*《&ruby(だんそうちたい){断層地帯};/Canyon》 [#me0f9cbb]
 フィールド魔法
 守備表示の岩石族モンスターが攻撃され、
 攻撃モンスターのコントローラーが戦闘ダメージを受ける場合、
 その戦闘ダメージは倍になる。

 [[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]]で登場した[[フィールド魔法]]。~
 [[岩石族]][[モンスター]]による[[反射ダメージ]]を倍にする[[効果]]を持つ

 [[守備表示]]の[[岩石族]][[モンスター]]全てに[[《アステカの石像》]]と同様の[[効果]]を付与できる。~
 しかし、[[フィールド魔法]]であるために予め[[発動]]しておく必要があり、[[《アステカの石像》]]・[[《クロスカウンター》]]のような奇襲性は存在しない。~
 中途半端な[[攻撃力]]の[[モンスター]]では[[裏側守備表示]][[モンスター]]に[[攻撃]]しなくなってしまうので、[[表側守備表示]][[モンスター]]への[[攻撃]]時に[[《収縮》]]・[[《牙城のガーディアン》]]等で[[コンバットトリック]]をする等、他の[[カード]]によってこの[[カードの効果]]を上手く補助したい。
 しかし、[[フィールド魔法]]であるために予め[[発動]]しておく必要があり、[[《アステカの石像》]]・[[《クロスカウンター》]]のような奇襲性が存在しない。~
 加えてこれらの[[効果]]とは重複しないため、[[《バトルマニア》]]を使ってしても[[1ターンキル]]は遠く、結果消費が増えるだけなので[[ダメージ]]ソースとしては激しく劣る。~

 この[[カード]]が[[発動]]している状況では、[[裏側守備表示]][[モンスター]]を「[[岩石族]]かもしれない」と警戒し、無理な[[攻撃]]をしなくなることが予想される。~
 そういった心理を逆手に取って、[[サイクル・リバース]]等の[[反転召喚成功>反転召喚に成功した]]時に[[効果]]を[[発動]]する[[モンスター]]を主軸とした[[デッキ]]に投入するのも良いだろう。~
 しかし、序盤はそういった作戦が通用しても中盤以降は通用しなくなるので、高[[守備力]]の[[岩石族]][[モンスター]]も適宜混ぜて、[[相手]]にパターンを読まれないようにする工夫は必要となる。
 [[《アステカの石像》]]と比較して[[岩石族]][[モンスター]]それぞれが持つ[[効果]]を活かすこともできるが、[[岩石族]]自体、あくまで守備に適した[[モンスター]]が多いだけで突出した[[ステータス]]をもつものはいない。~
 そのため、[[《牙城のガーディアン》]]などを用いない限り、実際の[[ダメージ]]は1000にも満たない事が殆どであり、繰り返し利用できる事の[[メリット]]が薄い。~
 また、この[[カード]]が[[発動]]している状況では、中途半端な[[攻撃力]]の[[モンスター]]では[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[攻撃]]する意味も薄く、二度三度と[[効果]]が適用される事自体が稀である。~

 当然ながら[[攻撃力]]で上回る場合にはなにもできず、単体で機能しないために例え[[破壊]]されず残り続けたとして[[発動]]分の[[ディスアドバンテージ]]を取り戻せるかも怪しい。~
 [[フィールド魔法]]ゆえに[[サーチ]]は容易だが、張り替えられてしまっては意味もなく、[[《クロスカウンター》]]や[[《魔法の筒》]]を用いたほうが堅実。~
 また同じ[[岩石族]]を補助する[[フィールド魔法]]として、[[《岩投げエリア》]]が登場した事も逆風となっている。~
 [[攻撃]]せざるを得ない[[モンスター]]や、警戒され[[攻撃]]されない事が[[メリット]]となる[[サイクル・リバース]]系統の[[岩石族]]と組み合わせるにしても、あちらのほうが強力である。

-残念ながら[[《アステカの石像》]]や[[《クロスカウンター》]]と併用しても[[ダメージ]]は4倍、8倍にはならない。


-《断層地帯》自身が[[相手]]の[[地縛神]]を維持する条件に利用されると悲惨である。~
いくら[[壁]]を並べても[[直接攻撃]]をされては全く意味が無い。~

-[[英語名]]の「Canyon」は「渓谷」「峡谷」といった意味で、「断層地帯」とは少し異なる。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]では、[[貫通]][[効果]]によって[[攻撃]]された[[岩石族]][[モンスター]]の[[コントローラー]]が[[戦闘ダメージ]]が受ける場合も、その数値が倍になるというバグが存在する。~
そのため、世界大会リストでは[[禁止カード]]に指定されている。~
《スピード・ワールド》([[フィールド魔法]]を参照)共々、[[フィールド魔法]]では初の[[禁止カード]]となった。

**関連カード [#ve51c358]
-[[《アステカの石像》]]

-[[《クロスカウンター》]] 

**収録パック等 [#q7f508cf]
-[[ストラクチャーデッキ−守護神の砦−]] SD7-JP016
-[[トーナメントパック2012 Vol.1]] TP21-JP009

//**FAQ [#f1c9545b]
//Q:~
//A: