*《&ruby(ちてい){地底};のアラクネー/Underground Arachnid》 [#ted6b109]
 シンクロ・効果モンスター
 星6/地属性/昆虫族/攻2400/守1200
 闇属性チューナー+チューナー以外の昆虫族モンスター1体
 このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
 魔法・罠カードを発動する事ができない。
 1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを
 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
 このカードが戦闘によって破壊される場合、
 代わりにこの効果で装備したモンスターを破壊する事ができる。

 [[ザ・ヴァリュアブル・ブック12 付属カード>書籍付属カード#f2292945]]で登場した[[地属性]]・[[昆虫族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[攻撃]]時に[[魔法・罠カード]]を[[発動]]させない[[永続効果]]と、[[相手]][[モンスター]]を[[吸収]]し、[[戦闘破壊]]の際に身代わりにする[[永続効果]]を持つ。~

 [[表側表示]]ならば[[耐性]]でもない限りどんな[[モンスター]]でも奪えるので、実質的に[[除去]][[効果]]を持っていると言える。~
 [[昆虫族]]の[[除去]][[効果]]は[[《人喰い虫》]]などといった[[発動]]にタイムラグの生じるものばかりのため、この[[効果]]は貴重。~
 [[破壊]][[耐性]]持ちの[[《スターダスト・ドラゴン》]]を処理したり、厄介な[[自己再生]]能力を持つ[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]を[[墓地へ送る]]ことをせずに[[除去]]できるのも優秀である。~

 [[装備カード]]は1度に1枚しか維持できないが、[[自爆特攻]]により[[装備カード]]を外し、また装備できるようになる。~
 この[[カード]]が[[攻撃]]する時[[相手]]は[[魔法・罠カード]]を[[発動]]できないため、ほぼ確実に[[自爆特攻]]が可能である。~
 ただし、[[1ターンに1度]]しか[[発動]]できず、装備した[[ターン]]に[[自爆特攻]]すると[[相手]][[ターン]]には無防備になる点には注意が必要である。~

 [[効果]]が優秀な反面、[[シンクロ素材]]の両方が指定されているため、[[シンクロ召喚]]しにくいことがネックになっている。~
 [[闇属性]][[チューナー]]には[[《BF−疾風のゲイル》]]等の優秀な[[モンスター]]がいるが、自身の[[シンクロ召喚]]を行うのに都合のよい[[闇属性]]・[[昆虫族]][[チューナー]]が[[《インフェルニティ・ビートル》]]のみであるため、[[【昆虫族】]]で使用するなら[[デッキ]]の構築を工夫する必要がある。~
 [[《甲虫装機 ダンセル》]]で[[リクルート]]した[[モンスター]]を[[《A・ジェネクス・バードマン》]]で[[手札]]に[[戻せば>戻す]]容易に[[シンクロ召喚]]出来る。~
 [[《ジャイアントワーム》]]を[[手札]]から[[特殊召喚]]し、[[《インフェルニティ・ビートル》]]を[[召喚]]すれば1[[ターン]]で[[シンクロ召喚]]につなげられる。~
 その他相性の良い[[チューナー]]としては、[[《ドラゴンフライ》]]から[[特殊召喚]]でき、[[属性]]を自在に変化させられる[[《音響戦士ドラムス》]]や、[[除外]]される[[効果]]を持つため[[《一族の結束》]]への干渉が少ない[[《ゾンビキャリア》]]などが挙げられる。~
 [[《ジャンク・シンクロン》]]で[[レベル]]2の[[モンスター]]を[[蘇生]]させた後に[[《孵化》]]を使用し、[[《ジャンク・シンクロン》]]と[[レベル]]3の[[昆虫族]]で[[シンクロ召喚]]することもできる。

 [[除去]][[効果]]が非常に使いやすいことから、[[【昆虫族】]]の切り札として非常に人気の高い[[カード]]。~
 その反面、[[昆虫族]]は[[汎用性]]のある[[カード]]に乏しいため、ほぼ[[【昆虫族】]]専用[[カード]]である。~
 [[《レベル・スティーラー》]]はかなりの[[汎用性]]を誇るが、この[[カード]]は''[[チューナー]]以外の[[シンクロ素材]]も1体しか使えない''ため、[[闇属性]]の[[レベル]]5[[チューナー]]という選択肢の狭さに直面する。~
 [[《極星霊デックアールヴ》]]と[[《レベル・スティーラー》]]を両方採用する[[《極神皇ロキ》]]専用[[デッキ]]や、[[《A・マインド》]]を軸にした[[デッキ]]ならば出来なくも無いが、[[レベル]]の関係上[[自己再生]][[効果]]が使いづらくなる。~
 [[レベル]]6の[[チューナー]]を使用すれば丁度[[レベル]]が合うため、[[《BF−流離いのコガラシ》]]や[[《ラブラドライドラゴン》]]を[[対象]]として[[《レベル・スティーラー》]]を[[特殊召喚]]することで、比較的簡単に[[シンクロ召喚]]を行うことができる。~
 
-この[[装備カード]]は「この[[カード]]の持つ[[効果]]で装備している」ため、[[《移り気な仕立屋》]]で別の[[モンスター]]に移すことはできない。~
また、[[《スキルドレイン》]]などで[[効果]]を失った場合は装備を維持することができず[[装備カード]]は[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]。~

-[[《E・HERO アブソルートZero》]]等、[[フィールド]]を[[離れる]]際に[[効果]]が[[発動]]する[[モンスター]]を[[吸収]]した場合について。~
[[装備カード]]化された[[《E・HERO アブソルートZero》]]は[[モンスターカードゾーン]]から[[魔法&罠カードゾーン]]に移動しただけで[[フィールド]]は離れていないため、この時点では[[効果]]は発動しない。~
《地底のアラクネー》が[[除去]]されるか、[[《E・HERO アブソルートZero》]]が[[《サイクロン》]]などで[[除去]]された時、[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]として[[破壊]][[効果]]が発動する。

//-「アラクネー(Arachne、原語表記:Ἀράχνη)」とは、ギリシャ神話に登場する女性である。~
//機種依存文字のためCO
-「アラクネー(Arachne)」とは、ギリシャ神話に登場する女性である。~
[[アテーナー>《アテナ》]]との諍いが原因で自殺するが、トリカブトの汁によって蜘蛛となって転生する。~
上半身が女性、下半身が蜘蛛になっているのはこれが由来となっているらしく、その影響か上記の特徴をベースにしたキャラクターが多くのファンタジー小説でも登場する。~

--海外版は日本版[[イラスト]]からバストが減少した修正[[イラスト]]になっている。~
珍しい事に、アニメでも修正後デザインで登場している。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsルドガー」(1戦目)においてルドガーが使用。~
アニメでは[[レベル]]−6の[[ダークシンクロモンスター>シンクロモンスター]]だった。~
[[レベル]]を2つ上げた《&ruby(ダークチューナー){DT}; スパイダー・コクーン》と [[《ダーク・スパイダー》]]をダーク[[シンクロ素材]]としてダーク[[シンクロ召喚]]される。~
[[効果]]により[[《シールド・ウィング》]]を[[装備カード]]とし、遊星に[[直接攻撃]]を決める。~
その後、[[《シールド・ウィング》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[《ロード・ウォリアー》]]からの[[戦闘破壊]]を防ぐが、[[《ロード・ウォリアー》]]の[[モンスター効果]]で[[特殊召喚]]された[[《ワンショット・ブースター》]]により[[破壊]]された。~
[[相手]][[モンスター]]を装備する[[効果]]名は「トワイナー・スレッド」。

--ダーク[[シンクロ召喚]]の際の台詞は「闇と闇重なりしとき、冥府の扉は開かれる。光無き世界へ!ダーク[[シンクロ>シンクロ召喚]]!いでよ、《地底のアラクネー》!」~
ルドガーが操ったデュエリストが使用した[[《氷結のフィッツジェラルド》]]・[[《漆黒のズムウォルト》]]も同じ口上になっている。

--「トワイナー(twiner)」は「巻きつく物」の意味で、訳すれば「巻きつく糸」となる。~

--アニメでは[[吸収]]する[[モンスター]]に[[表側表示]]の限定がなく、[[破壊]]の条件も問わなかった。

-コナミのゲーム作品において―~
PSPソフト「[[TAG FORCE4>ゲーム付属カード#f08ef23e]]」では、OCG版の替わりに[[オリジナルカード]]でダーク[[シンクロモンスター]]として収録されており、OCG版が収録された「TAG FORCE5」においても引き続き収録されている。~
ゲーム内での[[効果]]は以下のようになっている。~
 ダークシンクロ・効果モンスター
 星6/地属性/昆虫族/攻2400/守1200
 チューナー以外のモンスター1体−ダークチューナー
 このカードはシンクロ素材とする
 チューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引き、
 その数値が−6に等しい場合のみシンクロ召喚することができる。
 このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
 魔法・罠カードを発動する事ができない。
 1ターンに1度、相手フィールド上に存在するモンスター1体を
 装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備する事ができる。
 このカードが破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊する。
[[効果]]もアニメと同様に[[吸収]]する[[相手]][[モンスター]]や[[破壊]]の条件の制限がないためOCGよりも強力である。~
また、このゲームで[[攻撃]]名が「ダーク・ネット」であることが判明した。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2010 Reverse of Arcadia>ゲーム付属カード#x98310ea]]ではWCSモードにデュエリストとして登場し、[[【昆虫族】]]を使用。~
[[《インフェルニティ・ビートル》]]は収録されていないため、自身の[[シンクロ召喚]]のための[[闇属性]][[チューナー]]には[[《ゾンビキャリア》]][[《クレボンス》]][[《BF−銀盾のミストラル》]]を採用している。~
ちなみに[[デッキ]]名は「荒く無い?アラクネー」。

**関連カード [#zc17351c]
-[[《猿魔王ゼーマン》]]
-[[アンティーク・ギア]]
-[[魅惑の女王]]

-[[《D−HERO Bloo−D》]]

-[[《サクリファイス》]]

-[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]

―[[ダークシンクロモンスター>シンクロモンスター]]
-[[《ダーク・フラット・トップ》]]
-[[《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》]]
-[[《猿魔王ゼーマン》]]
-[[《漆黒のズムウォルト》]]
-[[《月影龍クイラ》]]
//-[[《地底のアラクネー》]]
-[[《氷結のフィッツジェラルド》]]


//―《地底のアラクネー》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
//このカードを名指しで指定している魔法・罠・効果モンスターが存在する場合、そのカードをリンク

//―《地底のアラクネー》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#qe799bd2]
-[[【昆虫族】]]

**収録パック等 [#y6a2c7a1]
-[[ザ・ヴァリュアブル・ブック12 付属カード>書籍付属カード#f2292945]] VB12-JP001 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#ocbc596a]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[魔法・罠カード]]妨害する[[効果]]は[[永続効果]]、[[装備カード]]化する[[効果]]は[[起動効果]]、[[装備カード]]を身代わりにする[[効果]]は[[永続効果]]になります。(09/08/26)

Q:[[装備カード]]化は[[対象]]をとりますか?~
A:はい、[[対象]]をとります。(09/08/26)

Q:[[装備カード]]にする[[効果]]の[[効果解決時]]にこのカードが[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しない場合、[[発動]]時に選択された[[モンスター]]はどうなりますか?~
A:[[発動]]時に選択された[[相手]][[モンスター]]は[[装備カード]]にできず[[墓地]]へ送られます。(09/08/26)

Q:この[[カード]]の[[効果]]で[[装備カード]]として[[相手]][[モンスター]]を装備しました。~
  次の自分の[[ターン]]、前の[[ターン]]に装備した[[モンスター]]が[[装備カード]]として残っている場合でも、この[[カード]]の[[効果]]によりさらに[[相手]][[モンスター]]を装備することは可能ですか?~
A:《地底のアラクネー》自身の[[効果]]によって、[[装備カード]]として[[モンスター]]を装備している場合、更に[[モンスター]]を[[装備カード]]として装備する[[効果]]を発動する事はできません。(09/08/29)

Q:[[装備カード]]にする[[効果]]の解決時にこの[[カード]]が[[フィールド]]を離れた場合どうなりますか?~
A:[[相手]][[モンスター]]は[[墓地]]へ送られます。(13/10/17)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。