*《&ruby(おおあらし){大嵐};/Heavy Storm》 [#l79451bb]
 通常魔法(制限カード)
 通常魔法(制限カード、2015年1月1日から禁止カード)
 フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。

 [[BOOSTER7]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[フィールド]]上の[[魔法・罠カード]]を全て[[破壊]]する[[全体除去]][[カード]]の一つ。~
 不特定多数の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]するため、[[対象をとる(指定する)効果]]ではない。~

 [[《ハーピィの羽根帚》]]が[[禁止カード]]に指定された後、長きに渡って最高の[[魔法・罠除去]]として扱われてきている。~
 あちらと違い、[[自分]]の[[魔法・罠カード]]も[[破壊]]してしまうものの、それでも[[ノーコスト>コスト]]で大きく[[アドバンテージ]]を獲得できる可能性を秘めていることに変わりはない。~
 特に、[[総攻撃>攻撃]]を確実に通す手段として、各種[[ビートダウン]]ではほぼ[[必須カード]]として扱われている。~

 この[[カード]]の存在によって、[[魔法&罠カードゾーン]]に[[カード]]を多く[[セット]]する行為は、最悪[[1:5交換>1:1交換]]の甚大な[[ディスアドバンテージ]]を負うリスクを伴う事を覚悟しなければならない。~
 大量の[[伏せカード]]を使用する場合には「[[《スターライト・ロード》]]等の対策手段がある」か、「[[セット]]されている[[モンスター]]が[[《メタモルポット》]]」、あるいは「それらに見せかけた[[ブラフ]]」等の読み合いや駆け引きが発生する。~

 状況によっては、[[自分]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できる事も利点になる。~
 [[《呪われた棺》]]や[[《歯車街》]]・[[《おジャマジック》]]等と[[コンボ]]したり、[[《黄泉ガエル》]]や[[《冥府の使者ゴーズ》]]等のために、あえて[[自分]][[フィールド]]をがら空きにする事もできる。~
 その場合でも、できるだけ[[相手]]の[[カード]]を巻き込み、より[[アドバンテージ]]を稼いでいきたい。~

 もちろん明確な[[コンボ]]を考えないのであれば、[[自分]]の[[魔法・罠カード]]を巻き込むのは極力避けたい。~
 [[【ロックバーン】]]や[[【パーミッション】]]等の[[魔法&罠カードゾーン]]を多用する[[デッキ]]では、あえて採用しないのも立派な戦略となる。~
 [[【エクゾディア】]]等、そもそも[[相手]]の[[伏せカード]]を無視できる[[デッキ]]では最初から投入を見送っていい。~


-[[00/11/01>禁止・制限カード/2000年11月1日]]に[[準制限カード]]に1年半とどまっていたが、[[02/05/01>禁止・制限カード/2002年5月1日]]に[[制限カード]]に指定され、その後の[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]に[[禁止カード]]に指定された。~
その後、[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]に[[《ハリケーン》]]と入れ替わりる形で[[制限カード]]に復帰した。~
--この[[カード]]が[[禁止カード]]だった頃、[[先攻]]側が大量の[[伏せカード]]を使い、後攻側を一方的に妨害して押し切る流れが頻発し、「[[先攻]]ゲー」と揶揄される[[環境]]が生まれていた。~
特に伏せておく意義のない[[通常魔法]]であっても[[罠カード]]と共に大量に[[セット]]し[[相手]]に恐怖心を植え付ける戦法は多々見られた。~
この[[カード]]が存在せず、他に汎用的な[[魔法・罠カード]]の[[全体除去]]手段は少なく、[[ブラフ]]としてとても気軽に伏せることができたのである。~
この[[カード]]が[[制限カード]]に復帰して以降、再び大量の[[伏せカード]]を考えなしに伏せる行為はやりにくくなった。~

--[[禁止カード]]になるまでの期間が登場から10年6ヶ月と、最遅記録を出した。~
この記録は、その後[[《ハリケーン》]]に塗り替えられている。~
海外のみの[[制限改訂]]では、[[13/09/01>海外の禁止・制限カード/2013年9月1日]]に[[禁止カード]]となっている。~

-第4期までのほとんどの[[ストラクチャーデッキ]]に収録されていた。~
その後、第5期、第6期、第7期の[[ストラクチャーデッキ]]には一切収録されず、[[ストラクチャーデッキ−機光竜襲雷−]]で久々に収録された。~

//--[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]]収録時に、発売当時の[[禁止カード]]の中で唯一[[リニューアル前>BEGINNER'S EDITION 2]]から[[レアリティ]]が上がっている。~
//[[禁止カード]]の[[ウルトラレア>Ultra]]は、同じくリニューアルした[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]]を含めてもこの[[カード]]の他には[[《サンダー・ボルト》]]だけしかない、破格の扱いになっている。~
//パックのページにあるのでコメントアウト

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」において表遊戯が使用し、乃亜の仕掛けた迷宮の最後の門番が伏せていた5枚の[[カード]]をまとめて吹き飛ばす爽快な活躍を見せた。~
その後「海馬vsビッグ5(大門)」戦において海馬が使用するが、[[《王宮の勅命》]]によって[[無効]]化された。~
「闇遊戯&城之内vsビッグ5」戦でもビッグ5が使用し、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]を[[破壊]]するが、それこそが[[《デス・ヴォルストガルフ》]]を強化するための遊戯の二重の罠だった。~
[[魔法・罠除去]][[カード]]はほとんど使用されない原作に対し、アニメオリジナルの「乃亜編」では比較的多く使用された。~

--アニメGXでは「十代vsクロノス」(1戦目)において、クロノスはこの[[カード]]で十代の[[《ドレインシールド》]]と[[自分]]の[[《黄金の邪神像》]]を[[破壊]]し、[[トークン]]を呼び出すという[[コンボ]]を披露した。~
ちなみに、「翔vs神楽坂」戦では、クロノスを真似た神楽坂が同様のプレイングを行っている。~
「クロノスvsカミューラ」戦でも[[発動]]し、毎[[ターン]][[全体除去]]の[[効果]]を持つ[[フィールド魔法]]《不死の王国−ヘルヴァニア》を[[破壊]]した。~
しかし、皮肉にも[[《黄金の邪神像》]]と同じ[[発動条件]]を持つ[[罠カード]]《&ruby(アンデット・ベッド){不死族の棺};》を[[発動]]させている。~

--アニメ5D'sにおいて、ミシェルが[[デュエル]]外において使用し、龍可を襲っていた触手を撃破した。~
触手は[[魔法・罠カード]]だったのだろうか。~

--アニメARC-Vのストロング石島のCMで、この[[カード]]が確認できる。~
また「黒マスクの男vs沢渡」戦では[[先攻]]1[[ターン]]目に黒マスクの男が[[魔法・罠カード]]を5枚伏せた際に、沢渡の取り巻きの一人が「沢渡さん、大嵐っすよ!」と発言している。~
アニメARC-V内で《大嵐》の効果が説明されたことは無く、視聴者がこの[[カード]]を知っている事を前提とした台詞である辺りがこの[[カード]]の有名さを物語っている。~
「遊矢vs九庵堂」戦では[[フィールド魔法]]《クイズ・フロンティア−エクストラ・ステージ》にて、「イラスト内の人は何人?」というクイズが出題された。~
遊矢は2人と答えたが、正解は3人だった。~

-コナミのゲーム作品において―~
GB版DM4では「[[フィールド]]上の[[カード]]を全て[[破壊]]する」という[[《ブラック・ホール》]]より強力な[[効果]]であり、[[デッキ]][[コスト]]はなぜか[[《ブラック・ホール》]]より低かった。~
この[[カード]]を使用できるのは[[除去]]手段が乏しい遊戯[[デッキ]]のみであり、この[[カード]]を[[発動]]後、[[モンスター]]を場に出し[[《死者蘇生》]]を[[発動]]して総[[攻撃]]するという戦術が遊戯[[デッキ]]の勝ちパターンの1つとなっていた。~
DM7でも[[コスト]]は低かったが、こちらでは[[準制限カード]]になっている。~
また、DM8では[[コスト]]が上昇し、[[制限カード]]となった。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#WCS2008]]で配信される特殊な[[禁止・制限カード]]リストでは、[[禁止カード]]に指定されている。~
他に、[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]や[[《ライトニング・ボルテックス》]]のように、1枚で複数の[[破壊]]が見込める[[カード]]が軒並み[[制限強化]]されている。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#WCS2009]]では、この[[カード]]を「ライディングデュエル」用に調整した《&ruby(スピードスペル){Sp};−大嵐》が[[オリジナルカード]]として登場する。~

--[[DUEL TERMINAL]]のアクションデュエルXでは、特殊コマンド「おおあらし」として登場。~
[[OCG]]の[[効果]]と同じく、適用中の特殊コマンドを全て[[破壊]]する。~
ちなみに、[[シンクロモンスター]]をEX[[モンスター]]として[[召喚]]した際の追加コマンドは、全てこの「おおあらし」で統一されている。~


**関連カード [#n490f91e]
-[[《ハーピィの羽根帚》]]

-[[《巨竜の羽ばたき》]]
-[[《サイクロン・ブーメラン》]]

-[[《邪神の大災害》]]

-[[《ギガンテス》]]
-[[《ネフティスの鳳凰神》]]
-[[《ダークストーム・ドラゴン》]]

-[[《嵐》]]

-[[《ハリケーン》]]

-[[《ブラック・ホール》]]

-[[《E・HERO ストーム・ネオス》]]

-[[《アーマロイドガイデンゴー》]]

**収録パック等 [#k5284529]
-[[BOOSTER7]]
-[[鋼鉄の襲撃者−METAL RAIDERS−]] ME-81
-[[STRUCTURE DECK−海馬編−]] KA-17
-[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-26
-[[DUELIST LEGACY Volume.4]] DL4-071 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−海馬編− Volume.2]] SK2-023
-[[公認大会賞品(2004年8月)>プロモカード#PC]] PC4-004 &size(10){([[N-Parallel]])};
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP084  &size(10){[[Super]]};
-[[ストラクチャーデッキ−ドラゴンの力−]] SD1-JP016
-[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]] SD2-JP019
-[[ストラクチャーデッキ−灼熱の大地−]] SD3-JP021
-[[ストラクチャーデッキ−海竜神の怒り−]] SD4-JP019
-[[ストラクチャーデッキ−戦士の伝説−]] SD5-JP023
-[[ストラクチャーデッキ−魔法使いの裁き−]] SD6-JP023
-[[ストラクチャーデッキ−烈風の覇者−]] SD8-JP022
-[[STARTER DECK(2006)]] YSD-JP027
-[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP025
-[[ストラクチャーデッキ−機械の叛乱−]] SD10-JP026
-[[ストラクチャーデッキ−閃光の波動−]] SD11-JP023
-[[ストラクチャーデッキ−暗闇の呪縛−]] SD12-JP022
-[[STARTER DECK(2007)]] YSD2-JP026
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP014 &size(10){([[Gold]])};
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP068 &size(10){[[Ultra]]};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP014 &size(10){[[Gold]]};
-[[ストラクチャーデッキ−機光竜襲雷−]] SD26-JP028

**FAQ [#v3f19241]
Q:この[[カード]]を[[発動]]した場合、この[[カード]]自身はどのように[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]のですか?~
A:自身の[[効果]]では[[破壊]]されず、[[チェーン]]処理終了後に[[墓地へ送られます>墓地へ送る]]。~
  なお、同時に複数の[[カード]]が[[破壊]]された時は、[[破壊]]された[[カード]]の[[持ち主]]が任意の順番で[[墓地]]に置けます。~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。