遊戯王カードWiki - 《大邪神レシェフ》のバックアップ(No.77)

《大邪神(だいじゃしん) レシェフ/Reshef the Dark Being》 †

儀式・効果モンスター
星８/光属性/悪魔族/攻2500/守1500
「大邪神の儀式」により降臨。
手札の魔法カードを１枚捨てる。
相手フィールド上モンスター１体のコントロールをエンドフェイズ時まで得る。
この効果は１ターンに１度だけ使用する事ができる。

　魔法カード１枚を《心変わり》に変えるという強力な効果を持つ。
　エンドフェイズにコントロールが戻る以外に一切制限のない、最高級のコントロール奪取効果である。
　《精神操作》と同じく、コントロール奪取したモンスターはシンクロ素材やエクシーズ素材にし、エンドフェイズまでに処理するといい。
　こちらは様々な生け贄行為にも利用できるので、儀式召喚とは別に通常召喚の生け贄召喚にも利用可能。
　更には攻撃に関する制限もないため、フィールドを制圧している大型モンスターをそのまま自分の戦力として使うこともできる。
　強力なモンスターを奪えば、そのまま直接攻撃で勝負を決めることも出来る。
　除去効果持ちならば、当然そのモンスター効果も使用できる。

　問題点は、コストにする魔法カードとエンドフェイズまでにモンスターを処理できるカードを安定して揃えるのが難しいこと。
　ステータスもそこそこあるが安心できる数値ではなく、耐性はない。
　専用にデッキを組まない限り、持ち味を活かすのは難しい。
　《高等儀式術》から多種類の儀式モンスターを降臨させるデッキでは、効果を活用する機会も少ない。
　手札コストは、《マジックブラスト》を繰り返し手札に戻せば毎ターンの調達が可能である。
　《高等儀式術》とジェムナイトを併用する場合では《ジェムナイト・フュージョン》を繰り返し手札コストに使える。

「レシェフ」とはエジプトの神の一柱であり、アジア風の髭を生やした男性の姿で表される。
そもそもはカナン神話のラシャプを起源にもち、かの場所では地獄・地下世界・戦争・雷雨・嵐・災害の神である。
古代エジプトの人々はその中で戦争の神としての性質を取り上げた。
その結果、レシェフは強靭な肉体と好戦的な性格を持ったファラオ、アメンヘテプ２世の特別な守護神とされた。

コナミのゲーム作品において―
元々はDM8こと「破滅の大邪神」でラストボスとして登場する、天馬太陽ことペガサスを操り三幻神を生け贄に復活した邪神。
初期ライフポイント40000という数値な上に制限カードも平気で３積みし、天馬太陽とのデュエル後にこちらのライフを回復させずに挑んでくる様はまさに大邪神である。
カードが光属性・悪魔族という当時珍しかった組み合わせなのは、このゲームの内容に合わせたテキストとなったため。
「25410867」とパスワードを打ち込むことでデザインが「がんばれゴエモン」シリーズのゴエモンインパクトになるのは、知る人ぞ知る小ネタである。