《大邪神 レシェフ/Reshef the Dark Being》 †
儀式・効果モンスター
星8/光属性/悪魔族/攻2500/守1500
「大邪神の儀式」により降臨。手札の魔法カードを1枚捨てる。
相手フィールド上モンスター1体のコントロールをエンドフェイズ時まで得る。
この効果は1ターンに1度だけ使用する事ができる。
THE LOST MILLENNIUMで登場した、光属性・悪魔族の儀式モンスター。
相手モンスターのコントロールを得る起動効果を持つ。
魔法カード1枚を《心変わり》にする効果は強力。
《強奪》や《洗脳−ブレインコントロール》等と違い、裏側表示のモンスターもコントロールを奪う事が出来る。
相手のリバース効果モンスターの効果を使ってやったり、《マシュマロン》のダメージ効果を無効化出来る。
奪ったモンスターはシンクロ素材や生け贄にし、エンドフェイズまでに処理するといい。
リバース効果モンスターの場合は基本的に弱くそこまで気にする必要はないが。
《マジックブラスト》を繰り返し手札に戻せば、毎ターン効果を使うことが可能。
強力なモンスターを奪えば、そのまま直接攻撃で勝負を決めることも出来る。
問題点は、コストにする魔法カードとエンドフェイズまでにモンスターを処理できるカードを安定して揃えるのは難しいという点。
ステータスもレベル8にしては低めであり、専用にデッキを組まない限り、持ち味を活かすのは難しい。
《高等儀式術》から多種類の儀式モンスターを降臨させるデッキでは、効果を活用する機会も少ない。
悪魔族という点で、《高等儀式術》に利用できる悪魔族通常モンスター共々、《ダーク・ネクロフィア》の召喚コストにもなる。
悪魔族は《デーモン・ソルジャー》《レッド・サイクロプス》《ギル・ガース》等攻撃力の高い通常モンスターが多いため、戦力も整え易い。
- 原作・アニメにおいて−
海外限定シリーズアニメ「カプセルモンスターズ」にて、アレキサンダー大王が操るモンスターの1体。
様々な能力を使用し、遊戯達を最後まで苦しめた。
- 初めはイラストに見られる光の玉は無く、アレキサンダー大王が家臣達の力を吸収した後にイラストと同様の形態となった。
- コナミのゲーム作品において―
GBA用ソフト「DM8 破滅の大邪神」でラストボスとして登場する、天馬太陽ことペガサスを操り三幻神を生け贄に復活した邪神。
(OCGカードになったのは、このゲームが発売されてから。つまりゲームが先である)
カードが光属性・悪魔族という当時珍しかった組み合わせなのは、このゲームの内容に合わせたテキストとなったため。
「25410867」とパスワードを打ち込むことでデザインが「がんばれゴエモン」シリーズのゴエモンインパクトになるのは、知る人ぞ知る小ネタである。
- PSP用ソフト「タッグフォース2」ではゴエモンデッキを組んでいるキャラがこのカードも入れている。
- 「邪神」とあるが遊戯王Rで登場した三邪神とは直接関係ない。
だが、三邪神の使い手である天馬兄弟とペガサスは義理の親子とも呼べる関係にあり、天馬太陽という偽名も彼らの名前に酷似している。
また、遊戯王Rで夜行がペガサスを『太陽』に例えている場面があり、あながち無関係とは言えないのかもしれない。
- 神話・伝承において―
レシェフとはエジプトの神の一柱であり、アジア風の髭を生やした男性の姿で表される。
そもそもは他国を起源にもち、かの場所では地獄・地下世界・戦争・雷雨・嵐・災害の神である。
古代エジプトの人々はその中で戦争の神としての性質を取り上げた。
その結果、レシェフは強靭な肉体と好戦的な性格を持ったファラオ、アメンヘテプ2世の特別な守護神とされた。
関連カード †
―手札の魔法カードを捨てることで効果を発動するモンスター
収録パック等 †