*《&ruby(ぞうしょく){増殖};するG/Maxx “C”》 [#t00bf374]
 効果モンスター
 星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
 このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。
 このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、
 自分はデッキからカードを1枚ドローする。
 この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
 「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。

 [[EXTRA PACK Volume 4]]で登場した[[地属性]]・[[昆虫族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[手札]]から[[墓地へ送る]]事で、[[相手]]の[[特殊召喚]]に反応して[[ドロー]]を行う[[効果]]を持つ。

 類似[[効果]]を持つ[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]に比べ、[[相手]]限定の代わりに[[シンクロ召喚]]以外にも対応する。~
 また、奇襲性に優れる[[手札]][[発動]]な点、維持が不要な[[残存効果]]である点が利点となる。~
 反面、[[発動]]時点で1枚は[[手札]]消費していることに注意したい。~
 とはいえ、[[チェーン]]に乗る[[特殊召喚]][[効果]]の場合、その[[発動]]に対し[[発動]]することで最低でも1[[ドロー]]となり、損失なく単純な[[デッキ圧縮]]になるため大きな不安要素にはならない。

 [[相手]]が[[特殊召喚に成功する>特殊召喚に成功した]]度に[[ドロー]]できる[[効果]]は強力。~
 特に現[[環境]]で多用される[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]は、その性質上複数回の[[特殊召喚]]を経由することが多いため、莫大な[[アドバンテージ]]を見込むことができる。~
 そうでなくても現[[環境]]において[[特殊召喚]]を行わない[[デッキ]]は限られるため、[[腐る]]ことも考えにくい。~
 この[[カード]]を[[発動]]したことで[[相手]]が[[特殊召喚]]を控える可能性もあるが、1[[ターン]]限りの[[特殊召喚]]抑止力として考えれるので[[カード]]1枚の消費に見合う成果と言える。~
 [[モンスターカード]]であるため[[《ゴキポン》]]や[[《クリッター》]]によって[[サーチ]]でき、[[墓地へ送られた>墓地へ送る]]後は[[《ジャンク・シンクロン》]]・[[《デブリ・ドラゴン》]]で[[蘇生]]する、[[《デビルドーザー》]]の[[コスト]]にするといった活用もできる。

 一方、[[相手]]が大量の[[特殊召喚]]をためらわなかった場合、いくら[[ドロー]]してもその[[ターン]]で決着がついてしまう可能性も高い。~
 必ず[[ドロー]]しなくてはならないので、ループ等で大量に[[特殊召喚]]されたりして、[[デッキ切れ]]を誘発されてしまうことも稀にある。~
 この[[効果]]自体は直接[[相手]]の行動を阻害するものではない事を意識したい。~
 [[《バトルフェーダー》]]・[[《トラゴエディア》]]・[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[宣告者]]・[[機皇帝]]等、[[ドロー]]によって[[相手]]を止める手に繋がる構築を心がけたい。~
 一度止める事に成功すれば、その圧倒的な[[手札]]枚数により、返しの[[ターン]]で一方的な展開を望むことも可能である。

 いずれにしても、[[相手]]依存であり、性質上[[相手]]の[[特殊召喚]]を直接止める[[罠カード]]とは相性が良くない。~
 前述したように[[《バトルフェーダー》]]等との共存が望ましいことを考えると、[[【フルモンスター】]]のような[[モンスター]]の比率が大きい[[デッキ]]に採用したい[[カード]]である。~
 [[罠カード]]が少ない[[デッキ]]の弱点であった大量展開を抑止できる貴重な存在である。

-[[モンスター効果]]が[[適用]]されるのは、「[[特殊召喚が成功する>特殊召喚に成功した]]度に」である。~
一度に複数体の[[モンスター]]が[[特殊召喚]]されても、[[特殊召喚]]が行われたのは1回なので、[[ドロー]]できる枚数も1枚である。~
また、[[相手]][[モンスター]]の[[特殊召喚に成功した]]時に[[モンスター効果]]を[[発動]]しても、[[ドロー]]はできない。~
故に[[チェーン]]に乗らない[[特殊召喚]]に対しては、先出しを要求される。~
//[[チューナー]]の[[召喚に成功した]]時等が、狙い目だろう。

-この[[モンスター効果]]による[[ドロー]]は、[[チェーンブロック]]を作らない。~
よって、[[相手]][[モンスター]]が[[特殊召喚に成功した]]時に[[誘発効果]]が[[発動]]する場合、その[[効果の適用]]前に[[ドロー]]でき、[[チェーン]]する形で[[ドロー]]した[[カード]]を使用する事もできる。~
[[《エフェクト・ヴェーラー》]]等を[[ドロー]]する際は、この処理の順番が非常に重要となる。

-来日当初から、[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]によって[[《神聖なる球体》]]を複数体[[特殊召喚]]する[[【代行者】]]への[[メタカード]]として注目される。~
その後も、1[[ターン]]の内に[[特殊召喚]]を繰り返す[[【ゼンマイ】]]・[[【カラクリ】]]・[[【ラヴァル】]]・[[【聖刻】]]等の対策として活躍する。~
現在では[[特殊召喚]]しない[[デッキ]]が稀であり、[[腐る]]ことが少ないため[[サイドデッキ]]から投入するのではなく、[[メインデッキ]]に投入する[[デッキ]]も増えつつある。~

-[[《暗黒のマンティコア》]]には注意したい。~
かつての[[【宝札エクゾディア】]]と同じ[[蘇生]][[コンボ]]を行われたが最後、強制的に[[ドロー]]させられてしまい、[[デッキ切れ]]で敗北が確定してしまう。~

-[[イラスト]]の構図や[[カード名]]より[[《黒光りするG》]]の亜種[[モンスター]]と言える。~

-[[マスターガイド3>書籍付属カード#u27ba37e]]では、「見るもおぞましい[[イラスト]]」と書かれている。~
[[イラスト]]にはテレビ台とタンスや床との隙間に何十もの眼が光っている様子が描かれており、これらが全てゴキブリなのだと考えれば確かにおぞましいと言える。~
ちなみに確認できるのは全部で19匹。

-元々は、海外版[[Storm of Ragnarok]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚である。~
[[ドロー]][[効果]]を持つ[[カード]]は海外版では[[レアリティ]]が高い傾向にあるが、例に漏れず[[シークレットレア>Secret]]である。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#x66c0851]
-[[《便乗》]]

-[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]

-[[《増殖》]]

―ゴキブリ系[[モンスター]]
-[[《コカローチ・ナイト》]]
-[[《ゴキボール》]]
-[[《ゴキポン》]]
-[[《黒光りするG》]]

-[[《インヴェルズ・ローチ》]]

//―《増殖するG》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#o5a61dce]
-[[EXTRA PACK Volume 4]] EXP4-JP037  &size(10){[[N-Rare]]};

**FAQ [#l9f93519]
Q:[[ドロー]]は[[チェーンブロック]]を作りますか?~
A:いいえ、作りません。(11/09/17)

Q:[[特殊召喚]]の後に別の処理を挟む[[カード]](例:[[《ディメンション・マジック》]])の処理が解決される時、《増殖するG》の[[効果]]で[[ドロー]]するのは[[特殊召喚]]の直後・別の処理前ですか、それともその処理全体の解決直後ですか?~
A:[[《ディメンション・マジック》]]の[[効果]]によって[[モンスター]]を[[特殊召喚]]し、その後[[フィールド上のカード]]を[[破壊]]する[[効果]]処理を行った場合、その[[《ディメンション・マジック》]]の[[効果]]処理が終了した時点で[[ドロー]]します。(11/09/17)

Q:この[[カード]]を[[発動]]後、[[相手]]が[[チェーン]]1で[[《ディメンション・マジック》]]を[[発動]]しました。~
  [[自分]]の[[モンスター]]が[[破壊]]された時、[[《機皇帝ワイゼル∞》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:はい、[[特殊召喚]]できます。~
  なお[[《機皇帝ワイゼル∞》]]を《増殖するG》で[[ドロー]]した場合であっても[[特殊召喚]]可能です。(12/11/28)

Q:この[[カード]]を[[発動]]後、[[相手]]が[[《高等紋章術》]]を[[発動]]しました。~
  どのタイミングで何枚[[ドロー]]しますか?~
A:[[相手]]が[[エクシーズ召喚]]まで終えた時に2枚まとめて[[ドロー]]します。(12/11/28)
A:[[紋章獣]]2体が[[特殊召喚]]されたタイミングでまず1枚[[ドロー]]し、その後[[エクシーズ召喚]]を行います。~
  この[[エクシーズ召喚]]が[[《昇天の黒角笛》]]などで[[無効]]にならなかった場合、改めて1枚[[ドロー]]し、合計で2枚[[ドロー]]する事になります。~
  他の[[カード]]と違って処理の途中で[[ドロー]]が行われることは特例となります。(12/12/05)
//A:[[相手]]が[[エクシーズ召喚]]まで終えた時に2枚まとめて[[ドロー]]します。(12/11/28)

Q:[[自分]]が、この[[モンスター]]が持つ[[効果]]を[[発動]]しました。~
  「[[相手]]が[[自分]]の[[フィールド]]上に[[《ヴォルカニック・クイーン》]]を[[特殊召喚]]」した場合に[[ドロー]]はできますか?~
A:はい、その場合でも[[特殊召喚]]を行ったのが[[相手]]なので[[ドロー]]します。(11/09/23)

Q:[[フィールド]]上に[[相手]]が[[コントロール]]する[[《ブラック・ガーデン》]]が存在し、[[自分]]が[[《増殖するG》]]の[[効果]]を[[発動]]している時、[[自分]]が[[モンスター]]を[[召喚]]しました。~
  これにより[[《ブラック・ガーデン》]]の[[効果]]で[[相手]][[フィールド]]上に[[トークン]]が[[特殊召喚]]されますが、[[自分]]は[[デッキ]]から[[カード]]を[[ドロー]]することはできますか?~
A:はい、[[ドロー]]することができます。(11/10/02)

Q:[[プレイヤー]]Aの[[フィールド]]上に[[《カラクリ小町 弐弐四》]]と[[《メカ・ザウルス》]]が存在しています。~
  この時、[[プレイヤー]]Bが[[手札]]から《増殖するG》を[[発動]]しました。~
  その後、Aが[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]を[[シンクロ召喚]]しました。~
  Bの[[デッキの一番上]]の[[カード]]は[[《エフェクト・ヴェーラー》]]でした。~
  Bは[[カード]]を1枚[[ドロー]]しますが、この時[[ドロー]]した[[《エフェクト・ヴェーラー》]]を、[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[発動]]できますか?~
A:ご質問の場合、[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]が[[シンクロ召喚に成功した]]時点で、先にBが[[デッキ]]から[[カード]]を[[ドロー]]する為、[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[効果]]が[[発動]]した時点で、Bの[[手札]]には[[《エフェクト・ヴェーラー》]]が存在する事になります。~
  したがって、[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[モンスター効果の発動]]に[[チェーン]]して[[《エフェクト・ヴェーラー》]]の[[効果]]を[[発動]]し、[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[効果]]を[[無効]]にできます。(12/04/09)

Q:この[[カード]]の[[効果の発動]]が[[《天罰》]]等の[[効果]]で[[無効]]になった場合、同じ[[ターン]]にもう1枚の《増殖するG》の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(12/12/01)

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