*《第六感/Sixth Sense》 [#q5c518e7]
*《&ruby(だいろっかん){第六感};/Sixth Sense》 [#top]
 通常罠(禁止カード)
 自分は1から6までの数字の内2つを宣言する。
 相手がサイコロを1回振り、宣言した数字の内どちらか1つが出た場合、
 その枚数自分はカードをドローする。
 ハズレの場合、出た目の枚数デッキの上からカードを墓地へ送る。

 [[書籍付属カード]]の一つで、[[ギャンブル]]性の「低い」[[ドロー]]カードの一つ。~
 [[ギャンブル]]カードの中では最高峰のカードである。
 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック6 付属カード>書籍付属カード#VB6]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[自分]]が数字を2つ[[宣言]]し、[[相手]]に[[サイコロ]]を1回振らせ、当たればその数字分[[ドロー]]、外れれば出た目の数字分[[デッキ]]から[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ。~

 このカードを使用する際に選ぶ数は5・6が基本。~
 成功した場合、圧倒的な[[カード・アドバンテージ]]を得て自身の勝利に大きく貢献する。~
 例え失敗したとしても、墓地が肥える事を生かすこともできる。~
 フリーチェーンなのも見逃せない。上手く行けば[[《サイクロン》]]など、[[相手]]のカードを1枚無駄に消費させる事も。~
 本当に第六感を持っていない限り、[[宣言]]するのは5と6が基本となる。~
 成功すれば圧倒的な[[ハンド・アドバンテージ]]を得られ、失敗しても最大4枚分[[墓地を肥やす]]事ができる。~
 [[フリーチェーン]]なので、[[相手]]の[[除去]]を浪費させる事も可能。~
 [[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を最優先にするなら1と2を[[宣言]]して[[墓地へ送る]]枚数の期待値を増やす手もある。~

 [[【スタンダード】]]はもちろんのこと、ほとんどの[[デッキ]]に入れることができるカードである。~
 それ故このカードが[[無制限>無制限カード]]の時期の遊戯王は「[[サイコロ]]ゲー」などと揶揄されたほど。~
 事実、このカードをフル投入した[[【カオス】]]の一種である【六感使者】は、[[【カオス】]]全盛期の代表的な[[デッキ]]の1つにまでなった。
 [[デメリット]]らしい[[デメリット]]がなく、ほとんどの[[デッキ]]で採用できた[[カード]]である。~

 このような最凶[[ドロー]]カードが許容されるわけもなく、[[制限>制限カード]]を経て[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[禁止カード]]に指定されている。~
 しかしこの当時はアニメでも原作効果の[[《天よりの宝札》]]や《命削りの宝札》を始めとして4枚5枚のドローが当たり前の時代だったので、現実でもこのようなカードが登場したのはある意味当然の成り行きだったともいえる。~
-[[相手]]にのみ[[サイコロ]]を振らせ、それを[[効果]]判定とする珍しい[[カード]]。~

-ちなみに、このカードで常に5と6を宣言した場合ドローできる枚数の期待値は約1.8枚である。
-5と6を[[宣言]]した場合に[[ドロー]]できる枚数の期待値は約1.8枚。~
確実に2枚[[ドロー]]できる[[《強欲な壺》]]にはわずかに劣るが、外れても[[墓地を肥やす]][[メリット]][[効果]]も付随している。~
本来これは[[デメリット]]として設計されたのであろうが、[[【カオス】]]全盛期には[[メリット]]にしかならなかった。~
時代が進むにつれ[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]は一層重要な要素となり、多くの[[デッキ]]で[[アドバンテージ]]へと直結するものになっている。~
ランダムな[[墓地]]送りが[[デメリット]]になる[[デッキ]]も増えたが、そうでなければ「1/3で[[ハンド・アドバンテージ]]が増える[[《針虫の巣窟》]]」状態になっている。~
もっとも、高速化が進み、[[《針虫の巣窟》]]ですら[[墓地アドバンテージ]]を稼ぐ[[カード]]としては遅い[[環境]]では大きな[[メリット]]になりにくい。~

-[[《出たら目》]]と組み合わせれば、実に2/3の確率で6枚[[ドロー]]が可能になる。~
この場合は4と6を[[宣言]]するのが最も[[ドロー]]枚数が多くなりやすく、期待値は実に約4.7枚にもなる。~
また、[[《出たら目》]]で確実に[[ドロー]]したいのなら1と6を[[宣言]]すれば[[ドロー]]できる。~

**収録パック等 [#b2d9e448]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック6 付属カード>書籍付属カード#f2292945]] VB6-003 &size(10){[[Ultra]]};
-この[[カード]]が現役だった頃は、「[[OCG]]は''[[サイコロ]]ゲー''」などと揶揄されたほどだった。~
そこまで凶悪な[[パワーカード]]が存在を許されるわけもなく、[[04/09/01>禁止・制限カード/2004年9月1日]]に[[制限カード]]化。~
そして翌年[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]に、同じく強力な[[ドロー]][[カード]]の[[《悪夢の蜃気楼》]]共々[[禁止カード]]となった。~

**FAQ [#t83fa19b]
Q:~
A:
--初登場から529日で[[禁止カード]]に指定された。~
これは[[罠カード]]では最速である。~

-[[書籍付属カード]]として登場し、早々に[[禁止カード]]に指定されたためか、長年英語版の[[カード]]が存在しなかった。~
日本語版の登場から約10年が経った後、[[Legendary Collection 4: Joey's World]]にてようやく英語版が登場した。~

--[[Legendary Collection 4: Joey's World]]の発売日にあたる[[13/10/11>海外の禁止・制限カード/2013年10月11日]]に海外で臨時の[[制限改訂]]が行われた際、この[[カード]]は[[制限カード]]に指定された。~
しかし、それでも[[征竜]]などで猛威を奮う結果となってしまったため、[[2014/01/01>海外の禁止・制限カード/2014年1月1日]]に[[禁止カード]]指定を受けている。~

---登場と同時に規制された例としては、[[Structure Deck:Marik]]での登場と同時に[[禁止カード]]に指定された[[《王家の神殿》]]に次いで2例目となる。~
ただし、日本と同じ[[制限改訂]]の時期に登場した[[《王家の神殿》]]と、既に日本と全く異なる[[制限改訂]]が施工されていた時期に登場したこの[[カード]]とでは、規制段階の差はもちろん、その事情や扱いも大きく異なると言える。~
また、日本での[[禁止カード]]が海外でのみ使用可能という点であればこの[[カード]]が初であり、日本よりも[[制限改訂]]が厳しい[[環境]]でそうした扱いとなるのは、僅か82日間だけの[[制限カード]]とはいえ当時としては異例であった。~

-「第六感」とは、五感(視覚(目)、嗅覚(鼻)、聴覚(耳)、味覚(舌)、触覚(皮膚))に続くとされる第六の感覚を指す。~
科学的にその存在は確認されておらず、「ヤマ勘」「霊感」と称されることもある。~
それが意味するものは基調とする概念によって異なるが、一般には未来や霊魂のような「見えないものを見る(感じ取る)」能力とされている。~
脳科学研究では、人間の経験や体験に関する記憶(脳)がまるで「第六の感覚器官」のように機能し、人間の行動や判断に影響をしているとされる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版DMで、戦いの儀の前に海馬が遊戯に差し出したジュラルミンケースの中にこの[[カード]]が入っていた。~
--アニメDMでは「ドーマ編」以降、城之内がこの[[カード]]と類似した[[効果]]を持つ[[通常魔法]]《運命の宝札》を使用している。~
こちらは[[サイコロ]]の出た目の数だけ[[ドロー]]し、その後に目の数だけ[[デッキ]]の上から[[除外]]する[[効果]]であった。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王オンライン]]では長らく実装されなかったが、遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORにてユーザーイベントでの賞品パックに収録された。~
--デュエルリンクスでは、[[城之内>《城之内》]]のスキル「ラスト・ギャンブル」が[[サイコロ]]の出た目の数だけ[[カード]]を[[ドロー]]する[[効果]]を持っている。~
しかし、あちらは「5[[ターン]]目以降に」「[[自分]]の[[手札]]を2枚捨て、」なおかつ「[[自分]]の[[ライフポイント]]を100になるよう払う」必要があるため、名前通り非常にハイリスクなスキルになっている。

**関連カード [#card]
-[[サイコロ]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック6 付属カード>書籍付属カード#VB6]] VB6-003 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#faq]
Q:自分の[[デッキ]]の枚数が6枚未満の時に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。(15/01/10)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
----
&tag(《第六感》,罠,通常罠,);