*《&ruby(だいかんぱ){大寒波};/Cold Wave》 [#m625974e]
 通常魔法(禁止カード)
 メインフェイズ1の開始時に発動する事ができる。
 次の自分のドローフェイズ時まで、お互いに魔法・罠カードの
 効果の使用及び発動・セットはできない。

 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[魔法・罠カード]]の[[発動]]・[[セット]]を封印する。~

 [[発動]][[ターン]]は、一切の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を封じられる為、[[魔法・罠除去]]同様に安全に[[モンスターの各種召喚>モンスターの召喚]]や[[攻撃]]を行う為によく使われていた。~
 [[相手]]が[[カード]]を伏せている状況であれば、一時的に[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《黄泉ガエル》]]の対策にもなる。~
 それに加え、[[相手]][[ターン]]の[[魔法・罠カード]]の[[セット]]も封じる事も可能。~
 安全性は落ちるものの、2[[ターン]]後の[[自分]]の[[ターン]]の安全性も向上できるのだ。~
 [[【チェーンバーン】]][[相手]]ならば、例えこの[[カードの発動]]に[[チェーン]]される形になったとしても、1[[ターン]]の間は確実に[[相手]]の思惑を外すことができ、地味に強力である。~

 ただし[[自分]]にも影響が及ぶ為、[[魔法・罠カード]]に依存せず、[[効果モンスター]]で制圧を狙う[[デッキ]]でないと扱いが難しい。~
 または、[[魔法・罠カード]]を[[手札コスト]]にできる[[《召喚僧サモンプリースト》]]や[[《THE トリッキー》]]を使うのも良いだろう。~

 [[効果]][[適用]]中に[[《氷帝メビウス》]]を使用すれば、確実に2枚の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]でき[[アドバンテージ]]を得ることができる。~
 また、[[効果の発動]]を封じる性質上、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]の[[効果]]によって[[墓地へ送られた]][[魔法カード]]の[[使用]]を封じられる数少ない[[カード]]の一つでもある。~

 同じ[[魔法・罠カード]]対策に、[[《魔宮の賄賂》]]や[[《神の宣告》]]等の[[カウンター罠]]があるが、こちらがその[[セット]]を封じてしまう関係から相性は悪い。~

 使用に際して注意しなくてはいけないのは''このカードに[[速攻魔法]]や[[罠カード]]を[[チェーン]]することはできる''ということ。~
 [[《ハリケーン》]]同様に、[[《和睦の使者》]]等の[[フリーチェーン]][[カード]]には[[発動]]を許す格好の的となる。~
 言い換えれば、[[自分]]が使いたい[[速攻魔法]]・[[罠カード]]の[[チェーン]]は可能である。~

 また、[[カードの発動]]の他、既に[[発動]]されている[[永続魔法]]や[[永続罠]]の[[チェーンブロック]]を作る[[効果の発動]]を封じることも評価できる。~
 しかし[[永続効果]]には影響を与えない事には注意が必要。~

//-あまり見かけないが、[[【フルモンスター】]][[相手]]だと[[手札コスト]]等にしない限り完全に[[腐る]]事になる。

-「[[メインフェイズ]]1開始時」とは、[[メインフェイズ]]に魔法の[[発動]]、[[モンスター]]の[[通常召喚]]・[[表示形式]]の変更等の行動を一切行っていない状態を指す。~

-[[《ダークファミリア》]]同様に[[エラッタ]]が出されている。~
[[エラッタ]]前の[[テキスト]]は以下の通り。~
 このカードは、メインフェイズ1の開始時にしかプレイできない。
 自分の次のターンが来るまで、お互いに魔法・罠カードをプレイすることはできない。
このように、[[プレイ]]の単語が使われていた。~
仮にこのままの[[テキスト]]であった場合、[[永続魔法]]、[[永続罠]]の[[効果]]の[[適用]]すらも[[無効]]に出来ていた為、[[エラッタ]]によって著しい弱体化を食らったことになる~

-第2期に登場した古株の[[カード]]であるが、当時はそれほど注目されなかった。~
当時は[[禁止カード]]が存在せず、多くの強力な[[魔法・罠カード]]が[[制限カード]]として使用可能だった為、自分も[[魔法・罠カード]]を使用できない[[デメリット]]が大きかった為である。~
第4期終盤に、[[【雑貨貪欲ターボ】]]や[[【黄泉帝】]]等の[[モンスター]]を軸とした[[魔法・罠カード]]に頼らずに戦う[[デッキ]]で頭角を現した。~
その後、強力な[[魔法カード]]が軒並み禁止化され、第5期終盤あたりから再び注目され評価が上昇した。~
[[魔法・罠カード]]に頼ることなく[[フィールド]]に登場し、かつ自身の[[効果]]で邪魔な[[カード]]を[[除去]]して[[場>フィールド]]を制圧することが可能な[[効果モンスター]]の増加が評価上昇の一因である。~
例としては、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]・[[《裁きの龍》]]・[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]等が挙げられる。~
また、上記3体の天敵でもある[[《奈落の落とし穴》]]・[[《王宮の弾圧》]]もこれで防げる為、上記3体を主力にする[[デッキ]]では投入されやすい。~
//途中のコメントアウトで文章の脈絡が無くなっていたので、戻しました。

-優勢時に[[発動]]すれば、[[相手]]の切りかえしを許さず、[[ダイレクトアタック]]による[[1ターンキル]]を決める事もできた。~
上記のように、次第に使用率が高まる中、長い間[[制限改訂]]の影響を受けてこなかった。~
その後、初登場から約9年の歳月を経て[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]に[[制限カード]]となり、[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]に[[禁止カード]]となった。~
復帰するかどうかは、今後の[[環境]]次第だろう。
//初登場から禁止化までの期間は10年2ヶ月余りに及び、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を超えて[[《大嵐》]]に次ぐ二番目の長さである。
//最初から2番ならわざわざ書かなくてもいいかと。ハリケーンにも抜かれましたし。

-[[DUELIST LEGACY Volume.3]]に収録されたのを最後に長らく[[絶版]]であったが、第6期の[[ストラクチャーデッキ−アンデットワールド−]]にて再録された。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」における、「杏子vsビッグ2(大瀧)」戦で大瀧が使用。~
杏子の[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]の[[発動]]を防ぎ、[[攻撃]]を一方的に通す事に成功した。~
この時は[[モンスター]]を[[召喚]]した後に[[発動]]されており、OCGの[[発動]]タイミングとは異なるが、彼は[[発動]][[ターン]]に他の[[魔法・罠カード]]を[[プレイ]]していないため、結果的にはOCGとの矛盾はない。~
単に演出によるものと思われる。~

--アニメ5D'sにおける「遊星vsジャン」戦では、ジャンがこの[[カード]]と似た[[効果]]を持つ[[罠カード]]《表層の平和》を[[使用]]している。~
[[効果]]が適用されるタイミングがこの[[ターン]]のみで、[[魔法・罠カード]]の[[セット]]が可能、[[戦闘破壊]][[耐性]]や[[ドロー]][[効果]]等も見られる。

-コナミのゲーム作品において―~
[[真DM�>ゲーム付属カード#pd6a3bf6]]では、「場の[[恐竜族]]を全て[[破壊]]する」という[[効果]]で登場している。~
また、[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]の世界大会リストでは、その強さを認識されたのか[[準制限カード]]に指定されている。~
ちなみに、同ゲームでは対人戦においてこの[[カード]]を使うと、次の[[相手]][[ターン]]の[[モンスター]]を[[セット]]する行為まで封じてしまうバグがある。~

--[[DUEL TERMINAL]]では[[氷結界]]の隠し[[デッキ]]に投入されている。~
OCGで[[禁止カード]]に指定された後も、変更される事なく投入されている。

**関連カード [#u2033746]
-[[《大寒気》]]

-[[《言語道断侍》]]
-[[《真空イタチ》]]
-[[《氷結界の封魔団》]]

-[[《ブリザード・プリンセス》]]
-[[《邪神アバター》]]

-[[《カーム・マジック》]]
-[[《大熱波》]]

-[[《リチュアルバスター》]]

―[[イラスト]]に登場している恐竜によく似た[[モンスター]]
-[[《トモザウルス》]]
-[[《ブラキオレイドス》]]
-[[《フロストザウルス》]]

**収録パック等 [#wb729b08]
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-009
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-12
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットワールド−]] SD15-JP021

**FAQ [#h903a8a5]
Q:既に[[表側表示]]になっていた[[永続魔法]]・[[永続罠]]の[[効果]]は[[無効]]化されますか?~
A:いいえ、[[永続効果]]は「[[効果]]の使用」及び「[[効果の発動]]」ではないため[[無効]]化されません。~
  (参照:[[効果の適用]])~
  ただし、[[《血の代償》]]等の「[[自分]]の意思で起動する[[効果]]」や[[誘発効果]]は「[[効果]]の使用」にあたる「[[効果の発動]]」であたるため、[[発動]]することができません。~

Q:「[[メインフェイズ]]1開始時」にこの[[カード]]を[[使用]]する前に、他の[[通常魔法]]を[[使用]]する事はできますか?~
A:いいえ、できません。別の行動をしてしまった場合、その[[ターン]]にこの[[カード]]は[[発動]]できません。

Q:次の[[自分]]の[[ドローフェイズ]]が[[スキップ]]される場合、この[[カードの効果]]はどうなりますか?~
A:このカードを[[発動]]した次の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]から、[[魔法カード]]・[[罠カード]]が[[使用]]可能になります。

Q:この[[カードの効果]][[適用]]中に[[《ポルターガイスト》]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。~

Q:この[[カードの効果]]適用中に[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]で[[墓地]]へ送った[[通常魔法]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(08/05/30)

Q:この[[カードの効果]]適用中、[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]の[[効果]]は使えますか?~
A:「●1枚以上」「●2枚以上」の[[効果]]は有効ですが、「●3枚以上」「●4枚以上」「●5枚」の[[効果]]は使えません。(08/03/04)

Q:[[メインフェイズ]]に入って、《大寒波》を[[発動]]しましたが[[《マジック・ジャマー》]]で[[無効]]にされました。~
  この後改めて[[自分]]はこの[[ターン]]《大寒波》を[[発動]]できますか?~
A:《大寒波》の[[発動]]が[[無効]]になった場合、[[メインフェイズ]]1の開始時というタイミングは終了しているため、同一[[ターン]]中に、2枚目の《大寒波》を[[発動]]する事はできません。(08/05/11)

Q:[[自分]][[ターン]]の[[メインフェイズ]]に入り、[[自分]]は何も行動を起こさずに[[優先権]]を放棄して[[相手]][[プレイヤー]]に[[優先権]]を移しました。~
  [[優先権]]が移った[[相手]][[プレイヤー]]も何も行動を起こさずに[[優先権]]をこちらに移しました。~
  [[優先権]]が移ったこの時、[[自分]]は《大寒波》を[[発動]]できますか?~
A:[[自分]]の[[ターン]]の[[メインフェイズ]]開始時に、[[自分]]が[[優先権]]を一時的に放棄した場合、[[自分]]は《大寒波》を[[発動]]する事ができません。(08/07/30)

Q:[[メインフェイズ]]に入って、《大寒波》を[[発動]]しました。~
  次の[[自分]]の[[ターン]]の[[ドローフェイズ]]に、[[魔法カード]]・[[罠カード]]を[[使用]]する事はできますか?~
A:可能です。(11/04/22)
//《ピケルの魔法陣》の「〜フェイズまで」の扱いの比較のため