&ruby(せんこうぼかん){潜航母艦};エアロ・シャーク/Submersible Carrier Aero Shark》 [#tc258870]
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク3/水属性/魚族/攻1900/守1000
 レベル3モンスター×2
 1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
 ゲームから除外されている自分のモンスターの数×100ポイントダメージを
 相手ライフに与える。
//最新テキストはWJ40号より

 [[GENERATION FORCE]]で登場した[[水属性]]・[[魚族]]の[[エクシーズモンスター]]。~
 [[エクシーズ素材]]を取り除いて[[除外]]された[[モンスター]]数に比例した[[バーン]]を行う[[起動効果]]を持つ。~

 [[相手]]の状況に関わらず[[バーン]][[ダメージ]]を与えられるが、その[[バーン]][[効果]]の比率が少なく、[[自分]]から積極的に[[除外]]しないとまともな[[ダメージ]]を与えられない。~
 同[[ランク]]の[[《グレンザウルス》]]と同じ[[ダメージ]]を出すには10枚も[[自分]]の[[モンスター]]が[[除外]]されていなければならず、[[戦闘破壊]]が必要なあちらよりも扱いづらい。~
 また、あまり[[ステータス]]が高くないために[[戦闘ダメージ]]を与えにくく[[壁]]にもしにくい上、場持ちも期待できないため[[効果]]も一度使えばそれで終了の場合も多い。~
 この[[カード]]の[[効果]]を使用するより、[[ステータス]]が上の[[《No.17 リバイス・ドラゴン》]]等で[[攻撃]]した方が[[壁]]にもなり、結果的に[[ダメージ]]が多くなる事も少なくない。~
 素材の[[モンスター]]で[[攻撃]]した[[メインフェイズ]]2に[[エクシーズ召喚]]すれば、[[攻撃力]]の低さはある程度解消できるが、結局は大きな[[ダメージ]]を与えるには専用構築でもない限り難しい。~
 [[除外]]軸の[[デッキ]]でも、同[[ランク]]には[[除外]]されている[[モンスター]]を展開可能な[[《虚空海竜リヴァイエール》]]が存在しており、あちらを使用して[[戦闘ダメージ]]を与えていった方がいい事も多い。~
 総じて他の[[ランク]]3に比べて[[汎用性]]が低く、[[エクストラデッキ]]の枠が厳しいのもあり、優先度は非常に低くなってしまう。~

 この[[カード]]ならではの[[メリット]]としては、数少ない[[魚族]]の[[エクシーズモンスター]]なので[[【魚族】]]で[[《フィッシャーチャージ》]]や[[《スプラッシュ・キャプチャー》]]の[[コスト]]に使用でき、[[《一族の結束》]]を阻害しない。~
 正規に[[エクシーズ召喚]]することもできるが、前述したようにこの[[カード]]の[[バーン]]ダメージはまともな量にならないため、[[《バハムート・シャーク》]]で出すのが良いだろう。~
 同じ[[魚族]]で[[《バハムート・シャーク》]]から出せる[[エクシーズモンスター]]には[[《牙鮫帝シャーク・カイゼル》]]が存在するが、こちらの方が[[攻撃力]]が少し高い。~
 なお、[[魚族]]であることに拘らないならば、より[[ステータス]]が高く追加[[効果]]を持つ[[《No.47 ナイトメア・シャーク》]]が存在するのでそちらを使ったほうがよい。~

-[[【インフェルニティ】]]ではこの[[カード]]の[[エクシーズ召喚]]と[[バウンス]]を繰り返すループにより、[[バーン]]による先行[[1ターンキル]]も可能だった。~
とはいえ元々成功率が低く、更に[[キーカード]]であった[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]が[[禁止カード]]となった今では過去の話である。~

-[[《チェーン・マテリアル》]]と[[《フュージョン・ゲート》]]を使用することで[[1ターンキル]]を行うことができる。~
手順は以下の通り。

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+[[デッキ]]から正規の[[融合素材]]を[[除外]]し、[[《魔装騎士ドラゴネス》]]と[[《炎の騎士 キラー》]]等、[[レベル]]3の[[融合モンスター]]を4体[[融合召喚]]する。
+[[レベル]]3の[[融合モンスター]]を[[エクシーズ素材]]にしてこの[[カード]]2体を[[エクシーズ召喚]]し、もう一度[[レベル]]3の[[融合モンスター]]を2体[[融合召喚]]してこのカードをもう1体[[エクシーズ召喚]]する。
+[[デッキ]]から[[融合素材]][[モンスター]]を[[除外]]して[[《F・G・D》]]2体を[[融合召喚]]する。
+[[フィールド]]上の[[《F・G・D》]]2体を含む[[ドラゴン族]][[モンスター]]5体を[[融合素材]]として[[《F・G・D》]]を[[融合召喚]]する。
+この時点で合計27体の[[モンスター]]が[[除外]]されているため、《潜航母艦エアロ・シャーク》3体が[[効果]]を使用し、合計8100ポイントの[[ダメージ]]を与える。

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しかしこの[[コンボ]]を実行するには、[[融合素材]]となる低[[ステータス]]の[[通常モンスター]]を最低でも12枚投入しなくてはならず、非常に[[手札事故]]を起こしやすい。~
同様のことが可能な[[《重爆撃禽 ボム・フェネクス》]]と比べると扱いづらいことは否めない。~
一応、[[相手]]に[[《ハネワタ》]]等で防がれた場合でも、[[エクシーズモンスター]]は[[《チェーン・マテリアル》]]の制約で[[破壊]]されないため、次の[[ターン]]で再び[[効果]]が[[発動]]できる点で区別は出来る。~
[[通常モンスター]]が大量に投入されることを逆手に取り、[[《凡骨の意地》]]を組み合わせることも不可能ではない。~
尚、上記の[[《F・G・D》]]は5体の[[融合素材]]を必要とする[[融合モンスター]]の[[《E・HERO ゴッド・ネオス》]]や[[《極戦機王ヴァルバロイド》]]であっても構わない。~
[[ドラゴン族]]のかわりにそれぞれの[[融合素材]]を入れればよい。~
また、上記の[[《重爆撃禽 ボム・フェネクス》]]と組み合わせることでも[[1ターンキル]]が可能。~
手順は以下の通り。

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+[[デッキ]]から正規の[[融合素材]]を[[除外]]し、[[《魔装騎士ドラゴネス》]]と[[《炎の騎士 キラー》]]等、[[レベル]]3の[[融合モンスター]]を4体[[融合召喚]]する。
+[[デッキ]]から[[融合素材]]を[[除外]]し、[[《重爆撃禽 ボム・フェネクス》]]を[[融合召喚]]し、[[効果]]を[[発動]]する(1800ポイント以上の[[ダメージ]]が入る)。
+[[フィールド]]の[[《重爆撃禽 ボム・フェネクス》]]と[[デッキ]]の[[機械族]]を[[除外]]し、[[《重爆撃禽 ボム・フェネクス》]]を[[融合召喚]]し、[[効果]]を[[発動]]する。
+もう1度2を行う(この時点で合計[[ダメージ]]は5400以上)。
+[[レベル]]3の[[融合モンスター]]を[[エクシーズ素材]]にしてこの[[カード]]2体を[[エクシーズ召喚]]する。
+この時点で合計14体の[[モンスター]]が[[除外]]されているため、《潜航母艦エアロ・シャーク》2体が[[効果]]を使用し、合計2800ポイントの[[ダメージ]]を与える。

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[[デッキ]]の[[モンスター]]は[[炎族]]1体、[[機械族]]3体、[[レベル]]3の[[融合モンスター]]の[[融合素材]]8体の合計12体でいいため、先述の[[コンボ]]よりは事故率が減る。~
もっとも、[[レベル]]6[[融合モンスター]]と[[《セイクリッド・トレミスM7》]]を利用したタイプのほうが、[[火力]]・[[融合素材]]の能力ともに上であるため、[[ネタ]]の域は出ない。

-「シャーク」とはもちろん「鮫」の意を持つ単語だが、アメリカ海軍の潜水艦の艦名に良く使われる言葉でもある。~
「エアロ」の方は潜水艦用弾道ミサイルに装着する「エアロスパイク」からとられたのだろうか。~

-初出時は[[ウルトラレア>Ultra]]であったが、使い所が難しいためか[[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]] での再録時には一気に[[ノーマル>Normal]]へ格下げになってしまった。~
全く同じ道を辿った[[カード]]に[[《No.10 白輝士イルミネーター》]]がある。~

-原作・アニメにおいて―~
//多数の回に渡り使用されているカードの先例に従い、代表的な使用例のみを記述。
ZEXALシリーズにおける、凌牙の主力[[エクシーズモンスター]]の1体。~
初登場は「鉄男vs凌牙」戦。~
[[《ビッグ・ジョーズ》]]と[[《スカル・クラーケン》]]を[[エクシーズ素材]]として、アニメ・漫画で最初に[[エクシーズ召喚]]された。~
この時は[[手札]]が無かったためか、[[効果]]を使わず[[直接攻撃]]して[[フィニッシャー]]となった。~
(ただしこの時は[[エクシーズ召喚]]をせずとも勝利できた)~
その後のアニメZEXALの「遊馬vs凌牙」(2戦目)では初めて[[効果]]が使用され、遊馬の[[ライフ]]を2回で計2400も削り、[[フィニッシャー]]になるなど、終始に渡る活躍を見せている。~
その後も凌牙の[[デュエル]]では多用されており、登場する場合は主に先攻1[[ターン]]目などの早い段階での[[エクシーズ召喚]]から[[ダメージ]]を与える事が多い。~
「凌牙vs璃緒」戦では[[《ガード・ペンギン》]]の[[効果]]で[[ダメージ]]を防がれてしまい[[《零鳥獣シルフィーネ》]]に[[戦闘破壊]]されたものの、[[罠カード]]《ゴースト・フリート・サルベージ》で[[蘇生]]された後に[[罠カード]]《フル・アーマード・エクシーズ》の[[効果]]で[[《ブラック・レイ・ランサー》]]の[[装備カード]]となり、[[戦闘破壊]]から守った。~
[[攻撃]]名は「ビッグイーター」、[[効果]]名は「エアー・トルピード」。~
--ZEXAL&ruby(セカンド){II};では《スカイダイビング −蒼穹降下決闘−》における凌牙の乗り物としても登場した。~
--アニメ5D'sではこの[[攻撃]]名と同名の[[モンスター]]、《ビッグ・イーター》が登場している。~
--アニメ版の[[効果]]では、[[相手]]に与える[[ダメージ]]は「[[自分]]の[[手札]]の枚数×400ポイント」だった。~
これでは強力すぎると判断されたためか、同パックで多数収録された[[除外]]に関連する[[効果]]を持つ[[水族]]・[[魚族]]・[[海竜族]]の[[サポートカード]]と連動する形へと変更された。~
しかし[[カード]]1枚当たりの[[ダメージ]]倍率が余りにも低く設定され、大幅に[[弱体化]]してしまっている。~

---[[効果]][[発動]]時には[[手札]]の枚数分だけミサイルのような魚雷が[[相手]][[プレイヤー]]へと発射され、更にその中からそれぞれ4つずつ小さな魚雷が発射された。~
小型魚雷が4つなのは、[[ダメージ]]が400ポイントの倍数であることを表しているのだろう。~

--「遊馬vs凌牙」(5戦目)では[[エクシーズ召喚]]時「深き水底から浮上せよ! 《潜航母艦エアロ・シャーク》!」という台詞が付くようになった。~

--「遊戯王ZEXAL」公式サイトの「モンスター・エクシーズ図鑑」掲載初期において、必殺技が「ビッグ・マウス」として紹介されていた。~
しかし、「ビッグ・マウス」は[[《ビッグ・ジョーズ》]]の[[攻撃]]名である。~
現在は修正されている。~

--アニメでの活躍が高評価だったことに加え、アニメ版とOCG版で[[効果]]に大きなギャップがあることから注目を浴びたためか、アニメZEXALの「モンスター人気投票モンスター編」で2位に入った。~
この発表中、遊馬はアニメ[[効果]]を「強力な[[効果]]」と評している。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では凌牙が使用。~
OCG版の[[効果]]を説明する専用ボイスも用意されている。~
[[《ビッグ・ジョーズ》]]をスキャンすると出現する専用[[デッキ]]では、何も[[エクストラデッキ]]の[[カード]]をスキャンしなかった場合にこの[[カード]]が入っているので使用することができる。~
またスキャンできる数少ない[[ランク]]3の[[モンスター]]だが、[[アタッカー]]になる[[《ラヴァルバル・イグニス》]]が既にいるため、主に2枚目以降として使うことになる。~

**関連カード [#h110a02d]
-[[《D.D.ダイナマイト》]]

―《潜航母艦エアロ・シャーク》の姿が見られる[[カード]]
-[[《シャーク・フォートレス》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#u448de91]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#j69bc91b]
-[[GENERATION FORCE]] GENF-JP040 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[DUEL TERMINAL −破滅の邪龍 ウロボロス!!−]] DT14-JP034
-[[デュエリストパック−神代兄妹編−]] DP15-JP021

//**FAQ [#y0fae01b]
//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。