通常魔法 相手フィールド上に表側表示で存在する守備力が一番高いモンスター１体を破壊する。
暗黒の侵略者で登場した通常魔法。
相手フィールド上の表側表示モンスターを破壊する。
効果解決時に守備力が一番高いモンスター１体を判定するので対象をとる（指定する）効果ではない。
単体除去魔法カードの中では最高の性能と評される。
《死者への手向け》・《死者への供物》・《ソウルテイカー》のようなデメリットが無いため、１：１交換をほぼ確実に達成できる。
《地割れ》と同様対象が不確定ではあるが、上級モンスターは守備力も高い事が多いため、相手の強力なモンスターを除去できる可能性が高い。
あちらと違い、《スケープ・ゴート》をチェーンされても無駄撃ちしてしまう心配がないのは大きなメリットである。
同様に《メタル・リフレクト・スライム》をチェーンされる可能性はあるものの、それでも１：１交換は保っている。
以上から、《地割れ》と比較した場合でもこちらが優先されている。
対象をとる効果でない点は、《シャイニート・マジシャン》・《オベリスクの巨神兵》等の耐性を無視できるメリットとも取れる。
多量の除去手段を必要とするデッキにおいては、高めの優先度で投入が考えられる。
《ライオウ》や《大天使クリスティア》など、厄介なロック効果を持つモンスターも容易に処理できるため、それらの対策として投入するのも良いだろう。
また、パーミッションにおいても、乏しくなりがちな除去手段を補うために投入される。
汎用性が高く、上級モンスターを主力とするデッキの使い手を大いに悩ませる存在。
このカードの対策カードは汎用性が低いものが多く、手札事故を誘発するケースも少なくないため、十分な除去回避対策を行うことは難しい。
《メタル・リフレクト・スライム》以外では、《月の書》・《我が身を盾に》・《禁じられた聖槍》・《禁じられた聖衣》等が候補に挙がる。
しかし、大量展開による１ターンキルが標準化した近年の環境では、通常魔法による除去は遅すぎて役に立たないことも多い。
モンスター対策としてはフリーチェーンや召喚反応型の罠による除去・妨害や召喚自体をカウンターする事が主流となり、このカードでさえも時代遅れとなっている。
実際、【除去ガジェット】以外のデッキにおいて、このカードの採用率は激減してしまっている。
―イラスト関連
Ｑ：相手フィールド上に存在する守備力の一番高いモンスターが魔法カードの効果を受けないモンスターでした。
この場合、どのように処理しますか？
Ａ：効果は適用されず、他のモンスターを破壊する事もありません。(10/11/10)
Ｑ：相手フィールド上に魔法カードの効果を受けないモンスターしか存在しない場合、発動できますか？
Ａ：はい、発動できますが、効果は適用されません。(10/11/10)