大嵐(おおあらし)/Heavy Storm》

通常魔法(禁止カード)
フィールド上に存在する魔法・罠カードを全て破壊する。

 BOOSTER7で登場した通常魔法
 フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する全体除去
 不特定多数の魔法・罠カード破壊するため、対象をとる(指定する)効果ではない。

 《ハーピィの羽根帚》禁止カードに指定された後、長きに渡って最高の魔法・罠破壊として扱われてきた。
 あちらとの違いは、相手カードだけを破壊するのに対し、こちらは自分の場のカードも破壊してしまう事。
 それでも攻撃を通すことが第一となるビートダウン系のデッキに於いては必須カードであり、禁止カードとなるまでは《サイクロン》共々採用率はトップクラスであった。

 「魔法&罠カードゾーンに多くを伏せると痛い目を見る」という例を、相手にだけでなく自分にも教えるという側面を持ち合わせたカードでもある。
 このカードが使われていない状況では、考えなしに大量の魔法・罠カードセットする行為に、大幅なディスアドバンテージを負ってしまうリスクが生まれるのである。
 基本的に魔法・罠カードを大量にフィールドに出す場合は《スターライト・ロード》等それ相応の対策手段がセットされている可能性も大きいとはいえ、それすらブラフである可能性も存在するなど、1枚で全体除去を行えるこのカードの存在が駆け引きに与える影響は非常に大きいと言えるだろう。
 また、逆に自分魔法破壊できる数少ない手段の一つでもある。
 《呪われた棺》《黄金の邪神像》《鎖付き爆弾》《歯車街》《幽獄の時計塔》《おジャマジック》等とコンボするのにも打ってつけ。
 発動する機会を失ったり効果を使用し終えた自分フィールド上の魔法・罠カード破壊相手フィールド上の魔法・罠カードを巻き込み、《冥府の使者ゴーズ》の足がかりにする用法ができるのも大きな利点。

 しかし上記のようなコンボを考えないのであれば、自分魔法・罠カードを巻き込むというのはやはり無視できない。
 【ロックバーン】【パーミッション】【宝玉獣】など魔法&罠カードゾーンを多用するデッキには投入されないことが多い。
 また、【エクゾディア】【ドグマブレード】など、相手伏せカードを意に介さないデッキでも採用されない。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:このカードを発動した場合、このカード自身はどのように墓地に送られるのですか?
A:自身の効果では破壊されず、チェーン処理終了後に墓地に送られます。
  なお、同時に複数のカードが破壊されたときは破壊されたカードの持ち主が任意の順番で墓地に置けます。