*《&ruby(じばくしん){地縛神}; &ruby(ウィラコチャ){Wiraqocha}; &ruby(ラスカ){Rasca};/Earthbound Immortal Wiraqocha Rasca》 [#s67bd17f]
 効果モンスター
 星10/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
 「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
 フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
 相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。
 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
 また、このカードが召喚に成功した時、
 このカード以外の自分フィールド上のカードを3枚まで選択して持ち主のデッキに戻し、
 戻したカードの数だけ相手の手札をランダムに捨て、
 このカードの攻撃力を捨てたカードの数×1000ポイントアップする。
 
 [[STARDUST OVERDRIVE]]で登場した[[闇属性]]・[[鳥獣族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[地縛神]]共通の[[効果]]と、[[召喚に成功した]]時に[[自分]][[フィールド上のカード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]事で[[相手]]の[[手札]]を[[捨て>捨てる]]、自身の[[攻撃力]]を[[強化]]する[[誘発効果]]を持つ。

 自身の[[効果]]によって[[攻撃力]]を3100まで上昇できる上、最大3枚という強烈な[[ハンデス]][[効果]]も併せ持つ。~
 だが、その分[[自分]]の[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]必要があり、あまり扱いやすい[[効果]]とは言えない。~
 [[《精神操作》]]等で奪った[[相手]]の[[モンスター]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことで、[[相手]]の損失を多少は増量できる。~
 [[地縛神]]共通の「[[特殊召喚]]に関する制約が無い」という利点も、[[召喚]]成功時にしか[[効果]]が[[発動]]しないため、ほとんど活かす事ができない。~
 しかし、[[元々の攻撃力]]の低さから[[《キラー・トマト》]]や[[《リミット・リバース》]]等に対応しており、[[地縛神]]共通の[[攻撃対象]]に選択できない[[効果]]のおかげで、[[壁]][[モンスター]]としての役割を持たせる事はできる。~
 また、[[地縛神]]の中で唯一[[《ダーク・バースト》]]で[[サルベージ]]もできる。~
 ただし、他の[[地縛神]]と比較すると、この[[カード]]は[[《月の書》]]・[[《スキルドレイン》]]に弱く、[[《No.50 ブラック・コーン号》]]も天敵となる。~

 この[[カード]]を[[アドバンス召喚]]する場合、その[[効果]]も使うとなると、[[フィールド魔法]]を含め最大7枚もの[[カード]]が必要になってしまう。~
 そのため、基本的に[[《死皇帝の陵墓》]]で[[リリース]]無しでの[[召喚]]を狙っていく事になるだろう。~

 [[《氷結界の虎王ドゥローレン》]]等と違い、[[カード]]を[[手札]]ではなく[[デッキ]]の中に[[戻す]]ため、再利用はかなり難しい。~
 現状では[[デッキ]]に[[戻す]]行為ととり立てて相性の良い[[カード]]は、[[《ナーガ》]]ぐらいしか存在しない。

-[[宝玉獣]]とは中々に[[シナジー]]する。~
元々[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]によるところが大きい[[デッキ]]のため、維持の目的が一致してくれている。~
[[《虹の古代都市−レインボー・ルイン》]]自体にも[[破壊]]を免れる能力があるため基本的にすべての[[地縛神]]と相性は良いが、この[[カード]]は[[宝玉獣]]自体と噛み合ってくれるのである。~
[[《宝玉獣 サファイア・ペガサス》]]の存在から[[コスト]]の確保と[[デッキ]]に戻した[[宝玉獣]]の再利用が可能な上、[[魔法&罠カードゾーン]]で邪魔になった[[宝玉獣]]を有効利用できる。~
[[モンスター]]を消費せず[[特殊召喚]]でき、基本[[ステータス]]の高い[[《降雷皇ハモン》]]の方が安定性では扱いやすいと言えるが、[[《宝玉の氾濫》]]が干渉できない[[手札]]に及ぶ[[効果]]と爆発力は魅力である。

-[[フィールド魔法]]の選定に悩むところだが、[[【炎星】]]あるいは[[炎舞]]を主軸とした[[デッキ]]に採用するのも面白い。~
[[炎舞]]自体がこの[[カードの効果]]と非常に相性が良く、[[《炎舞−「天枢」》]]がある状態で[[《熱血獣士ウルフバーク》]]や[[《炎星師−チョウテン》]](こちらの場合は[[デメリット]]があるが)の[[効果]]を使えば、1[[ターン]]で素早くこの[[カード]]を[[召喚]]する事ができる。~

//-[[召喚]]時に[[効果]]で2枚戻せば[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]、3枚で[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]に対応している。~
//このカードを主軸にした[[デッキ]]を構築するなら、これらのカードを挿してみても面白い。~
//それだけならば他の[[地縛神]]でも可能なうえ、自身の[[ハンデス]]効果と被り[[ウイルス]]の効果が減少するため実用性は微妙だが。
//言い換えれば「他の地縛神と違って、カードをデッキに戻さなければウイルスに対応しない」という欠点なので、書く意味が薄い。自分の記憶だと、この記述は元々「カードを戻さなければ死デッキに対応する利点」だったと思うので、死デッキ解禁までコメントアウトします。

-上述の通り、[[地縛神]]の中でも対応する[[サポートカード]]が多い。~
これらを活かし、この[[カード]]を[[壁]]にしつつ[[《地縛波》]]などで[[相手]]の行動を[[カウンター]]していく[[【フェザーパーミッション】]]ならぬ【Wiraqochaパーミッション】を組んでみるのも一興だろう。~
[[《キラー・トマト》]]・[[《リミット・リバース》]]あたりはもちろん、[[《終末の騎士》]]や[[《早すぎた復活》]]など、サポートの多さは[[《E・HERO フェザーマン》]]にも引けを取らない。~
あちらに比べると[[フィールド魔法]]を維持しなければならない分、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]から守る必要がない利点もある。~
[[召喚]]時の[[効果]]を狙う必要は薄いので、[[《死皇帝の陵墓》]]よりも[[《アンデットワールド》]]・[[《神縛りの塚》]]などを採用して[[メタ]]に回る方が安定する。~

-モチーフはナスカの地上絵の1つである「コンドル」。~
「Wiraqocha(原語表記:wiraqucha)」はインカ宗教の最高位の創造神の名である。~
(正式には、アプ・コン・ティキ・ウイラ・コチャ(Apu-Kon-Tiki-Uira-Cocha)、直訳すれば「土と火と水の絶対なる王」となる)~
ケチュア語表記の[[カード名]]は「最高神の地」を意味する。~

-[[ストラクチャーデッキ−ドラグニティ・ドライブ−]]付属のガイドではこの[[カード]]でのカスタマイズが勧められ、説明には「[[召喚]]時に[[自分]][[フィールド上のカード]]を[[手札]]に戻し」と誤って記載されているが、実際は[[デッキ]]に戻す[[効果]]であり、[[デッキ]]に投入しても足を引っ張ることになる。~


-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星&ジャック&クロウvsレクス・ゴドウィン」戦においてレクス・ゴドウィンが使用した「最強の[[地縛神]]」。~
[[地縛神]]共通の[[効果]]部分を除いたアニメでの[[テキスト]]は以下の通り。
 効果モンスター
 星10/闇属性/鳥獣族/攻   1/守   1
 ●1ターンに1度、自分のターンのバトルフェイズをスキップする事で、
 相手ライフを1にする事ができる。
最強の名に恥じない、シンプルかつ強力な[[効果]]を持っていた。~
[[《栄誉の贄》]]によって[[デッキ]]から[[手札]]に加えられ、次の[[ターン]]に[[贄の石碑トークン]]2体を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]される。~
その[[効果]]によりクロウ、ジャック、遊星の[[ライフポイント]]を立て続けに1にし、前二人をクラッシュによる[[デュエル]]続行不能に追い込んだ。~
最終的に[[《セイヴァー・スター・ドラゴン》]]に[[効果]]を[[無効]]にされ[[戦闘破壊]]された。~
[[攻撃]]名は「デス・シンギュラリティ」、[[効果]]名は「ポーラスター・オベイ」。

--「シンギュラリティ(Singularity)」とは「単独・異常」という意味だが、それ以外にも「特異点」という意味がある。~
[[効果]]名については、「ポーラスター(Polestar)」は「北極星」、「オベイ(Obey)」は「(命令等に)従う」という意味の動詞である。~
どちらにもゴドウィンの「死ぬ時は孤独」という旨の台詞、アニメ版の「1」という[[攻撃力]]、ナスカの「星の民」といった、アニメ5D'sにおける様々な事象が濃縮されている。~

--アニメではルビが「ウィラコチャ・ラスカ」とわずかに異なっている。~

--[[アドバンス召喚]]の際の台詞は「究極の破壊をもたらせ!最強の[[地縛神]]!出でよ!Wiraqocha Rasca!」

--未来でZ-ONEが見ていた遊星の記録では、ナスカに封印された[[地縛神]]の名前が表示される部分があったが、何故かこの[[カード]]だけが記載されていなかった。~

--他の[[地縛神]]と違い、OCG化の際に[[効果]]が全く別物となった。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};に登場した[[《CNo.6 先史遺産−カオス・アトランタル》>《CNo.6 先史遺産カオス・アトランタル》]](アニメ効果)が、この[[カード]]のアニメ版[[効果]]と同じ「[[相手]]の[[ライフポイント]]を1にする」[[効果]]を持っていた。

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE6>ゲーム付属カード#t253175b]]ではレクスが参戦したことで、この[[カード]]に関する専用の台詞がいくつか新録されることになった。~
ここでは[[OCG]]仕様の[[効果]]名も「ポーラスター・オベイ」と名付けられている。~


**関連カード [#me32c586]
-[[地縛神]]

-[[《火車》]]

-[[《氷結界の虎王ドゥローレン》]]

-[[《デビルマゼラ》]]

//―《地縛神 Wiraqocha Rasca》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
//このカードを名指しで指定している魔法・罠・効果モンスターが存在する場合、そのカードをリンク

―《地縛神 Wiraqocha Rasca》の姿が見られる[[カード]]
-[[《地縛大神官》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#ocd431b5]
-[[STARDUST OVERDRIVE]] SOVR-JP026 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 4]] DE04-JP057 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#q0a9f42c]
Q:[[召喚に成功した]]時の[[効果]]分類は何ですか~
A:[[誘発効果]]です。(09/07/19)

Q:[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]のは[[コスト]]ですか?~
A:いいえ、[[効果解決時]]に[[デッキ]]に[[戻し>戻す]]ます。(09/07/19)

Q:この[[カード]]が[[召喚に成功した]]時に強制的に[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:はい、強制的に[[発動]]されます。(09/07/19)

Q:[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]は[[対象]]をとりますか?~
A:はい、[[発動]]時に[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]を選択します。(09/07/19)

Q:この[[カード]]が[[召喚に成功した]]時、[[自分]][[フィールド]]上にこの[[モンスター]]以外の[[カード]]が存在する時に[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]は必ず1〜3枚選択しなければなりませんか?~
  (0枚という選択はできますか?)~
A:[[カード]]が存在する場合なら必ず1〜3枚を選択しなければならず、0枚という選択はできません。(09/07/19)

Q:この[[カード]]が[[効果解決時]]に[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しない場合でも、[[デッキ]]に戻して[[手札]]を[[捨て>捨てる]]させる[[効果]]までは[[適用]]されますか?~
A:はい、その場合でも[[攻撃力]]がアップする[[効果]]以外は[[適用]]されます。(09/07/19)

Q:[[フィールド魔法]]が存在しない時にこの[[カード]]を[[召喚]]した場合でも、[[効果]]は[[発動]]し、[[適用]]されますか?~
A:はい、その場合でも[[効果]]は[[発動]]し、この[[カード]]は[[破壊]]されますが[[デッキ]]に[[戻して>戻す]][[手札]]を[[捨て>捨てる]]させる[[効果]]までは[[適用]]されます。(09/07/19)

Q:[[発動]]時に[[デッキ]]に戻す[[カード]]を3枚選択し、[[効果解決時]]に[[相手]]の[[手札]]が2枚以下になった場合でも、捨てさせて[[攻撃力]]がアップする[[効果]]は[[適用]]されますか?~
A:はい、その場合[[相手]]は残りの[[手札]]を全て捨てさせ、その枚数分[[攻撃力]]がアップする[[効果]]が[[適用]]されます。(09/09/01)

Q:[[エクストラデッキ]]に[[戻した>戻す]]分もカウントされますか?~
A:されます。(09/07/19)

Q:[[トークン]]を[[デッキ]]に[[戻す]]扱いで消滅させた場合、[[モンスター効果]]は[[適用]]されますか?~
A:[[トークン]]を選択する事はできますが、[[トークン]]は消滅し[[デッキ]]に[[戻した>戻す]]数にはカウントされず、[[捨て>捨てる]]させる数にもカウントされません。(09/07/19)

Q:[[発動]]時に[[相手]]の[[手札]]よりも多い枚数の[[カード]]を[[対象]]に選択することはできますか?~
A:いいえ、できません。(09/07/23)~

Q:[[相手]]の[[手札]]が0枚の時に[[召喚]]した場合も[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]は選択しなければいけませんか?~
A:[[効果]]自体は[[発動]]されますが、[[デッキ]]に[[戻す]][[カード]]を選択することはしません。(09/07/31)~

Q:[[自分]][[フィールド]]上の[[相手]]の[[カード]]を[[相手]]の[[デッキ]]に戻した場合、[[相手]]の[[手札]]を[[捨て>捨てる]]させることはできますか?~
A:できます。(09/08/21)~

Q:この[[カードの効果]]に[[チェーン]]して、対象に選択された[[速攻魔法]]や[[通常罠]]を[[発動]]した場合、[[効果解決時]]に[[発動]]した[[カード]]は[[デッキ]]に戻りますか?~
A:いいえ、戻りません。(09/09/01)~

Q:[[フィールド]]上の《地縛神 Wiraqocha Rasca》の[[効果]]が[[《スキルドレイン》]]で[[無効]]になっている場合、[[《キラー・トマト》]]の[[効果]]で[[デッキ]]から別の《地縛神 Wiraqocha Rasca》を[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[デッキ]]の《地縛神 Wiraqocha Rasca》の[[効果]]が[[無効]]になっていないため、[[特殊召喚]]できません。(12/02/09)~

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