*《&ruby(だてんし){堕天使};スペルビア》 [#ba0fbd03]
 効果モンスター
 星8/闇属性/天使族/攻2900/守2400
 このカードが墓地からの特殊召喚に成功した時、
 自分の墓地に存在する「堕天使スペルビア」以外の
 天使族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[Vジャンプ(2008年5月号開始) 一年間定期購読特典>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[闇属性]]・[[天使族]]の[[最上級モンスター]]。~
 自身が[[墓地]]より[[特殊召喚]]されたとき、更に[[墓地]]から[[天使族]]を[[特殊召喚]]できる任意の[[誘発効果]]を持つ。

 [[最上級モンスター]]として十分な[[ステータス]]を持ち、[[墓地]]から[[特殊召喚]]されると、さらに[[墓地]]の[[天使族]]を[[蘇生]]することができる。~
 [[闇属性]]に限らず、[[天使族]]ならどの様な[[モンスター]]でも[[蘇生]]できるため、[[最上級モンスター]]が豊富な[[天使族]]での選択肢はかなり多い。~
 [[レベル]]8・[[闇属性]]・[[天使族]]なので、[[デッキ]]からは[[《終末の騎士》]]・[[《堕天使アスモディウス》]]で[[墓地に送る]]ことができ、[[手札]]にある場合は[[《トレード・イン》]]・[[《朱光の宣告者》]]の[[手札コスト]]にすればよいだろう。~

 次にこの[[カード]]を[[蘇生]]させる方法だが、[[魔法・罠カード]]では[[《リビングデッドの呼び声》]]が最も良い。~
 ただし、[[任意効果]]なので[[チェーン]]1で[[蘇生]]する必要がある。~
 同じ[[闇属性]]・[[天使族]]である[[《ダーク・ヴァルキリア》]]を[[コスト]]に[[《戦線復活の代償》]]を使う手もある。~
 一方[[モンスター効果]]では、[[《アテナ》]]と[[《ダーク・クリエイター》]]の2体が比較的簡単にこの[[カード]]を[[蘇生]]させることができる。~
 [[《ダーク・クリエイター》]]の方を使う場合は、[[光属性]]の[[天使族]]が多いと[[事故>手札事故]]を起こし得る事と、[[除外]]する[[天使族]]の選択に注意したい。~
 他にも、多くの[[最上級]]の[[天使族]]に有効な[[《光神化》]]と[[《地獄の暴走召喚》]]の[[コンボ]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]するのも良いだろう。~

 また[[《光と闇の竜》]]との相性も良く、その[[効果]]で[[墓地]]からこの[[カード]]を[[蘇生]]することで、他の[[天使>天使族]]も[[蘇生]]することができる。~
 この時[[《アテナ》]]を[[蘇生]]すれば、再びこの[[カード]]を[[墓地]]へ送って、[[《アテナ》]]の[[蘇生]][[効果]]を使い、このカードを[[蘇生]]する事ができる。~
 [[蘇生]]に成功した時に再びこの[[カードの効果]]が使われるので、場に[[モンスター]]を3体並べることができる。~
 [[《大天使クリスティア》]]を[[蘇生]]すれば、高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]が2体並び、[[特殊召喚]]できなくなる。~
 そのため、[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《トラゴエディア》]]を持っていると予測できたり、[[サーチ]]・[[サルベージ]]したりされた後なら、[[《大天使クリスティア》]]を[[蘇生]]すると相手の思惑を阻止できる。~

 [[フィールド]]上の《堕天使スペルビア》は[[コントロール奪取]]や[[除外]]される可能性もあるので、積極的に[[墓地に送る]]といいだろう。~
 [[《アドバンスドロー》]]や[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]・[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]にして[[モンスターカードゾーン]]をあければ[[《神の居城−ヴァルハラ》]]で後続も展開できる。~
 これらは[[リリース]]なので、[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[蘇生]]した場合は[[《リビングデッドの呼び声》]]が[[表側表示]]で残る。~
 そこから[[《ハリケーン》]]等で[[バウンス]]して再利用できれば、再び[[墓地]]から[[蘇生]]して大きな[[アドバンテージ]]を得られる。~

-複数枚の[[《アテナ》]]と併用することで、[[バーン]][[効果]]だけでも[[1ターンキル]]かそれに準ずる[[ダメージ]]を与える事ができる。~
さらに一気に4〜5体の[[モンスター]]を[[フィールド]]に展開できるので、[[墓地]]に[[《アテナ》]]が2枚以上ある時に狙ってみよう。~
[[《堕天使アスモディウス》]]や[[《おろかな埋葬》]]を駆使すれば、引き次第では早い段階で《堕天使スペルビア》と[[《アテナ》]]を[[墓地に送る]]事ができる。~
[[無限ループ]]を起こせるため、[[《アテナ》]]の[[バーン]][[効果]]のみで勝利する事も可能である。~
手順は以下の通り。~

<
+手札に[[《アテナ》]]以外の適当な[[天使族]][[モンスター]]1枚(Xとする)、[[フィールド]]に[[《アテナ》]]1枚(Aとする)・[[《光の結界》]]1枚、[[墓地]]に[[《アテナ》]](Bとする)1枚・《堕天使スペルビア》1枚・[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]1枚、[[《レベル・スティーラー》]]1枚をそれぞれ揃える。
+Xを[[召喚]]。
+【→→】[[《アテナ》]]Aの[[効果]]でXを[[リリース]]し、[[墓地]]の《堕天使スペルビア》を[[蘇生]]。
+《堕天使スペルビア》の[[効果]]で[[《アテナ》]]Bを[[蘇生]]。
+[[《アテナ》]]Bで《堕天使スペルビア》を[[リリース]]し、再び《堕天使スペルビア》を[[蘇生]]。
+《堕天使スペルビア》の[[効果]]で[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]を[[蘇生]]、[[《光の結界》]]で表の[[効果]]を得る。
+[[《アテナ》]](どちらでも良い)を選択して[[《レベル・スティーラー》]]を[[蘇生]]。
+[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]の[[効果]]で[[《レベル・スティーラー》]]と7.で[[レベル]]が下がった方の[[《アテナ》]]を[[墓地]]に送り、[[相手]][[ターン]]をスキップ。
+次の[[ターン]]【→→】に戻り、Xではなく《堕天使スペルビア》を[[リリース]]し、再び《堕天使スペルビア》を[[蘇生]]。~
以下繰り返し。~

 成功率は低そうだが、[[モンスター]][[効果]]のみでループが成立するので、[[《大嵐》]]や[[《ハリケーン》]]、[[《大寒波》]]などのサポートを使用しやすく、達成は不可能という程ではない。~
 [[《魔導雑貨商人》]]や[[《死者転生》]]、[[《終末の騎士》]]等を用いれば、キーカードを素早く[[墓地]]や[[手札]]に揃えられるので比較的成功しやすい。~
 また、[[《光の結界》]]と[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]は[[《マスドライバー》]]によって代用できる。~

-[[効果]][[発動]]の条件は[[墓地]]からの[[特殊召喚]]であり、[[《異次元からの帰還》]]や[[《奇跡の光臨》]]には対応していない。~
よって、[[《堕天使アスモディウス》]]に用いられる[[《闇の誘惑》]]と[[《奇跡の光臨》]]・[[《闇次元の解放》]]による[[コンボ]]と相性が悪いので注意しよう。~
しかしこの[[カード]]には[[召喚制限]]がなく、[[除外]]されても[[《奇跡の光臨》]]で[[特殊召喚]]すれば[[破壊]]された時[[墓地]]へ行くので[[帰還]]する価値はある。~

-[[任意効果]]なので、[[チェーン]]2以降で[[特殊召喚]]された場合などは、[[蘇生]][[効果]]の[[タイミングを逃してしまう>タイミングを逃す]]可能性があるので要注意である。

-強力な[[効果]]であり、[[天使族]]主体の[[デッキ]]に複数投入する価値は十分にある。~
しかし定期購読限定でカード化されたのみで実質[[絶版]]状態であり、入手が非常に困難である。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXの「響みどりvsレジー・マッケンジー」戦で、響みどりが使用。~
序盤に[[罠カード]]《獄炎》の[[手札コスト]]として[[墓地]]に送られており、後に[[罠カード]]《堕天使降臨》の[[効果]]によって[[《堕天使アスモディウス》]]と共に[[墓地]]から[[特殊召喚]]された。~
さらに自身の[[効果]]で[[墓地]]から[[《堕天使エデ・アーラエ》]]を[[特殊召喚]]し、堕天使3体を一気に[[フィールド]]上に揃えた。~
他の堕天使と共にマッケンジーの場の[[モンスター]]を一掃しそのまま決着かと思われたが、みどりがマッケンジーの策略に乗ってしまった為、[[攻撃]]できないまま[[魔法カード]]《エンジェル・ソング》で強化された[[《The splendid VENUS》]]に倒されてしまった。~

--[[蘇生]][[効果]]を使った際には、頭に開いた穴から[[《堕天使エデ・アーラエ》]]を[[特殊召喚]]していた。

--原作では対象が「[[闇属性]]天使」全般だったため、[[同名カード]]も[[蘇生]]できたと思われる。~
この[[効果]]だといわゆる堕天使[[モンスター]]しか[[蘇生]]できず、上記の様々な[[コンボ]]ができない代わりに、往年の[[《混沌の黒魔術師》]]と[[《死者蘇生》]]の[[コンボ]]の様に《堕天使スペルビア》3体と堕天使1体を一気に展開できるので、一概にどちらが優れているとは言えない。~


//-コナミのゲーム作品において―

-神話・伝承において―~
「スペルビア(superbia)」とは、七つの大罪の一つ「傲慢」のラテン語読み。~
七つの大罪については[[《グリード》]]を参照。~

**関連カード [#m056d130]

―堕天使~
-[[《堕天使ディザイア》]]
-[[《堕天使アスモディウス》]]
-[[《堕天使エデ・アーラエ》]]
//-[[《堕天使スペルビア》]]
-[[《堕天使ゼラート》]]
-[[《堕天使ナース−レフィキュル》]]
-[[《堕天使マリー》]]
-[[《魔天老》]]([[フレイバー・テキスト]]に記述がある)

//―《堕天使スペルビア》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#z4ba3049]
//-[[]]

**収録パック等 [#r17ea702]
-[[Vジャンプ(2008年5月号開始) 一年間定期購読特典>書籍付属カード#p7209f5e]] VJMP-JP041 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#p66bd2fd]
Q:[[対象をとりますか>対象をとる(指定する)効果]]?~
A:[[対象をとります>対象をとる(指定する)効果]]。(09/05/19)

Q:[[《アテナ》]]の[[効果]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]した場合、[[《アテナ》]]の[[バーン]][[効果]]が、この[[カードの効果]]の[[タイミングを逃す]]要因になりますか?~
A:いいえ、[[チェーン]]1に[[《アテナ》]]の[[バーン]][[効果]]、[[チェーン]]2にこの[[カード]]の[[蘇生]][[効果]]の順で処理できます。(09/03/22)~
  →[[同時に複数のカードが発動した場合]]

Q:[[ダメージステップ]]中にこのカードが[[墓地]]から[[特殊召喚]]に成功した時に[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。(10/01/16)


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//質問だけの投稿はお止めください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。