*《&ruby(だいてんし){大天使};クリスティア/Archlord Kristya》 [#o1a40126]
 効果モンスター(準制限カード)
 星8/光属性/天使族/攻2800/守2300
 自分の墓地に存在する天使族モンスターが4体のみの場合、
 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
 この効果で特殊召喚に成功した時、
 自分の墓地に存在する天使族モンスター1体を手札に加える。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 お互いにモンスターを特殊召喚する事はできない。
 このカードがフィールド上から墓地へ送られる場合、
 墓地へ行かず持ち主のデッキの一番上に戻る。

 [[Vジャンプ(2009年3月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[最上級モンスター]]。~
 自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[召喚ルール効果]]と[[墓地]]の[[天使族]][[モンスター]]を[[サルベージ]]する[[誘発効果]]を持つ。~
 また、[[お互い]]の[[特殊召喚]]を封じる[[永続効果]]と[[フィールド]]から[[墓地]]へ送られる時に自身を[[デッキトップ]]へ[[戻す]][[ルール効果]]も持つ。~

 自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]する[[効果]]を持ち、[[墓地]]の[[天使族]]が4体のみであればノー[[コスト]]での[[特殊召喚]]と[[サルベージ]][[効果]]を使うことができる。~
 だが[[【天使族】]]には[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]の能力を持った[[カード]]は少なく、[[《シャインエンジェル》]]・[[《堕天使アスモディウス》]]などによって地道に[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]ていく必要がある。~
 [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]同様[[墓地]]の枚数調整も必要で、[[墓地]]に[[モンスター]]が貯まりすぎている場合は、[[《神聖なる魂》]]や[[《魂の解放》]]で[[モンスター]]の数を調整すると良い。~
 ただし、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]と違い[[召喚制限]]が一切ないため、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]や[[《アテナ》]]、[[《奇跡の光臨》]]等による[[特殊召喚]]が可能なので、無理に自身の[[効果]]での[[特殊召喚]]を狙う必要はない。~
 [[光属性]]・[[天使族]]なので[[《ジェルエンデュオ》]]にも対応しており、[[アドバンス召喚]]も行いやすい。~

 [[特殊召喚]]に付随した[[墓地]]の[[天使族]][[モンスター]]を回収する[[効果]]は、状況に応じて様々な[[モンスター]]を再利用できるため[[汎用性]]が高い。~
 特に[[《オネスト》]]を[[手札]]に加えれば、使用後は再び[[墓地]]の[[モンスター]]数を4体にする事ができるため、再度このカードの[[特殊召喚]]する条件を整えることができる。~

 [[デッキトップ]]に戻る[[効果]]は、[[ドロー]]が阻害されるため[[デメリット]]になりやすい。~
 だが、自身の[[効果]]や[[《神の居城−ヴァルハラ》]]によって[[特殊召喚]]できる体制さえ整っていれば、不死鳥のように場に維持できる。~
 また、[[《光神テテュス》]]が存在すれば[[デッキトップ]]に戻っても[[ドローロック]]が発生せず、確実に[[手札]]を増やすことができる。~
 しかし、[[《マインドクラッシュ》]]等の[[ハンデス]]には弱い。~

 この[[カード]]の最大の魅力は、全ての[[特殊召喚]]を封じる[[永続効果]]だろう。~
 [[特殊召喚]]を封じられることで、現在主流の[[シンクロ召喚]]は完全に押さえ込まれ、かなりの[[デッキ]]が機能不全に陥る。~
 特に[[【アンデット族】]]・[[【植物族】]]等には致命的である。~
 これらの[[デッキ]]では、[[《王宮の弾圧》]]などの[[永続魔法]]・[[永続罠]]の対策をしていることは多いといえど、[[モンスター]][[効果]]による[[特殊召喚]]封じまでは対策できていないことが多い。~
 [[《王宮の弾圧》]]では対応できなかった[[リクルーター]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]等の[[ダメージステップ]]での[[特殊召喚]]にまで対応している。~
 さらにいやらしいのが、単発の[[除去]]では次の[[ターン]]に復活する点であり、現状打破とならない事が多々ある。~
 さらにいやらしいのが、ただ[[除去]]しても次の[[ターン]]には[[手札]]に加わる点であり、現状打破とならない事が多々ある。~
 この[[モンスター]]と[[《光と闇の竜》]]が並ぶと、[[相手]]はほぼ身動きが取れなくなってしまうだろう。~
 自分も一切の[[特殊召喚]]を封じられてしまうので、下手に出せば自分の首を絞めてしまう可能性もある。そのためこのカードを出すタイミングを見極める必要がある。~
 ただし、自分も一切の[[特殊召喚]]を封じられてしまうので、この[[カード]]だけで打開しきれない劣勢ではその[[効果]]が枷になってしまうことも少なくはない。~

 さらに、[[相手]]の[[蘇生]]や[[帰還]][[効果]]をもつ[[カード]]に[[チェーン]]して、[[《奇跡の光臨》]]や[[《光神化》]]、[[《リビングデッドの呼び声》]]でこのカードを[[特殊召喚]]すれば、[[無効]]化することができる。~
 [[《光神化》]]は[[手札]]からの[[特殊召喚]]であるため奇襲性は高いが、[[自壊]]する[[デメリット]]があるため、[[相手]]の[[ターン]]で[[発動]]するとほぼ確実に[[自壊]]し、[[ドローロック]]されることになるので、注意が必要。~
 また、自分も[[特殊召喚]]を封じられてしまうので[[《地獄の暴走召喚》]]との[[コンボ]]ができないのも惜しい。~

 [[《虚無魔人》]]と違い多くの[[天使族]][[サポートカード]]で自身を容易に場に出せる点が非常に優秀。~
 数ある[[最上級モンスター]]の中でも極めて強力な部類に入り、[[【天使族】]]関連の[[デッキ]]では切り札になることが多い。~

-[[墓地]]に[[天使族]]が4体のみのときに[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[効果]]は、[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]を想起させる特徴である。~

-[[テキスト]]に「この''[[効果]]''で[[特殊召喚]]に成功した時」とあるが、自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[効果]]は、特に種別の無い[[効果]]([[召喚ルール効果]])である。(''[[特殊裁定>特殊裁定#ze717416]]'')~

-[[デッキトップ]]に戻る[[効果]]は[[ルール効果]]であり、処理の面では[[《混沌の黒魔術師》]]が持つ自身強制[[除外]][[効果]]に近い。~

-[[デッキトップ]]が固定されるため[[《デーモンの宣告》]]の使用も考えられるが、[[相手]][[ターン]]で[[破壊]]されたとき、[[効果]]を使用できないのであまり意味がない。~

-[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]等の[[発動]][[コスト]]として、[[フィールド]]上[[表側表示]]のこのカードを[[墓地に送る]]ことは出来ない。(09/01/21)~

-存在するだけであらゆる[[特殊召喚]]を禁止するため間接的に[[シンクロモンスター]]には[[耐性]]があり、[[攻撃力]]も高い。~
また登場当初よりも、[[《神の居城−ヴァルハラ》]]をはじめとする天使族サポートの増加、[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]]での再録による入手の容易化、同[[デッキ>ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]]で登場した[[《マスター・ヒュペリオン》]]により[[天使族]]における能動的な[[墓地]]の調整が行えるようになったことなどで非常に扱いやすくなった。~
その影響を受けてか、この[[カード]]は[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]にて[[準制限カード]]となった。~
//ヒュペリオンとの相性はどうなんだろうな。召喚はしやすくなるが逆にヒュペリオンが出せなくなるし


-同じ大天使の名を持つ[[《大天使ゼラート》]]とは[[属性]]・[[種族]]・[[レベル]]・[[攻撃力]]・[[守備力]]が同じである。

-[[書籍付属カード]]としては最初にして現在唯一の[[ゴールドレア>Gold]][[カード]]である。~
その後[[絶版]]となるが、[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]]において再録された。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画GXにおける「響みどりvsマッケンジー」戦でマッケンジーが使用。~
[[《コート・オブ・ジャスティス》]]の[[効果]]で[[手札]]から[[特殊召喚]]され、[[《光神テテュス》]]と共に[[直接攻撃]]を仕掛けるが、[[罠カード]]《ダーク・ミスト》に阻まれる。~
その後、[[《堕天使エデ・アーラエ》]]を[[攻撃]]するも[[罠カード]]《堕天使の幻惑》の[[効果]]によって[[《堕天使アスモディウス》]]に[[攻撃対象]]を変更され、返り討ちにされた。~
--作中では特に[[効果]]を持たない[[モンスター]]であり、自身が存在してもお互いに[[特殊召喚]]を行っていた。~

//-コナミのゲーム作品において―~

-神話・伝承において―~
「大天使(Archangel)」については[[《大天使ゼラート》]]を参照。~

--英語名が広く使われている男性名の「Christian(クリスティアン)」に則した綴りではなく、全く異なった「Kristya」という綴りになっている。~
これは「Christian」の由来が「クリスチャン(キリスト教徒)」のためであり、宗教上の理由で変更したのだろう。~
ちなみに「Kris」という名前の綴り自体はロシアやフィンランドに多く見られる名前であるが、その後に「y」が続くのは例がない。~

**関連カード [#m17300a7]
//特殊召喚封じ
-[[《王宮の弾圧》]]
-[[結界像]]
-[[《昇霊術師 ジョウゲン》]]
-[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]
-[[《虚無魔人》]]
-[[《虚無の統括者》]]
//-[[《大天使クリスティア》]]
-[[《異星の最終戦士》]]

-[[《一角獣のホーン》]]

//―《大天使クリスティア》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#w004002a]
-[[【天使族】]]
-[[【神の居城−ヴァルハラ】]]
-[[【神光の宣告者】]]

**収録パック等 [#g653492e]
-[[Vジャンプ(2009年3月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]] VJMP-JP038 &size(10){[[Gold]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ロスト・サンクチュアリ−]] SD20-JP012

**FAQ [#z6949b3a]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
  [[特殊召喚]]と[[手札]]に[[加える]][[効果]]は分かれていますか?1つとして処理しますか?~
A:自己[[特殊召喚]]は種別の無い[[効果]]([[召喚ルール効果]])、回収は[[誘発効果]]、[[特殊召喚]]封印は[[永続効果]]、[[デッキ]]に戻るのは種別の無い[[効果]]([[ルール効果]])です。~
  自己[[特殊召喚]]と[[手札]]に[[加える]][[効果]]は分割されています。(09/01/21)

Q:2つ目の[[効果]]は、[[墓地]]の[[天使族]]を[[対象にとりますか>対象をとる(指定する)効果]]?~
A:とります。(09/01/21)

Q:[[墓地]]の[[天使族]]が4体以外のときに[[手札]]から[[《神の居城−ヴァルハラ》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]できますか?~
A:できます。(09/01/21)

Q:[[墓地]]に「[[天使族]]が4体」「[[悪魔族]]が1体」のときに[[手札]]から自身の能力で[[特殊召喚]]できますか?~
A:できます。(10/07/02)

Q:[[デッキの一番上]]に戻る[[効果]]は「一度[[墓地]]に送られてから[[発動]]する」「そもそも[[墓地]]には送られない」のどちらですか?~
A:[[フィールド]]から直接[[デッキの一番上]]に送られます。(09/01/21)

Q:[[デッキの一番上]]に戻る[[効果]]はどこで[[発動]]する[[効果]]ですか?~
A:この[[効果]]は種別の無い[[効果]]であり、「[[発動]]」の概念自体がありません。~
  なお、[[チェーンブロック]]は発生しません。(09/01/21)

Q:[[装備カード]]状態のこのカードが[[墓地]]へ送られる場合、[[デッキの一番上]]に戻る[[効果]]は処理しますか?~
A:します。(09/01/21)

Q:[[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]存在中にこのカードが[[フィールド]]上から[[墓地]]へ送られる場合([[《次元の裂け目》]]などの[[効果]]で[[除外]]される場合)でも[[デッキの一番上]]へ行きますか?~
A:はい、[[デッキの一番上]]へ行きます。(09/03/02)

Q:[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]された場合、どうなりますか?~
A:[[除外]]されます。(09/01/21)

Q:[[裏側表示]]のこのカードが[[裏側表示]]のまま[[墓地へ送られる>墓地に送る]]場合、[[デッキ]]に戻りますか?~
A:いいえ、[[デッキ]]に戻らずそのまま[[墓地へ送られます>墓地に送る]]。(09/01/21)

Q:[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]中にこの[[カード]]の[[デッキ]]に戻る[[効果]]は[[無効]]になりますか?~
A:はい、[[無効]]になり[[墓地]]へ送られます。(09/02/28)~

Q:[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]に[[戦闘破壊]]された場合、[[墓地]]に送られますか?~
A:はい、送られます。(09/01/24)~

Q:このカードが[[《聖導騎士イシュザーク》]]や[[《異次元の狂獣》]]・[[《レッサー・デーモン》]]に[[戦闘破壊]]された時([[相打ち]]ではなく[[破壊]]された場合)、このカードは[[デッキトップ]]にもどりますか?~
A:《大天使クリスティア》が、[[《聖導騎士イシュザーク》]]・[[《異次元の狂獣》]]、[[《レッサー・デーモン》]]との[[戦闘]]によって[[破壊]]された場合、それぞれの
[[効果]]によってゲームから[[除外]]されるため、[[デッキの一番上]]に戻る事はありません。(09/02/02)

Q:このカードを[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]を行うことはできますか?~
A:いいえ。《大天使クリスティア》を[[シンクロ召喚]]を行う際の[[シンクロ素材]]とする事はできません。(09/02/03)

Q:このカードを[[コスト]]として[[《ヴォルカニック・クイーン》]]や、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:いいえ、できません。(10/11/27)

Q:[[《禁じられた聖杯》]]の[[効果]]が[[適用]]されたこの[[カード]]が[[墓地に送られる>墓地に送る]]場合、[[デッキの一番上]]に戻すことはできますか?~
A:いいえ。そのまま[[墓地に送られ>墓地に送る]]ます。(09/03/01)

Q:[[《光帝クライス》]]の効果でこの[[カード]]を[[破壊]]した場合、この[[カード]]が[[デッキの一番上]]に戻る[[効果]]と、[[《光帝クライス》]]の[[ドロー]]する[[効果]]のどちらを先に処理しますか?~
A:[[デッキの一番上]]に戻す[[効果]]を適用した後、[[ドロー]]する[[効果]]処理を行います。(10/12/29)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。