*《&ruby(そっこう){速攻};の&ruby(ブラック){黒い};&ruby(にんじゃ){忍者};/Strike Ninja》 [#z3317595]
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1200
 自分の墓地の闇属性モンスター2体をゲームから除外する事で、
 このターンのエンドフェイズまでこのカードをゲームから除外する事ができる。
 この効果は相手ターンにも使用する事ができる。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 [[混沌を制す者]]で登場した[[闇属性]]・[[戦士族]]の[[下級モンスター]]。~
 この[[カード]]を一時的に[[除外]]する[[誘発即時効果]]を持つ。~

 非常にトリッキーな[[効果]]を持つ[[忍者]]の一味で、[[《亜空間物質転送装置》]]を[[内蔵]]している。~
 [[墓地コスト]]さえあれば延々と[[除去]]を回避でき、[[《激流葬》]]や[[《爆導索》]]等と組み合わせる事で[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。~

 しかし2体もの[[墓地コスト]]はなかなか重く、[[闇属性]]の性質上、十分に肥えた状況ならば他に強力な[[モンスター効果]]を利用できる事も少なくない。~
 [[デュエル]]終盤でもない限り[[コスト]]を用意するのも難しく、[[《ヴェルズ・サンダーバード》]]や[[《ゼンマイラビット》]]を用いたほうが[[汎用性]]の面で効率的。~
 なにより[[攻撃力]]が一般的な[[アタッカー]]を下回っている点が使い勝手を悪くしており、単体では活躍の機会が少ない。~

 同じ[[闇属性]]である[[《異次元の偵察機》]]との[[コンボ]]はなかなか有効で、タイミングはずれるものの、ある程度[[壁]]も確保しやすくなる。~
 [[《魂吸収》]]との[[コンボ]]も[[直接攻撃]]で受ける[[ライフ]]の損失を補いやすい。~
 [[《闇次元の解放》]]にも繋げられるので、[[《終末の騎士》]]等を利用する際に[[《増援》]]を採用しているのならば挿してみるのも悪くない[[カード]]である。~

 [[《ダーク・シムルグ》]]の[[コスト]]になれる点程度で長年[[忍者]]である利点が小さい[[カード]]だったが、[[ORDER OF CHAOS]]で登場した[[《忍法 超変化の術》]]により自身の[[効果]]を最大限に活かせるようになった。~
 [[《忍法 超変化の術》]]は[[効果解決時]]に[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]ので、[[発動]]に[[チェーン]]する事で、この[[カード]]自身を失わず[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]しつつ[[特殊召喚]]ができるのである。~
 [[【忍者】]]における[[闇属性]]は核となる[[《忍者マスター HANZO》]]と自身のみなので[[コスト]]の捻出には多少の難があるものの、[[《忍法 超変化の術》]]の[[リクルート]]先に[[《ヴェルズ・ザッハーク》]]・[[《アックス・ドラゴニュート》]]等を用いれば狙う機会を増やすことができる。~

-[[《霊滅術師 カイクウ》]]と[[《虚空海竜リヴァイエール》]]は天敵である。~
両者ともに[[戦闘]]では勝てず、前者は[[効果]]が使えなくなり、後者は[[効果]]を使うと[[帰還]][[効果]]で[[相手]]に奪われる上に[[《忍法 超変化の術》]]で[[除去]]できない。~
[[環境]]にもよるが、どちらも[[エクストラデッキ]]や[[サイドデッキ]]への投入率が比較的高いため、十分注意したい。~

-この自らを[[除外]]する[[誘発即時効果]]の[[墓地]][[除外]]を行うのは[[コスト]]。~
[[墓地]]の[[モンスター]]を2体[[除外]]してから[[チェーン]]のタイミングが訪れる。~
[[ダメージステップ]]以外、[[自分]]・[[相手]]の[[ターン]]にかまわずいつでも[[発動]]できる強力な[[効果]]である。~
また、[[エンドフェイズ]]に[[戻ってくる>戻す]]のは[[チェーンブロック]]を作らない。~

-原作・アニメにおいて―~
原作DDD(アニメDDM)において遊戯が使用した[[モンスター]]。~
レアブラックのダイスから[[召喚]]された。~
アニメ版においては実物のDDM販促も兼ねてか、DDMと同じ[[ステータス]]と[[効果]]を持ち、レアブラックはアイテムダイスへと置き換えられた為、通常のダイスとして登場した。~
この[[モンスター]]はアニメでは数少ない喋る[[モンスター]]である。~
移動力の高さと回避能力を持ち合わせており、OCG版のこの[[カードの効果]]は後者に由来するものと思われる。~
[[攻撃]]名は「お命、頂戴」、回避能力名は「隠れ身の術」、[[帰還]]能力名は「笑止」。~
--その後、アニメオリジナル「乃亜編」では[[カード]]化されたこれを御伽が[[デッキ]]マスターとして使用している。~
まだOCG化されていなかった為か、実物の[[カード]]と異なり[[星]]5/[[攻撃力]]2350/[[守備力]]2200、さらに[[カード名]]も《速攻のブラック忍者》となっていた。~
その[[デッキ]]マスター能力は「[[手札]]2枚を[[コスト]]に他人の[[リバース]][[カード]]を使える」というものであり、この[[効果]]で本田の遺した《レアメタル・ソウル》を使用した。~
このときには同じく「DDM」出身の《ゴッドオーガス》も登場した。~
デッキマスター能力名は「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」。
//---このデッキマスター能力で唱えられているのは、古代中国の道家によって呪力を持つとされた漢字「九字」である。~
//後に日本に伝えられ、陰陽道や密教、修験道等で主に護身のための呪文として使われるようになった。

**関連カード [#h70617d8]
-[[忍者]]

-[[《亜空間物質転送装置》]]

-[[《ゼンマイラビット》]]
-[[《ドリル・ウォリアー》]]
-[[《TG ブレード・ガンナー》]]

-[[《速攻のかかし》]]

―《速攻の黒い忍者》の姿が見られる[[カード]]
-[[《風魔手裏剣》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#k6339451]
-[[【速攻の黒い忍者】]]
-[[【忍者】]]

**収録パック等 [#hf0d1f34]
-[[混沌を制す者]] 306-007 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP007 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#q9c06f6b]
Q:この[[効果]]は[[ダメージステップ]]時にも使用できますか?~
A:いいえ。使用することはできません。~

Q:この[[カード]]を[[効果]]で[[除外]]した後[[《次元融合》]]で再度[[フィールド]]に出した場合、[[効果]]を使えますか?~
A:いいえ。[[《時の魔術師》]]などとは異なり、[[帰還]]しても同一[[ターン]]には使用できません。(06/11/29)

Q:[[除外]]する[[効果]]に[[チェーン]]され、この[[カード]]が[[裏側表示]]になった場合、[[除外]]しますか?~
//A:はい、その場合は[[表側表示]]で[[除外]]します。(11/06/09)
A:いいえ、[[効果解決時]]に[[裏側表示]]になっていた場合、[[除外]]されません。(11/06/11)

Q:[[除外]]する[[効果]]に[[チェーン]]され、この[[カード]]が[[相手]][[フィールド]]に移った場合、[[除外]]しますか?~
A:はい、[[除外]]されます。その場合[[エンドフェイズ]]に[[相手]][[フィールド]]上に戻ります。(12/07/18)

Q:[[《死者蘇生》]]や[[《強制転移》]]の[[効果]]で元々の[[持ち主]]が[[自分]]であるこの[[カード]]を[[相手]]が[[コントロール]]している時に、[[相手]]がこの[[カード]]の[[除外]]する[[効果]]を[[発動]]した場合、[[エンドフェイズ]]時にどちらの[[プレイヤー]]の[[フィールド]]上に戻りますか? ~
A:[[相手]]の[[フィールド]]上に戻ります。(12/07/07)

Q:[[《堕落》]]や[[《薔薇の刻印》]]の[[効果]]で元々の[[持ち主]]が[[自分]]であるこの[[カード]]を[[相手]]が[[コントロール]]している時に、[[相手]]がこの[[カード]]の[[除外]]する[[効果]]を[[発動]]した場合、[[エンドフェイズ]]時にどちらの[[プレイヤー]]の[[フィールド]]上に戻りますか? ~
A:[[相手]][[フィールド]]上に戻った後、すぐに[[自分]][[フィールド]]上に[[コントロール]]が移ります。(12/07/09)

Q:[[《エネミーコントローラー》]]の[[効果]]で元々の[[持ち主]]が[[自分]]であるこの[[カード]]を[[相手]]が[[コントロール]]している時に、[[相手]]がこの[[カード]]の[[除外]]する[[効果]]を[[発動]]した場合、[[エンドフェイズ]]時にどちらの[[プレイヤー]]の[[フィールド]]上に戻りますか? ~
A:[[相手]][[フィールド]]上に戻った後、すぐに[[自分]][[フィールド]]上に[[コントロール]]が移ります。(12/07/09)

Q:[[《死者蘇生》]]や[[《強制転移》]]、[[《堕落》]]、[[《エネミーコントローラー》]]の効果で元々の持ち主が[[自分]]であるこの[[カード]]を[[相手]]が[[コントロール]]している時に、[[相手]]がこの[[カード]]の[[除外]]する[[効果]]を[[発動]]してこのカードが[[除外]]された場合、[[自分]]は[[《異次元からの帰還》]]や[[《D・D・R》]]で[[除外]]された[[自分]]の[[モンスター]]としてこの[[カード]]を[[特殊召喚]]できますか? ~
A:はい、[[特殊召喚]]できます。(14/02/03)

Q:この[[カード]]が[[除外]]され[[エンドフェイズ]]時に[[モンスターカードゾーン]]に空きがなくなり、[[除外]]されたこの[[カード]]が戻ってこれない場合、この[[カード]]は[[墓地]]へ送られますか?~
A:はい、[[墓地]]へ送られます。(13/01/17)