*《&ruby(じごく){地獄};の&ruby(もんばん){門番};イル・ブラッド/Il Blud》 [#yf516126]
 デュアルモンスター
 星6/闇属性/アンデット族/攻2100/守 800
 このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、
 通常モンスターとして扱う。
 フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、
 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
 ●1ターンに1度、手札・自分または相手の墓地に存在する
 アンデット族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
 このカードがフィールド上から離れた時、
 この効果で特殊召喚したアンデット族モンスターを破壊する。

 [[EXTRA PACK]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[上級]][[デュアル]][[モンスター]]。~

 [[《魔族召喚師》]]の[[アンデット族]]版[[起動効果]]を持つ。~
 ただしこちらは[[種族]]の関係から[[同名カード]]も[[効果]]で[[特殊召喚]]することが出来る。~
 [[アンデット族]]と[[蘇生]]の組み合わせの強力さは折り紙つきと言えるだろう。~
 ただし、同系統の[[カード]]と異なり[[攻撃力]]が2100しかなく、[[上級モンスター]]のラインに届いていない点には注意が必要となる。~
 特に今の[[環境]]では[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]にでも奪われると[[効果]]を使われてしまい、一気に劣勢になる可能性も高い。~

 [[《ゴブリンゾンビ》]]の[[サーチ]]、[[《ピラミッド・タートル》]]の[[リクルート]]のいずれにも対応するため、簡単に出せる。~
 特に[[《ピラミッド・タートル》]]で[[リクルート]]された後、[[自分]]の[[ターン]]で[[再度召喚]]をさせるのが容易であり、[[効果]]をすぐ使える点は強力である。~
 最近[[《ゴブリンゾンビ》]]に押されがちな[[《ピラミッド・タートル》]]が復権を果たすきっかけになれるかも知れない。~
 [[サイクル・リバース]][[モンスター]]は[[完全蘇生]]も可能。~
 また、[[《アンデットワールド》]]と組み合わせると[[自分]]の[[墓地]]どころか、[[相手]]の[[墓地]]に存在する[[モンスター]]までも[[蘇生]]可能にしてしまうという恐怖の[[モンスター]]に変貌する。~

 [[《超合魔獣ラプテノス》]]を絡めることで、[[《ギガプラント》]]のような[[1ターンキル]]も可能である。~
 3体の《地獄の門番イル・ブラッド》と[[《超合魔獣ラプテノス》]]が並ぶと[[攻撃力]]は合わせて8500に達する。~
 ただしこちらは[[《ギガプラント》]]と違い、[[フィールド]]から離れると[[特殊召喚]]した[[モンスター]]が[[破壊]]されてしまうため、[[《マスドライバー》]]などを用いた[[戦闘]]を介さない方法は不可能である。~

-[[特殊召喚]][[対象]]は[[効果解決時]]に決定するので、[[対象]]をとる[[効果]]ではない。~
しかし、[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を[[対象]]にとり続ける。([[《早すぎた埋葬》]]等の[[装備魔法]]を思い浮かべるとよい)~
したがって、うっかり[[《魂を削る死霊》]]を[[特殊召喚]]しないように注意したい。~
[[特殊召喚]]成功後に[[《魂を削る死霊》]]は自身の[[効果]]により[[破壊]]されてしまう。~

-「il」はill(病気)を表し、「Blud」はblood(血)をイメージさせる言葉だろう。~
これを裏付ける理由として、ill Blood(悪意)という言葉がある。~

//--「ブラッド」は、ドラキュラのモデルになったルーマニアの城主の串刺し公ことヴラド氏を指すとも取れる。
//ちょっと根拠薄弱。他に理由があるならそれも記述してください。

-[[イラスト]]はコミカルだが、不気味かつ気持ち悪い。~
真ん中の顔の様な物は体内から覗いているのか、それともはみ出しそうになっているのだろうか。~

--「地獄の門番」なのに、何故か囚人のような格好をしており、おまけに足枷まではめられている。~
ギリシャ神話における「地獄の門番」として有名なケルベロスも、絵画等に描かれる場合は足枷によって拘束されている事が多いため、そのイメージによるデザインかも知れない。~
それとも、「イル・ブラッド」は中身のみで、足枷をはめられているのは地獄の囚人なのであろうか。~
//更によく見ると、後ろに小さい不気味な影がいるのが分かる。こちらが本体なのかも知れない。~
//↑ただの背景だと思う。

-元々は、海外版[[Tactical Evolution]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚。~
海外では[[シークレットレア>Secret]]であり、非常に高価な[[カード]]となっていた。~
だが[[Crossroads of Chaos]]にSpecial Edition限定[[カード]]として[[スーパーレア>Super]]で収録されたため、幾分かは入手しやすくなった。~

//-原作・アニメにおいて―~

-コナミのゲーム作品において―~
「TAG FORCE2」で登場し、これにより日本語名が判明した。~
しかし、通常のプレイで入手することはできない。~
「World Championship 2008」では、使用できるほか[[【アンデット族】]]使いデュエリストとして登場している。~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#v9e226b6]
-[[デュアル]]

―類似[[効果モンスター]]
-[[《ギガプラント》]]

―[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を道連れにする[[モンスター]]
-[[《エーリアン・マザー》]]
-[[《魔族召喚師》]]

-[[《デスカイザー・ドラゴン》]]

-[[《荒ぶるアウス》]]
-[[《逆巻くエリア》]]
-[[《燃え盛るヒータ》]]
-[[《吹き荒れるウィン》]]

//―《地獄の門番イル・ブラッド》の姿の見られるカード
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#a3447d39]
-[[EXTRA PACK]] EXP1-JP010

**FAQ [#d011cf12]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[起動効果]]です。(08/09/13)~

Q:[[対象]]をとる[[効果]]ですか?~
A:[[特殊召喚]]する[[対象]]は[[効果解決時]]に決定するので、[[対象]]をとる[[効果]]ではありません。~
  しかし、[[特殊召喚]]した[[モンスター]]を[[対象]]にとり続けます。(08/09/13)~

Q:[[《アンデットワールド》]][[発動]]中に「本来[[アンデット族]]ではない[[モンスター]]」を[[効果]]で[[特殊召喚]]しました。~
  [[《アンデットワールド》]]を[[破壊]]した場合、[[特殊召喚]]した[[モンスター]]は[[アンデット族]]ではなくなり、道連れ関係は断絶されますか?~
A:[[調整中]]。(08/09/16)

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